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リニア中央新幹線に関する各地組織の状況について、私は品川~名古屋の一部しか確認していませんでした。
リニアを問う愛知市民ネットからの記事 を書きながら大阪の民間組織を知りました。品川~名古屋の学習と共に沿線全体について整理してみようと思っています。
リニア市民ネット・大阪
 2014年10月にリニア中央新幹線の工事着工が認可されました。既に工事が始まっていますが、南アルプスをはじめ沿線の自然環境が大規模に破壊されることが懸念されています。
 このような事態をメディアがほとんど報じないことに危機感を持った人たちが集まり勉強会が始まりました。その後、2015年2月に「リニア市民ネット・大阪」が設立されました。
 わたしたちの会の目的はリニア中央新幹線への関心を高めること、特に関西でのリニア問題の認識を高めることです。

私たちの活動
 リニア勉強会  街頭宣伝活動  その他の活動
 ストップリニア通信 第1号は 2016.3月、最新版は 第19号 2023.8月の掲載
  第1号 2016.3月 /  第19号 2023.8月
リニア市民ネット・大阪(Facebook)
 『リニア中央新幹線事業の問題を関西の皆さんに知っていただくため勉強会』 と自己紹介が書かれています。 報道記事の掲載も多数あり、私が気付かなかった記事が読めるのは有難いです。

大阪府 リニア中央新幹線・北陸新幹線の早期全線開業の実現に向けて(2023年9月13日)
 リニア中央新幹線は、三大都市圏を一体化させて、スーパー・メガリージョンを形成し、東西二極の一極としての大阪が成長していくことはもとより、我が国の経済発展に大きくつながる国土政策上極めて重要な社会基盤です。
 大阪府は、リニア中央新幹線の1日も早い全線開業に向け、大阪の官民が一体となった協議会や沿線10都府県で構成する同盟会を通じ、国等への働きかけや機運の醸成に取り組んでいます。

初めて目にした大阪府のサイトから最近の記事をリンクしました。大阪府はリニア中央新幹線と北陸新幹線とをまとめて記事になさっておられるようです。
ここに掲載されたスーパー・メガリージョン、懐かしい言葉です。
甲府市長も参加されて 「リニア時代を見据えたまちづくりシンポジウム」 が開催されました この記事を書いた時、スーパー・メガリージョンを知ったばかりでしたが書込んだのを思い出しました。

国土交通省サイトに スーパー・メガリージョン構想検討会 は生きています。
 『最終とりまとめ(令和元年5月20日) 人口減少にうちかつスーパー・メガリージョンの形成に向けて~時間と場所からの解放による新たな価値創造~』
 人口減少にうちかつスーパー・メガリージョンの形成に向けて ~時間と場所からの解放による新たな価値創造~ このファイルの冒頭を画像として掲載します・・・
 スーパー・メガリージョン


リニア中央新幹線建設が完了した時、国土交通省はこの構想でリニア沿線各地の新しい発展に力を注ぐのでは? 私はそう思いたいのです!

リニアのルートにより自宅を失ったり、環境が悪くなった方々に関する話しは知りましたが、国や地域の行政がどう対処したのか私は全く知りません。

愛知から大阪までの三重県、奈良県についてもリニア中央新幹線に対する状況を確認・学習していこうと考えています。先は長い・・・


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この記事で、「国土交通省・有識者会議 2023年12月7日の報告書」について記録しましたが、朝日新聞も報じた長崎幸太郎知事の2023年12月20日の記者会見でのご発言の内容を記録しておきます。
知事記者会見(令和5年12月20日水曜日)
リニア中央新幹線に係る開業時期についての受け止めと先行開業についての考え
 記者質問・・JR東海が開業時期について国に変更届を出しました。ご存知の通り、2027年から2027年以降ということに変更されたと思いますが、改めて知事のお言葉でこの受け止めと、あと先日の会見で、全線開通を前提というふうにしながら、一部先行開業も歓迎したいというようなご発言があったと思いますが、先行開業についての知事のお考えを改めて頂戴してよろしいでしょうか。
【記者質問にある「先日の会見で、」は 知事臨時記者会見(令和5年12月13日水曜日)で『リニア中央新幹線に係る今後の対応について』の発言】
【今回の長崎知事ご発言は長文ですから部分引用致します、読み易いように長文記事は改行します】

