ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

センスあるなぁ!…奈良俣ダム(ダム下編)

2021-11-30 07:09:55 | 群馬(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。昨日記事にした矢木沢ダムと同じく、その近くにある利根川水系の奈良俣ダム(群馬県利根郡みなかみ町藤原)もそこへ向かう管理道路が今シーズンは11月30日で閉鎖されるので行ってみました(参考)。アクセスは国道291号から県道63号に入り、ずっと行くとダム下への入口があります。

まずはダム下へ行ってみます。これが下から見上げた奈良俣ダム。



下の写真の案内図でわかるように、ダム下には発電所があります。



発電所の壁には水利使用標識が貼られています。



そして「群馬県奈良俣発電所」のプレート。



発電所は写真右側の建物。そして中央に見えるのは上の貯水湖から発電所へ送られた水の出口なのかもしれません。わかりませんが。



で、最初は気づかなかったのですが、実は県道から発電所への通路に工夫がされていたんです! これが発電所へ向かう通路。ここから発電所へ向かってみることにします。



まず目にするのは「太平洋」の文字。なんだろうなと思うじゃないですか。



その先に見えてくるのは「利根川」の文字。そうなんです、このブルーのタイル部分は海、そして川なんですね。



では、魚の身になって川を遡ってみましょう。すると二股に分かれます。



右側の川(片品川)を遡ると…以前訪れたことのある薗原ダムに行き着くんですね。



そして今度は二股になった左側の川(利根川)を遡ります。すると左から合流する川が見えてきました。赤谷川(あかやがわ)です。



その上流にもダムがあります。これも以前訪れた相俣ダムですね。



そして利根川に戻り、遡ります。するとダム上の道路が県道63号である藤原ダムが現われます。



さらに上流には須田貝ダム(リンク先には遠くから見た写真しかありませんが…)。



その上流はまた二股に分かれます。さあて、どっちへ行きましょうか。



じゃあ、まず左側へ。すると昨日記事にした矢木沢ダムへ辿り着きます。



一方、右側に進むとこの奈良俣ダムに到着。



で、見上げるとこんな景色になっているわけです。



ね? ダム下だけでも利根川水系の群馬県内の主要なダムの系統がわかるでしょ? ほとんどの見学者はダム上にしか行きません。だからこれはダム上に作ればいいのにと思うかもしれません。でも、そうじゃないんですね。利根川を遡っていけば、まず辿り着くのがダム下だからです。その場所にこれを作るから意味があるんです。そう考えるとこのダムの設計者もしくはデザイナーはセンスがあるなあと感じるんですよね。

今回はそんなわけで奈良俣ダムの下の部分の紹介でした。次回はいよいよダム上に向かい、色々見ていくことにします。

それでは!

(続く)
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