2022年5月19日
コーセーコスメポート、山梨県南アルプス市と 「ユネスコエコパーク×PEACEFUL GREEN PROJECT」パートナー協定 を締結 コーセーコスメポート株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 孝雄)は、山梨県南アルプス市と包括的な自然環境保全に向け様々な活動を推進するために、「ユネスコエコパーク×PEACEFUL GREEN PROJECT」パートナー協定を、2022年 5 月 19 日、南アルプス市役所にて締結しました。
【以下、長文記事です、ご一読ください。】
2022年5月19日
コロナ禍で訪日観光客が激減 当初より3年遅れも「AI活用のスマート工場」2024年稼働を目指す コーセーの新工場 山梨 (TBS/UTYテレビ山梨)
大手化粧品メーカー「コーセー」が
山梨県南アルプス市に計画する新工場について早ければ再来年、2024年の稼働を目指していることがわかりました。 当初より3年遅れての稼働となります。 大手化粧品メーカーコーセーは南アルプス市野牛島のおよそ11万㎡の敷地に化粧品を製造する新たな工場の建設計画を2019年に明らかにしています。
当初は2021年の稼働を目指していましたが新型コロナウイルスの影響で需要が高かった外国人観光客が大幅に減少したため、稼働予定を延期し現在も工場は着工していません。 この新工場計画について早ければ再来年、2024年の稼働を目指していることがわかりました。 300人から400人とする地元の雇用計画には変更はありません。
一方、生産体制については主にインバウンド需要を想定した大量生産から、多様なニーズに素早く対応するため多品種少量生産に切り替えるということです。 コーセーは「デジタルやAIを活用したスマート工場を計画している。地域活性化や環境保全などにも協力したい」としています。 また南アルプス市も「2024年の稼働に向け全面的にバックアップしていきたい」としています。
2019年4月27日~掲載記事です・・・
◇ コーセーが南アルプス市に新工場(2019年4月26日 NHK甲府放送局)、以下抜粋
アジアで日本製の化粧品の需要が高まっていることを受けて、大手化粧品メーカーのコーセーは南アルプス市に新しい工場を建設することなりました。
新工場は再来年度以降に稼働する予定で、300人から400人程度の雇用を見込んでいるということです。
会社の発表などによりますと工場が建設されるのは南アルプス市が造成した工業団地のおよそ11ヘクタールの敷地です。
地元、南アルプス市の金丸一元市長は「地域経済の発展や雇用の拡大とともにまちづくりへの協力にも期待している」とコメントしています。
企業サイトの記事を確認しましたので一部を引用しておきます。ソースは 株式会社コーセー・ニュース・IRリリース (2019年) に掲載されたPDFファイル・『2019年04月26日 山梨県南アルプス市に新たな生産拠点建設のお知らせ』(242 KB)です。
1.新たな生産拠点の建設目的(引用省略)
2.南アルプス工場(仮称)について
南アルプス工場(仮称)は、南アルプス山脈で育まれた清澄な水と美しい自然に囲まれた環境の下、ISO22716 化粧品 GMP に準拠した生産環境を持ち、万全な品質保証体制の中で生産することで、新たな価値を加え、経済性・機能性に優れた環境配慮型の工場として整備します。配置される生産設備はスキンケア・ヘアケア製品を中心とし、今後の需要拡大へのスピーディな対応が可能となる工場を目指します。
また、ここで働く社員のモチベーション向上に繋がる快適で充実した職場環境の整備、さらにIoT/AI 活用により創業以来、既存工場にて蓄積された「モノづくり」熟練技能のデジタル化による技術伝承や、研究所の開発データをシームレスに共有するインフラ環境を整備し、各拠点間のシナジーを最大化する「モノづくり」拠点を実現させます。
なお、当社は工場周辺の恵まれた自然との共生を目指し、地域の方々と連携しながら、水資源を育む森林を守る活動にも積極的に取り組んでいきます。
3.南アルプス工場(仮称)の概要(引用省略)
4.山梨県南アルプス市について
山梨県は世界文化遺産の富士山をはじめ、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父などの山々に囲まれています。山に降る雨や雪は、森林を潤しながら伏流水となり、この一帯は”天然の水がめ”と呼ばれるほど豊富で美しい水を有しています。その山梨県の西側、南アルプスユネスコエコパークに属する南アルプス山麓に位置する同市は、美しい自然に囲まれた地域です。また、果樹栽培が盛んに営まれ、春から秋にかけてたくさんのフルーツが実る果樹園は、この地域を代表する景色であり、まさに、きれいな水と自然にあふれ、空気のおいしい街と称するにふさわしい理想的な場所です。
5.今後の見通し(引用省略)
おそらく平成最後になる「産業」カテゴリー記事に、この素敵なメッセージが記録できることを嬉しく思います。
『ISO22716 化粧品 GMP』、何を意味するのか、無学な私には全く理解不能なので検索だけしてみました。学習は令和時代の課題です。
【いつもの蛇足】コーセーが『”天然の水がめ”と呼ばれるほど豊富で美しい水』と認知された南アルプスの水に、もしかすると危機が迫っているかも知れないと思ったことは、私がリニア中央新幹線事業に関心を抱いた一因です。それが明確に現われたのは静岡県大井川の問題だということは、山梨県の皆様もとっくにご承知のとおりです。
南アルプス山梨県地域ではいかがなのか、未だオオヤケの情報は確認していませんので、令和時代に持ち越しました。