 2番目のご質問の先行開業についてですが、繰り返しになりますけれども、リニアはとにかく品川から山梨県を通過して、もちろん山梨県駅で止まっていただきますが、名古屋そして大阪まで全線開通することで初めて効果が最大化されると、これは全く変わらない認識でありましてそれが大前提です。
 ただ、南アルプストンネルは大変長大な、巨大な工事になって、相当程度の日数もかかるのかなとも思います。
 とすれば、仮に甲府から品川までの間が先に完成が見通せるような場合であれば、トンネルができるまでの間は、品川から甲府の間を行ったり来たりというのもない話ではないんじゃないかなと。
 むしろ我々山梨県としては、JRがそういう経営判断ができるような、そんな環境を整えていくのに何が必要なのか、それも考えながらそれに向けての現実的な対応というものを考えていきたいと思っています。
 

【追録】2023年12月21日〔朝日新聞〕
リニア「品川と甲府の往復もあり」 山梨知事、部分開業を歓迎の意向
 山梨県の長崎幸太郎知事は20日の記者会見で、リニア中央新幹線について「東京・品川と甲府の間の往復もありだ」と述べ、全線開通を前提としながらも、部分開業を歓迎する考えを示した。
 リニア計画をめぐっては、静岡工区の南アルプストンネルの掘削工事に着手の見込みが立たないことなどから、JR東海が14日、東京・品川―名古屋間の工事完了時期について「2027年」から「27年以降」に変更する申請をした。これを受けて静岡県の川勝平太知事は「開通できる状態のところから開通をしていくべきだ」と、持論の部分開業を改めて主張する談話を発表している。
 こうした動きについて長崎知事は「リニアは全線開通することで効果が発揮されるという認識は変わらない」としながらも「南アルプストンネル工事は相当日数がかかる。甲府から東京・品川までの完成が見通せる場合は、トンネルができるまでの間は品川から甲府の間を行ったり来たりもない話ではない。山梨県としてはJRがそういう判断ができる環境を整えるためには何が必要か考えたい」と述べた。(米沢信義)

2023.12.23 リニア開業遅れ受け、山梨で高まる部分開通の待望論 実験駅を観光利用の声も〔産経新聞〕
 山梨県内で、リニア中央新幹線の部分利用の待望論が高まってきた。
長崎幸太郎知事は「全線開通が大前提だが(品川・甲府間の)部分開通は歓迎」と表明したほか、甲府商工会議所は甲府市に建設予定の山梨県駅をリニア実験線駅として観光に役立てる先行利用を要望している。
静岡工区の着工が遅れを理由に、JR東海が、リニア中央新幹線の品川-名古屋間の工事完了時期をこれまでの「令和9年」から「令和9年以降」に変更するなど大幅な開業遅れが確実視されてきたことが背景にある。

■すでに3年遅れ、さらに…
 リニア工事をめぐっては、静岡県の川勝平太知事が、南アルプスのトンネル工事で大井川の流量が減るとして工事着工を認めておらず、同工区の着工のめどは立っていない。JR東海は明確にしていないが、すでに開業に向け、現時点で少なくとも3年の遅れがあるとされ、静岡工区着工が遅れれば、さらにそれだけ開業が先延ばしされる。
【非掲載の部分あり】
 それに対し、山梨県内でのリニア関連工事は9年の開業を前提に進めてきた。
今年に入ってからは「利根川公園部高架橋」(富士川町)が完成したほか「第一南巨摩トンネル」(同)が貫通。
さらに、南アルプス市と中央市を結ぶ「釜無川橋りょう」などの、多くの大型構造物が姿を現し、山梨県民や関係者はリニア開通に向けた動きを目の当たりにしている。
 開業が9年以降へと変更され、大幅な遅れがほぼ確実になるなかで、川勝知事は、南アルプス以東の山梨県駅までを、先行的に部分開業させるべきとの主張を繰り返している。

