ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

近づいてくる奴ら

2005-11-11 09:29:33 | 脳みその日常
音楽ライターという珍しい仕事をしているせいか、近づいてくる奴は多い。そのほとんどに共通する特徴がある。最初はワシにとても好意的な態度をとる。基本的にワシは人を疑うことをしないので、そうした態度を素直に受け取ることにしている。お人好しと言えばそれまでであるが。

しかし、ひと通り話をして相手がワシの考え方やスタンスを理解すると、最初の好意的な態度でなくなるから不思議だ。相手からすると、イメージしていたのと違っていたからかもしれない。

相手がワシのことをどう考えるかはワシの与り知らぬところである。だからワシは、相手が自分に対して好意的なのだろうとずっと思い続けている。そうすると両者の関係には齟齬が生じることになる。

参ったなと思うのは、相手がいつの間にか好意的でなくなったことを知らないまま、こちらが相手に対して親身になっていること。それは時間を忘れて助言したり、ワシ自身の経験を話したりすることを含むのだが。

だが、その時にすでに相手のなかにはワシに対する関心は薄らいでいる。あとから考えれば、相手がワシに近づいてきたのは単なる興味だったのかもしれないし、場合によっては仕事が欲しくて寄ってきた奴なのかもしれない。

以前から書いているように、ワシは少なくとも自分に関係のある人に対しては広い意味での愛を与えたいと常に思っている。だから知り合いになった人には同じように接しているつもりだ。

近づいてくる相手にも同様の考えがあれば関係は続くだろう。しかし興味本位とか打算で寄ってくる人とは、どうもうまくいかないようだ。だからといって彼らを恨んだりすることはないし、相手から何かを求めたいとも思わない。でも、ちょっと寂しい気分にはなるけどさ。

…人間だもの (相田みつを風)
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