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リンク集に置いてある 水島朝穂_平和憲法のメッセージで2012年9月3日付け最新記事、「全周トラブル状況の日本――沖縄で考えたこと」を拝読しました。

水島さんの論考はいつも長文ですが論旨の展開がスムーズで分かりやすく、こういう分野に不勉強な私も学ぶことができます。
「直言」バックナンバーからすぐに読み出せますが、私としては、
◇ 監視カメラは何を監視しているのか――「安全・安心社会」の盲点(1) 2012年8月20日
◇ 攻め込んでいく防犯?――「安全・安心社会」の盲点(2) 2012年8月27日
最近のこれらの記事に注目していました。
過日、国政の動向とうまくタイミングが合って、オウムの指名手配全員が奇妙にも次々に逮捕されました。それを報じるテレビニュースが時系列で流す防犯カメラ映像を見ながら、事実は刑事物テレビドラマよりはるかに奇なり、と感じていました。いやはや、いつの間にか恐ろしい時代に入ってしまっていた。

定期的に更新されるホームページなので、さらに続きを読みたいと開いたら 「全周トラブル状況の日本」 がアップロードされていました。

いま、この国は「全周トラブル状況」にある。ロシアとの北方領土問題、米国との「沖縄基地問題」、韓国との竹島(韓国名「独島」)問題、北朝鮮との拉致問題、中国・台湾との尖閣諸島問題である。さらに、太平洋諸国・地域とは、震災瓦礫や原発放射能漏れによる海洋汚染問題もある。日本政府は、そのいずれについても、まともに対応できていない。とりわけ韓国と中国との間では、「領土問題」という最も古典的な国家間紛争の形に仕立てることを許している。

空からは放射性物質とオスプレイ、地からは大地震、三次元的に包囲された島国日本です。特に水島さんが海洋汚染問題を取り上げられたことはポイントだと感じました。この相手とは対話で解決できない、地球の自然が相手です。
核実験による内部ひばく問題については、社会にオープンにしたくない人々が太平洋の向こう側にいるかも知れないと考えた時、こっち側と向こう側と足並み揃えて情報操作が行なわれていることも想定内に入れておかねばならない。
海洋汚染や水産物汚染についての情報には注意する必要があると思います。
日本のマスメディアが報じるのは情報操作の中核にあるかあるいは協力的な組織からの発信だけでしょう、情報が操作されていることを見抜くにはネティズン・ジャーナリストの情報に由るしかないと私は思っています。

スパムや、セキュリティの隙を探っていると思えるアクセスに私は注意しています。それを踏まえて防犯・監視カメラ、Nシステムなどと同様にインターネットはどのように監視されているだろうかも考えています。
3.11後の公的な情報発信の中にあるかも知れない情報操作にも注意してきました。

しかし・・・山梨県放射能汚染の実状把握はもとより、リニア中央新幹線、新山梨環状道路、甲府市中心市街地活性化事業、新山梨県立図書館、震災がれき広域処理、明野処分場、学校給食の問題・・・・貧弱な脳細胞ですが私の脳内では全てがリンクしたデータ構造になっているので、「頭を休めるための休憩」、「考え直す時間」 もとりたいと思っています。

前段をはしょりますが、水島さんがお書きになっています・・・インターネット時代である。世界のすべての市民が、この問題の経過や状況をネットで確認することができる。ここまでこじれてしまった関係をほぐしていくには、これまでの日韓の「対話の不在」という事情もあり、ある程度の時間は必要だろう。「考え直す時間」「頭を休めるための休憩」(Denkpause)である (直言「『考え直すための時間』と外交」)

山梨県議会議員も市町村議会議員も年4回の定例会の中間は Denkpause として、インターネットだけは活用しながらの休憩かと思いますので、9月議会には注目したいと思っています。「イケイケドンドン」から離れて立ち止まって考えた結果を拝聴したいと思います。



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