山梨県の長崎知事は工事完了時期変更発表後の20日の定例会見で、「リニアは全線開通で初めて効果が最大化されることが大前提」としながら「南アルプストンネルは長大、巨大な工事となって相当程度の日数もかかる。とすれば品川から甲府の間を行ったり来たりというのもない話じゃない。JR東海がそういう経営判断できるように環境を整える現実的な対応を考えたい」と、これまで部分開通について公式的な発言を避けてきた中で、一歩踏み込んで発言した。

■山梨県駅を早期完成させ、観光客呼び込む
 一方で、甲府商工会議所は、山梨県駅を早期に完成させ、現在のリニア実験線の一部として活用することを県やJR東海に要望している。
【非掲載の部分あり】
 現在の実験線は都留市の山梨実験センターだけで乗降。そのため実験センターで乗り込み、時速500キロを体験した後、また実験センターに戻ってリニアから降りるという状況だ。これに対し、実験センターと山梨県駅の両方で乗降できれば、甲府地域への観光客流入につなげることができるという読みだ。

 商工会議所の越石寛専務理事は、「品川-山梨県駅の先行開業が第一の希望だが、そうでなくても山梨県駅が実験線の駅となることで、観光コースに十分なり得る」とし、さらに「世界最高速の時速500キロの体験は訪日外国人観光客にも人気を博すことは間違いなく、実験線自体が新たな観光資源になる」と、太鼓判を押す。
 国家的なプロジェクトであるリニア新幹線だが、川勝知事が静岡工区の工事着工を認めないことで、計画が進まない状況だ。その影響は山梨だけでなく、沿線の各地域でもマイナスの影響となっていることは確実。

今月7日に国土交通省の有識者会議が、JR東海による一連の対策を適切と評価する報告書を取りまとめるなど、進展がみられており、この報告書で、「(未着工となっている)静岡工区の着工が前進することを期待する」(長崎氏)というのが、関係者の共通した思いだ。

国土交通省・有識者会議 2023年12月7日の報告書
 記事の最後に書かれていますが、『今月7日に国土交通省の有識者会議が、JR東海による一連の対策を適切と評価する報告書を取りまとめるなど・・・』 がポイントと思えます。

「リニア中央新幹線静岡工区に関する報告書(令和5年報告) ~環境保全に関する検討~」のとりまとめ及び斉藤国土交通大臣と丹羽東海旅客鉄道株式会社社長の面会について 令和5年12月7日

リニア中央新幹線静岡工区に関する報告書(令和5年報告) ~環境保全に関する検討~ リニア中央新幹線静岡工区 有識者会議 令和5年12月(PDF形式)

リニア中央新幹線静岡工区に関する報告書(令和5年報告) ~環境保全に関する検討~ 概要 国土交通省(PDF形式)
この記事の最後に書かれています・・・
 ・JR東海は、環境保全措置やモニタリング等の対策に全力で取り組むと共に、地域の関係者との双方向のコミュニケーションを十分に図ることが重要であり、南アルプスの環境保全の様々な取組みに積極的に貢献することが期待される。

リニア中央新幹線南アルプス・トンネル工事の問題解決、その最終段階と思いますが、有識者会議の結論について、静岡県庁、市町村の対応が気になります。年明けに確認したいと思います。
【追録】2023年12月21日 共同通信
JR東海、取水抑制で基本合意 東電と、リニア静岡工区の対策
 JR東海は21日、リニア中央新幹線静岡工区の湧水流出対策で、上流の田代ダム(静岡市)の取水抑制案の実施について、ダムを管理する東京電力側と同日付で基本合意したと発表した。
 JR東海の丹羽俊介社長が名古屋市内で開いた定例記者会見で明らかにした。取水を抑制する方法や補償の考え方について合意したという。


