ICT工夫
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福島の子どもたちに異変が発生、と書かれている記事。
これは福島県トップページ(Home) > 組織別 > 保健福祉部 > 健康管理調査室 > 県民健康管理調査検討委員会でアップロードされている「第8回検討委員会(平成24年9月11日開催) 」-「資料2 「甲状腺検査」の実施状況及び検査結果について」(PDFファイル 1,293 KB) を論評する記事です。

この発表について、甲状腺がん1人確認 福島医大「放射線の影響ない」(福島民報 2012/09/12) は目を通した記憶がありますが、私は甲状腺の病気について知識は全くないので読み飛ばして終ったような気がします。
今、気が付いた上記の記事、3.11以後、最悪の健康被害の発表「女子小学生の54.1%、女子中学生の55.3%に『のう胞』か『結節』発見。38人の中から1人小児甲状腺ガン発見 を読んで肥田医師の講演を思い出しました。
山梨県内に避難して来られた福島及び関東地域からの子供たちの甲状腺検査が山梨県行政としてはどのように行なわれているか、私は知りませんが、福島県の情報から山梨県内の専門医の方々とも相談して山梨県として判断すべきことがあるように思います。
福島県の記事(PDFファイル)には検査対象者に「県外避難者を含む」となっています。福島県からは山梨県にもこの検査についての連絡は来ていると思います。

しかし、23年度、24年度の福島県内のデータのみ、22年度との比較や全国レベルとの比較が無いのは何故なのか、医学に疎い私にはわかりません・・・私が気になるのは福島県サイトの構造が戦時体制に即していない、まるで平時のサイトのようで肝心なデータがトップページからは分かり難い、そのことがむしろ気になるネットオタクの私。(2012-09-24 02:00 追記)
◇ 2012-05-02 カルディコット医師の警告「子供に甲状腺結節やのう胞があるのは、まるで普通ではありません」
◇ Jul. 19, 2012 CONFIRMED: 36 Percent Of Fukushima Kids Have Abnormal Thyroid Growths And Doctors Are In The Dark
甲状腺検査の他施設での検査拒否を依頼する検査体制に強く抗議し、早期発見・早期治療の体制を要請します(ACSIR 内部被曝問題研 2012年8月9日)


311以降を生きる なんとか開始直前に会場に滑り込みました。
700の座席は9割近く埋まっていたようです、私の予想は良い方に外れました。

311以降を生きる 実行委員長の挨拶があって、 「核の傷 : 肥田舜太郎医師と内部被曝」の上映、私はリンクしていたサイトは見ずに出かけたので、内容に驚きました。アメリカのABCC(原爆障害調査委員会)、名前は知っていましたが、これに端を発する行動パターンが現在進行形で福島県はじめ日本全国で行なわれているのだと、改めて思いました。

肥田舜太郎医師サイン会 1時間以上立ちっぱなしでのご講演のあと、読者の質問にも丁寧にお答えになりながらサイン会での肥田医師です、95歳。

内部被曝の脅威 内部被曝の脅威

ロビーに出店されていた春光堂ブースで手に入れたのは 「内部被曝の脅威―原爆から劣化ウラン弾まで」、肥田舜太郎・鎌仲ひとみ共著、ちくま新書541(筑摩書房)、2005年6月刊の第10刷(2011.10)です。
第2章と第3章が肥田舜太郎医師、第1章と第4章が鎌仲ひとみさん、第5章は2005年2月28日に肥田宅で収録されたお二人の対談です。
この本は読み終えたら身内の子育て中のママに進呈する予定で求めました。以前購入した数冊は既に届けてあります。

私は原爆のことも、映画などで描かれる核戦争も話として知っています。3.11以後、長期的問題は内部被曝だということを初めて知りました。広島・長崎の原爆被災者について内部被曝問題がむしろ隠されてきたと理解できる記事もいくつか読みました。
「猿の惑星」という有名なSF映画があります。しかし、核戦争後の地球にそれはあり得ない。生物は全て死滅する地球でしかないはずです。あの映画は内部被曝を無視するように仕向けた米国の国策映画だとすら、いまの私には言えます。

肥田医師はご講演の中で、1945年8月6日午前8時15分という時刻は、アメリカが入念に調べて広島市民が戸外にいる数が最大になる時間として選定したと言われました。黄色い猿はアメリカのモルモットだったのですね、あの時も、今も。
但し、あの当時と違うのは、自分達がモルモットにされていることに気付いた人々が増えていて、彼等の手先となって動いている人や組織が何であるかも理解しつつある。



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