ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

還暦過ぎのナイスガイ…中之条ダム

2021-04-14 07:02:19 | 群馬(ダム/堰堤)
さて、今回から群馬県を流れる四万川(しまがわ)を遡っていこうと思います。遡るといってもワシは魚じゃないので四万川に沿って走る国道353号を進みます。あ、でも、色々な川を遡ろうとする魚、通称「アドヴェンチャー・フィッシュ」がいたら面白いですよね。

「いや〜、●●川には苦戦したぜ。なにせ魚道がないんだもんなぁ…」とか
「それに比べたら、●●川は楽勝だったな。立派な魚道があったし…」

なんて会話がSNSに…いやいや、ないない、そんなこと。

冗談はさておき、まず現れるのが群馬県吾妻郡中之条町四万にある利根川水系の中之条ダムです。その「ご尊顔」をご覧ください。実に格好がよろしい。



中之条ダムは国道沿いにあるのですが、少し低いところにあります。そこへ行く道の脇にあるのが慰霊碑。おそらくダム建設にあたり犠牲になった方がいたのでしょうね。



慰霊碑の裏面には亡くなられた方5人の名前が記されています。合掌。



では、ダム上を進んでみることにします。こうして見るとアーチ式のコンクリート・ダムであるのがわかりますね。



左岸側にある水路のようなもの。過剰に増水するとここからも排水されるんですかね。



やはり左岸の貯水側にあるのは取水口です。オルゴールの歯のような形をしたフィルターでゴミなどが入らないようにしています。なお、後ほど調べてみたところ、ここで取り込まれた水は直線距離にして約4km下流にある群馬県企業局の中之条発電所へ送られるようです。



貯水側の様子。左岸側の景色です。



ダム上、中央から見た貯水側の景色。



ダムの真下はこんな感じ。



下流側の遠景です。



対岸(右岸)に来ました。やっぱりイカしてます。



先ほど見た水路は横から見るとこんな感じですね。



右岸、貯水湖側から見たダム。



左岸に戻り、国道沿いにある駐車場に行ってみます。そこには中之条ダムの案内板(1960年2月完成)や、



ちょっとオシャレな「中之条ダム」と刻まれた石碑。



その裏にはダムの諸元が記されています。おや?竣工は1960年3月になってますね。上に示した案内板では2月完成となってますが、このひと月の違いはなんなんでしょうか。



石碑のさらに隣には「中之条発電所概要図」。ほほぉ、勉強になりますな。



駐車場から見ると中之条ダムはこんな風に見えます。これもなかなかナイスなヴューですね。



ええっと、管理所はどこに? 国道を少し上流側に行ったところにありました。これです。





最後に、右岸から見たダイナミックで、迫力のある(とワシが思う)お姿をどうぞ。



還暦を過ぎたとはとても思えない格好良さ。見習いたいものです…(なんのこっちゃ)
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