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NHK山梨 2023年10月5日
富士塚と信仰文化 住民がつなぐ
 「富士塚」というものを見たり、登ったりしたことがあるだろうか。富士山を模した人工の山などのことで、登山道や神社、胎内樹型といった本物の富士山にある見どころを再現したものもある。富士山への信仰登山が盛んになった江戸時代以降、関東地方を中心に造られたが、信仰文化の衰退とともに維持・管理は年々難しくなっている。
 こうした中、地域住民がみずから担い手となって、富士塚や信仰文化を将来につないでいこうという取り組みが新たに始まった。山梨との交流も再び活発化し、新たな継承の形を生み出そうとしている。(記者 関口紘亮)

子供の頃に過ごした都内の町に小さな富士山があって皆で遊んだと、富士山関係の記事に書いたのですが、NHKの記事にめぐり逢いました。
NHK記事から記録しておきます・・・
富士塚とは
 富士山のふもと、富士吉田市にある博物館「ふじさんミュージアム」では、“ミニ富士塚”が展示されている。富士山を思わせるゴツゴツした岩。「1合目」「3合目」などと書かれた「合目石(ごうめいし)」。山頂には富士山の神様「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」がまつられたほこらがある。

ふじさんミュージアム 学芸員 篠原武さん
 「江戸時代、富士山を信仰して登山する『富士講』が盛んになりましたが、昔の江戸からここまで来るのに往復で7泊8日くらい。時間もお金もかかるので、なかなか登ることはできませんでした。そこで身近に富士山をおまつりすることで、いつでもお参りできるようにしようと造ったのが富士塚です。」

住民が守る「田子山富士塚」
 そうした中、地域住民でつくる保存会によって守られている、数少ない富士塚があると聞き、埼玉県南部の志木市に向かった。ここにあるのが、明治5(1872)年に造られた「田子山富士塚」だ。

保存会活動きっかけに 山梨と交流も
 保存会と山梨県の人たちとの交流も深まっている。富士吉田市で毎年行われている神事のひとつ、吉田胎内祭。この吉田胎内樹型を開いたのが現在の志木市出身の修行者という縁から、保存会の人たちも祭りに参加するようになった。
 交流は自治体レベルに波及し、志木市と富士吉田市は平成29(2017)年、「文化・観光交流協定」を締結。往来がますます盛んになっている。

保存会活動きっかけに 山梨と交流も
 保存会と山梨県の人たちとの交流も深まっている。富士吉田市で毎年行われている神事のひとつ、吉田胎内祭。この吉田胎内樹型を開いたのが現在の志木市出身の修行者という縁から、保存会の人たちも祭りに参加するようになった。
 交流は自治体レベルに波及し、志木市と富士吉田市は平成29(2017)年、「文化・観光交流協定」を締結。往来がますます盛んになっている。

ふじさんミュージアムの学芸員の篠原さんも、富士山の信仰文化を後世に伝えていく上で保存会は見習うべき存在だと話す。
 「富士山のふもとに住む僕らが富士山の文化を守っていく上で、志木市と田子山富士保存会の活動は先達として目指すべき姿だと思いますし、すごく勇気づけられます。すべてを昔のまま守っていくことはできないので、時代にあった形で富士山の文化を守り、富士山を愛する多くの人と協力していくかが求められていますし、次の10年、20年と新たな形で発展していくといいなと思います。」
コロナ禍の数年、富士吉田市の火祭りにも出掛けていないのですが、NHKのお蔭でよい勉強になりました。
「富士山の信仰文化」 良い言葉に巡り合えて良かったです。NHKさんに感謝します。


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武田信玄公の没後450年に企画展 テーマ3 ~12月24日(日) (甲府市・信玄ミュージアム)
まちに待った最終バージョンです。
信玄公没後450年企画展ラストテーマが始まりました 2023年11月22日~12月24日

テーマ3 旧武田家臣団と徳川家康
 信玄公が身分や出自にとらわれず、有能な家臣を育成し、譜代の名家に入れるなどして重用したことで武田家の領土は拡大し、その軍団は他国から恐れられました。
 しかし、信玄公が抜擢した武田四天王とも言われる山県昌景や馬場信春、内藤昌秀らが長篠で戦死すると、武田家は急速に力を失いました。
【中略】
 今回の企画展では、ちょうど大河ドラマの終盤ともリンクして、旧武田家臣団と徳川家康との関係に焦点をあてた展示としました。
 展示では家康に臣従した者が多数派を占める中、反徳川として名を上げた真田家も取り上げています。
 どんな内容になっているか、ぜひご見学の上、お楽しみください。
【引用は以上です。】
 
