健康割引

少し前の情報になります。2015年度に全国の医療機関に支払われた医療費は何と41兆4627億円（概算）だそうです。前年度と比べると1兆5千億円の増加だとか。その理由としては15年度秋頃からＣ型肝炎の治療薬の使用が増えたことに起因するのだそうです。まあ、どのような理由であれ、額面だけ見ればすごい金額ですね。

こうした治療費はもちろん私たちが納める国民健康保険料などが元になっています。いうまでもありませんが、ワシだって毎年きちんと払っていますよ。義務ですからね。

ここで、ふとした疑問。ワシはもう30年以上も医者にかかっていません。いうなれば「保険証ヴァージン」。これは見方を変えれば、国に貢献しているのです。医療費がかからないんですからね。だけど国民健康保険料は所定の金額を支払っている。

ならば、国からは多少の「恩恵」を受けたっていいんじゃないか。例えばさ、自動車の任意保険ってあるでしょ？ あれなんて、収めた保険料を事故や修理で使わなければ翌年の保険料は割引になりますよね。ご褒美みたいなもんです。

国民健康保険料だって同様に割引制度があったっていいんじゃないでしょうか。例えば5年間医療機関を使わなければ本来納める保険料の5パーセントが割引になるとかさ。そういうメリットがあれば嬉しいし、またその恩恵を受けるために健康に気をつける人も増えてくるんじゃないかな。

健康な人も、そうでない人も一律に同じ金額の保険料を払うというのは何か違う気がします。保険料を払いたくないのではありません。国の財政負担軽減に協力していることを少しは「評価」して欲しいのです。そう思いませんか？