墓参りと気晴らし

昨日の朝、もがき苦しみながら原稿を終わらせた。メールに添付して送ったらホッとしてどこかへ行きたくなった。幸い晴天だ。よし！久しぶりにオフクロの墓参りにでも出掛けよう。

そんなこんなで、いったん決めてしまえば行動は早い。サクっと中央道に乗る。それにしてもいい天気だ。山梨県の山々はムチャクチャ紅葉していて、脇見運転を誘発しかねない。とりあえずガソリンを入れるため双葉ＳＡに立ち寄る。

おーっ、なかなか綺麗じゃないか！電波塔をバックに紅葉を撮影するも、フォトグラファーの腕がしょーもないので、ちーともうまく表現できていない。かなひー。

めげてる場合ではない。墓参りへ行かねば。墓地に到着すると、もうこのあたりは紅葉も終わりに近かった。それでもと思い、付近の紅葉を写してみた。こちらのほうがまだそれらしく撮れている。実際の色はもっと鮮やかなんだけどねえ。

このところ日の暮れるのが早い。そのまま帰京してもいいのだが、せっかくなので松本まで足を伸ばす。同地で医者をやっている高校の同級生に突然電話をしたが、予想通り出なかった。そりゃそうだな、ワシみたいにヒマじゃないだろうし。


さて、どうしようかと考えていたら近くに見慣れぬ建物が。気になったら確認するしかない。近づいてみると「松本県民文化会館」だった。なんだ、サイトウキネンのオケはここでやるのか。カッコイイ写真でも撮ろうと思ったが、それらしき対象が見当たらない。仕方ないので「総合案内」の看板で我慢する。うーん、地味だ。地味すぎる！

松本から東京へクルマで帰るにはさまざまなルートがある。高速を使えば一番簡単なのだが、面白くも何ともない。そこで松本から東の方向へ延びているR254で帰ることに決めた。この道をひたすら走って行けば自動的に池袋まで辿り着けるわけだし。それにしても三才山(みさやま)トンネルを久しぶりに通ったら、まだ通行料をとってやがった。500円だと！ けしからんな、まったく。

R254を走っていた時、ナイスなひらめきがあった。そうだ！松井田妙義から横川の「おぎのや」へ行こう！この店はもちろん釜めしで有名である。R18沿いの店舗はなんと24時間営業なのだ。「しめしめ、なんて今日は幸せな日なんだ。あの旨い釜めしで１日を締めくくれるとは…」

期待に胸をふくらませて店に到着。よしよし、確かにまだ営業している(店舗到着時刻は午後11時半)。まだ食べてもいないのに感動に打ち震えながら店内に入る。

ところが、目に飛び込んで来たのは「本日の釜めしの販売は終了しました」の看板。おいおい、そりゃないぜ、セニョール！ あんたの店に来る客は釜めし目当てなんだぞ。看板商品がなけりゃ、いくら24時間営業してたって意味ないだろ。早とちりとはいえ、すでに打ち震えてしまっているワシはどうすればいいのだ！

最後の最後で強烈な落とし穴が待っていたとは…。
とほほ。

ちなみに本日の走行距離は470km。