テーマ3 旧武田家臣団と徳川家康・・・画像を引用させていただきます
テーマ1、2については 武田信玄公の没後450年に企画展(甲府市)テーマ2 後期~11月20日 で書いてきました。今回は始めて画像も引用させていただきました。
あらためて最初の記事から読み直したいと思っております。そしてこのようなサイトを継続されて来られた方々に心から感謝申しあげます。


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2023.12.16 「富士登山鉄道は大幅に自然破壊」市民らが山梨県に計画中止要望〔毎日新聞〕
 山梨県が検討している「富士山登山鉄道構想」について、国立公園の研究者らで構成する「建設に反対する市民の会」は、長崎幸太郎知事に計画中止を求める「要望書」を提出した。県は環境問題への対応を理由としているが、「富士山観光への過剰な期待から生まれた」と指摘。付属施設の整備で「自然・環境を大幅に破壊し、風景を台無しにする」と批判している。

 県は、5合目まで延びる道路「富士スバルライン」で、次世代型路面電車(LRT)を運行したい考え。一般車を入れないため、二酸化炭素(CO2)の排出抑制につながるとする。現在、冬は積雪で道路を閉鎖するが、LRTを通年営業にして、来客の夏季集中を分散させる効果も挙げている。

 要望書では、CO2排出抑制は電気バスの活用で可能であり、観光客の集中は、入山料徴収や入山者数制限で避けられると訴えている。LRT運行に伴い、駅舎や観光施設、発電設備などの「巨大なインフラ整備が必要」と指摘。雪崩や土砂崩れの「リスクも大きく、観光客を危険にさらす」と警告している。

 環境省や文化庁などにも「無謀な計画」を認めないよう要望書を提出したという。
 長崎知事は13日の記者会見で、「もう少しアップ・ツー・デート(最新化)された議論を追いかけていただきたい。以前いろんな所で指摘された問題を焼き直すのではなく、新しい議論を追加していただきたい」と述べた。同会世話人代表の村串仁三郎・法政大名誉教授(88)は、取材に対して「そもそも計画の骨格が問題で、そう逃げるのは分かっていた」と話した。
 同会は11月に発足。環境や公害の研究者、ジャーナリスト、一般市民などが参加している。【去石信一】

2023.12.13 富士登山鉄道、中止を 反対する市民の会「大幅に自然破壊」 県に要望書 /山梨〔毎日新聞〕【このページは有料記事ですから部分掲載です】
 山梨県が検討している「富士山登山鉄道構想」について、国立公園の研究者らで構成する「建設に反対する市民の会」は、長崎幸太郎知事に計画中止を求める「要望書」を提出した。県は環境問題への対応を理由としているが、「富士山観光への過剰な期待から生まれた」と指摘。付属施設の整備で「自然・環境を大幅に破壊し、風景を台無しにする」と批判している。
 県は、5合目まで延びる道路「富士スバルライン」で、次世代型路面電車(LRT)を運行したい考え。一般車を入れないため、二酸化炭素(CO2)の排出抑制につながるとする。現在、冬は積雪で道路を閉鎖するが、LRTを通年営業にして、来客の夏季集中を分散させる効果も挙げている。


