日本財団はなぜ今、熊本城の再建支援を約束したのか 4月20日 gooニュースが転載したこの記事のソースは、
THE PAGE(ザ・ページ)2016.04.20 19:00 記事です。
「東日本大震災での経験と教訓を生かして」の内容は納得できるものがあります。人にはそれぞれ心の支えになるものが何かしらあるはずですから。
公益財団法人日本財団(The Nippon Foundation) がこれまでの活動から得た「文化財や文化への支援は人々の心の支えや希望になる」という教訓はその意味で理解できます。
私自身としては、カネの使い方は大切だが稼ぎ方はもっと大切だと思っています。
「波騒(なみざい) は世の常である。波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い、雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水の深さを。(吉川英治・宮本武蔵)」【以上追記 2016.04.20 深夜】
goo から 「平成28年熊本地震災害支援募金」の受付を開始しました(2016年4月19日)と通知が届いたので、私もgooポイントを使って応募しました。このブログはNTT系列が運営する gooブログ です。
gooニュースを見ている時に気付いたニュース記事・・・
◇ 熊本城再建支援に30億円 日本財団「日本の重要な文化財」
◇ 「熊本城の光景は見ていられない」 鶴ケ城で募金活動
◇ 地震で倒壊しなかった熊本城 加藤清正の築城技術に注目
熊本城の被害はテレビニュースで伝えていたので、瓦が崩れ落ちた様子も見ていますが、「また砂煙を上げながら崩落する様子が報じられた熊本城の瓦だが、瓦を固定せず地震が来た際には屋根の瓦を落とすことによって建物を軽くし、建物自体が倒壊しないようにするのが先人の知恵であり、建築技術通りとの指摘もある。」 には驚きました。
気象庁に、平成28年(2016年)熊本地震の関連情報 というホームページがありますので、「平成28年(2016年)熊本地震」が公式な名称なのだと思います。先日の記事で私は「熊本震災」と書いてしまいました、ネット情報を未確認でした。
私のささやかなgoo募金は、まず被災者の方々への支援に向けられるものと思っています。熊本城は被災地の全てが落ち着いた後で復旧を考えればよいと思います。日本財団は東北大震災でも支援活動していたことは知っていますが、今回「熊本城再建支援に30億円」と早々に打ち出したことは私には理解不能です。
蛇足ですが、東北大震災の時に義援金・支援募金が被災地・被災者の方々に届くまでにかなりの時間を要したなどの問題が指摘された事を思い出しますので、ジャーナリズムはこういう点にも目を向けていて欲しいと願います。
【追記】日本財団サイトを確認しました。
◇ 平成28年熊本地震への支援(ホームページ)
◇ 【緊急記者発表のご案内】「熊本城」再建に30億円~熊本地震 第一弾支援策~ 第一弾支援策として (1)~(5) がリストされています。
(2)100万円を上限としたNPO、ボランティア活動支援に10億円とのことです。支援ホームページには、『早急な支援を鑑み、書類と電話による審査で迅速に対応します。』
この件は 熊本県公式 熊本県 NPO・ボランティア情報サイト からも具体的な情報が得られると思えます。東日本大震災の時もそうでしたが、地域のNPO・ボランティア組織、社会福祉協議会などが求めるボランティア活動の5W1Hを発信続けると思います。
◇ 熊本県社会福祉協議会 災害ボランティア情報 『よって、被災地でのボランティア活動の募集については、人命救助の次の段階となるボランティア募集の案内ができる状況になり次第、こちらのページでお知らせします。』[2016年4月18日(第5報)]
上の追記を書きながら気になったことがあり確認しました・・・
◇ 福岡県NPO・ボランティアセンター-災害ボランティア情報 『当ホームページでは、平成28年4月14日、16日に発生した平成28年熊本地震による被災地を支援したいと考えている皆様に、参考となる情報を提供しています。(随時更新します。)』
このページから気付いたのが・・・
◇ 熊本地震特設サイト 『本サイトは、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議が、全国社会福祉協議会はじめとする構成団体や関係団体との連携のもと運営しています。』
熊本地震について直ちに情報ページを更新し特設サイトを案内した福岡県が素晴らしいです。悲惨な災害の中ですが、ネティズンとしては久しぶりに心に響くものを感じます。
熊本県社会福祉協議会の情報整理と発信は凄いですし、この福岡組織のようなスタンスは全国で見習ってほしいです。