ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ダム上だけ時間が…上大沢ダム

2022-09-28 06:55:05 | 宮城(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は宮城県大崎市鳴子温泉鬼首三杉(なるこおんせんおにこうべ みすぎ)にある北上川水系の上大沢(かみおおさわ)ダムを訪れます。アクセスは国道108号から最上へ向かう県道63号へ入り、そのまま道なりに進んでいくと到着します。

当該ダムはその北西にある禿岳(かむろだけ:標高1,261m)を水源とする上大沢川を堰き止めて築造されたもので、上大沢川では古来よりたびたび局地的・突発的洪水が発生していたそうな。そこで洪水調節と水道用水確保のために築造されたのが上大沢ダムで、1984年から調査を開始し、2003年に完成したという(参考)。

このダムは形がイレギュラーなため、県道63号からダムへ向かうとダム横でなくダム上の中央近くに繋がっています。そこから左岸方向を見ると、こんな感じ。



というわけで、まずは左岸方向へ。左岸へ向かう道は袋小路になっていて、そこには「定礎」の石碑。1996年11月1日という日付が確認できます。



そこから見たダム上。緩やかなアーチを描いています。ダム上に見えるクリーム色の建物は工事業者が臨時に設置したもののようで、本来はない建物だと思われます。



ダム上のほぼ中央から見た貯水側の景色です。



一方、下流側はこんな感じ。



まあまあ長いダム上を歩いて対岸(右岸)に来ました。振り返ると、こんな景色です。



県道に戻ります。実は最初に目にするのがこの表示板なんですよね。これを見て「ああ、これが上大沢ダムなのか…」と気づくんです。



洪水吐は左岸側にあります。越流式ですが、高さが2段階になっていて低水位用と高水位用に分かれています。そして増水すると水はここから溢れ出て、県道の下を横切る水路を通って、



あちらへ流れてゆきます。



上大沢ダム管理事務所は県道沿いにあります。





その近くにある表示板。この表示で当該ダムの形が理解できると思います。最上鬼首線というのは県道63号の別名。



県道63号は時間帯にもよりますが、なかなかの交通量があります。でも、ちょっとダム上に足を踏み入れると途端に時間がゆったり流れる感じがして不思議でした。
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