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2023年12月15日 富士山 安全な登山へ対策検討する会議 進捗状況に懸念の声(NHK山梨)
 山梨県は、富士山の安全な登山の実現に向けて地元の事業者などと対策を検討する会議を開きましたが、参加者からは検討の進捗状況を懸念する意見が出されました。
 山梨県は、富士山の安全な登山を実現しようと登山者数の規制などを含めた対策を検討していて、来年の夏山シーズンに向け、ふもとの自治体や山小屋、それに登山ガイドなどとことし10月から意見交換を行っています。
 15日は富士吉田市で2回目の会議が開かれ、県の担当者はこれまでに夜間など一定の時間帯では山小屋の宿泊者以外の登山を制限してほしいとか、弾丸登山を抑制してほしいなどといった意見が寄せられていることを説明しました。
 これに対して出席者からは登山の規制や制限を行う具体的な方法を早急に示すべきだとか、山小屋ではすでに来年に向けて旅行会社の予約が始まっていて、現在の検討状況では来年の夏山シーズンに間に合わないなど、検討の進捗状況を懸念する意見が出されました。
 会議のあと、富士吉田市案内人組合の小山田俊夫組合長は「県から具体的な方策が示されるかと思ったが、ほとんど検討が進んでいないことがわかりがっかりした。お客さんの身を守るために自分たちでも対策を考えていきたい」と話していました。
 一方、県世界遺産富士山課の笠井利昭課長は「現場が困惑している状況なので、早急に対策を検討したい」と話すにとどまりました。

これまでメモしていた2023年12月15日までの報道記事をブログ掲載しました。山梨県庁と関係自治体からの記事は後日に整理しておきたいと思います。


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2023.12.20 産経新聞 富士山5合目の一部を入山規制、道路法の適用除外
 山梨県の長崎幸太郎知事は20日の定例会見で、来年7月の富士山開山に向け、山梨側からの「吉田口登山道」の5合目の一部を道路法の適用除外にして、入山規制をかけることができるようにすると正式に発表した。5合目登山口に登山者規制のゲートを設置し、時間帯と登山者総数で規制をかけるほか、通行料を徴収する。

 長崎氏は「5合目での(入山)規制で、今夏に大問題となった頂上付近での過度な混雑を避けていきたい」と説明した。

 今年の富士登山シーズンには多くの登山者が殺到。特に山小屋に宿泊せず、夜通しで頂上を目指す「弾丸登山」が多く、これにより山頂付近では大渋滞と深刻な混雑、登山道での仮眠やたき火などのマナー違反が相次いだ。
【中略】  
 県としてはこれまでも弾丸登山者をなくすための規制を検討してきたが、県道である登山道が「一般交通の用に供する道」と定める道路法が適用されることから、混雑などを理由として規制をかけることはできなかった。

 そこで5合目のロータリー付近から「泉ケ滝」の間の登山道を道路法の適用外の県有地とする。これによって、県の判断でこの場所の登山者の通過に対し、一定の規制をかけることができるようになる。

 規制ゲートを設置し、弾丸登山対策として午後4時から午前2時は通過できないようにするほか、1日当たり通過者が4000人を超えた場合、ゲートを通過できないようにする。

 多くの山小屋宿泊者は午後4時以前にこのゲートを通過することが一般的な中で、宿泊予約をしている登山者については例外的に午後4時以降でも、4000人の上限に達した後でも通過できるようにする。

【最後の記事です】
 このほかゲート通過者からの通行料徴収、安全誘導員やガイドに指導権限を与えることなどの総合的な安全確保対策の条例を、来年の2月の県議会に上程し、来年の7月の開山までに、これらの規制を実施できるようにする考えだ。
知事記者会見(令和5年12月20日水曜日)
 富士登山における総合安全確保対策(骨子案)について
 この説明が報道記事内容と一致します。
富士登山における総合安全確保対策(骨子案)
 画像ページです、もう一枚ある2枚画像です

 記者会見では記者からの質問と知事ご回答が多数掲載されています。
この対策案が実施されるのは2024年の富士登山開始からです。その前から富士登山新システムを海外の人々を含めて公表・説明と思います。


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2023.12.15 山小屋関係者「間に合わない」 富士登山の条例化 県から具体策示されず 山梨県(YBS山梨放送)
 安全な富士登山へ、県と山小屋関係者らによる意見交換会が15日、富士吉田市で開かれました。
 意見交換会には山小屋関係者やツアーガイドら19人が参加し、県が規制の検討状況を説明しました。ただ、説明は規制に向けた関係者との意見交換の内容を報告するにとどまり、登山者数の上限や登山できる時間帯など規制の具体策については、検討中としました。
 一方、山小屋はすでに来シーズンの予約が埋まってきているとし、出席者からは「予約客に規制状況を説明できない」「もう間に合わないのではないか」などとする声が相次ぎました。
 県は「慎重かつ早急に検討を進めていきたい」としています。

2023.12.14 事実上の“開業遅れ” リニア開業時期を2027年以降に変更 山梨県(YBS山梨放送)
 リニア中央新幹線について2027年の開業を目指しているJR東海は14日、開業時期を「2027年以降」に変更したことが分かりました。JR東海はこれまでも4年後の開業について「困難」との認識を示していましたが事実上、開業の遅れを示した格好です。
 JR東海は14日、国土交通省で会見を開きリニア中央新幹線の品川ー名古屋間の建設工事を巡り国に設備や車両についての認可申請を行ったことを報告しました。申請ではこれまで「2027年」としていた工事の完了予定を「2027年以降」と変更しました。
 理由についてJR東海は静岡県が懸念を示す南アルプストンネル工事の着手の見込みが立たないことを挙げています。
 南アルプスのトンネル工事を巡っては静岡県の川勝平太知事が静岡工区の着工を認めおらず、13日も部分開業を主張するなど議論は平行線をたどっていました。
 JR東海は2020年7月に金子慎社長(当時)が「2027年の開業は困難」との認識を示して以降、開業時期について繰り返し「見通せない」としていましたが初めて公的な資料で開業の遅れを示した格好になります。
 開業の遅れについてリニア山梨県駅周辺の地権者は「知事が代わるたびに駅周辺の整備方針が変わり地元が振り回されてきた。これ以上いろいろ変わる前に開業してほしい」としました。
 また、長崎知事は開業時期の変更について、「JR東海には少しでも早い開業を目指して地域の理解と協力が得られるよう、しっかりと取り組んでいただきたい」と注文を付けました。

2023.12.12 富士山登山鉄道構想 反対の有志団体が計画中止など求める要望書提出 山梨県(YBS山梨放送)
 富士山登山鉄道構想に反対する有志団体が、県や環境省など6つの機関に、計画の中止や構想を認めないよう求める要望書を提出しました。
 要望書は12月10日付で、「鉄道の敷設は自然環境を大幅に破壊する」などと指摘。法政大名誉教授で団体の代表世話人の村串仁三郎さんは「構想は観光重視で環境保全を軽視する計画だと感じる。引き続き反対運動を行っていく」としています。


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2023年12月22日、NHK山梨の報道で知りました・・
NHK記事部分画像です
ダイヤモンド富士については以前、何かで知ったのを思い出しましたが、自分がダイヤモンド富士を見た記憶はありません。
いつものように関連サイトを確認・・・3件を記録しておきますが多数のサイトがあるようです。
山中湖観光協会・ダイヤモンド富士
 富士山頂に太陽が重なる瞬間。自然が織りなす神秘の絶景! 【 期間 】10月中旬~2月末まで
その他、鑑賞について地域その他の詳しい説明が書かれています。
国土交通省関東地方整備局・ダイヤモンド富士 「関東の富士見百景」案内の一部のようです。
「ダイヤモンド富士は、次の選定箇所で見ることができます」と書かれて、茨城県から山梨県まで見られる場所の案内一覧表に驚きました。
富士の国やまなし・富士山に輝く神秘の光!絶景ダイヤモンド富士を求めて山梨へ
 富士山の山頂部に後光のように太陽が輝く「ダイヤモンド富士」。いつでも、どこからでも見られるわけではなく(1)場所、(2)時季と時間(日の出と日没)、 (3)気象条件が揃わないと見られない貴重な光学現象です。山梨には山中湖、河口湖や本栖湖はじめ、ダイヤモンド富士の観光スポットがいろいろ。さらに湖面にダイヤモンド富士が映る「ダブルダイヤモンド富士」が見える場所も。山梨でダイヤモンド富士に出会えるスポットをご紹介します。
富士宮市の道の駅 朝霧高原 このトップページにダイヤモンド富士の写真が掲載されています。
 別記事で、ダイヤモンド富士
『今日はダイヤモンド富士でした! 昨日の雨で富士山に雪も積もってキレイに撮れました!』と書かれています。(2021年2月16日の記事)
国交省データを確認して情報に注意し、ダイヤモンド富士 をこの目で確認したいです。


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2023年12月22日 長崎知事“富士北麓に国際会議場建設 周辺にホテルなど整備”(NHK山梨)
 富士山と周辺地域の魅力向上に取り組む県の組織が開催する講演会が都内で開かれ、長崎知事は富士北麓地域に国際会議を開催できる規模の会議場を建設し、周辺にホテルなどを整備する考えを示しました。
 県は、世界文化遺産の富士山や周辺地域の魅力向上に取り組む「富士五湖自然首都圏フォーラム」という組織をつくり、国内外への発信を強化していて、22日は組織の設立から1年を記念した講演会が都内で開かれました。

 冒頭、長崎知事は「富士北麓地域を、新たな時代に求められる首都圏にすることを目標に取り組んできた。より多くの国や企業、団体に参画してもらい国際協働プロジェクトを創出すべく尽力したい」とあいさつしました。
 そのうえで長崎知事は、この地域に政治や経済のリーダーが集う世界経済フォーラムの年次総会、通称「ダボス会議」を開催できる規模の国際会議場を建設し、その周辺のイベント広場やホテルなどを整備する構想を考えていると説明しました。

 このほか、講演会では県が普及を進める二酸化炭素を出さずに製造する「グリーン水素」を活用して地域の交通網に水素自動車の導入を検討するなど地域一帯を「グリーンコミュニティー」に発展させていくことも紹介されました。 講演会にはフォーラムの取り組みに関心を持つ企業の関係者などが出席し、県は取り組みへの参画を募っていました。
 このあと長崎知事は記者会見し、「会議場はどういう場所がよいかなど下調べはしており、来年1年間で具体的なアクションが始まるので、いくつかのイベントなどの実績が積み上がっていくなかで実現していきたい」と話していました。
富士五湖自然首都圏フォーラム
 山梨県は、富士山の「世界文化遺産登録10周年」を契機として世界に誇る富士山の裾野に広がる自然豊かな地域であり日本を代表する観光リゾート地でもある「富士五湖地域」を新たな時代に求められる「自然首都圏」へと発展させていくことをめざし産官学労社広民※の協働組織体「富士五湖自然首都圏フォーラム」を設立しました

 「自然首都圏構想」とは、国内最高の観光リゾート地と最先端の首都圏機能を融合させた「世界に類を見ない先進的地域」を創出する構想です

産官学労社広民 = 産業界・民間企業、政治・行政、大学・教育機関・研究機関、労働組合、社会貢献団体・NPO・社会起業家、メディア、国民・県民
2022.12.22 「富士五湖自然首都圏フォーラム」の設立を発表
 記者発表会で使用したフォーラム概要資料は以下のURLに掲載しています。
  富士五湖自然首都圏フォーラム(PDFファイル)

 「やまなし自然首都圏構想研究会」開催概要は、山梨県ウェブサイトの次のページでしょう。
  リニア未来創造推進グループ > やまなし自然首都圏構想研究会

  リニア未来創造推進グループ
 このサイトはリニア中央新幹線計画に関係する組織で、「やまなし自然首都圏構想」もリニア中央新幹線に関連するプロジェクトと思えます。

設立1年目の記念講演会が都内で開催されました。
富士五湖自然首都圏フォーラム一周年記念講演会
 「富士五湖グローバル・ビレッジ」と「富士グリーン水素コミュニティ」は、何をめざすか 2023年12月22日(金)に東京コンベンションホールで開催
NHK報道に書かれているのは以上の組織かとリンクしました。記事が豊富なので自分が確認した点に間違えがあるかも知れません、
「産官学労社広民」と表示された事業組織、施設から発信された記事があるかも知れません、あらためて内容確認するつもりです・・・
山梨県庁の大規模プロジェクトが富士山大噴火で消滅悲劇にならないことを祈りつつ・・・


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