ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

圧巻の洪水吐!…青土ダム

2021-12-17 07:03:56 | 滋賀(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー今回は滋賀県甲賀市土山町青土(こうかしつちやまちょうおおづち)にある淀川水系の青土ダムを訪れます。アクセスは県道9号をずーっと行けば到着します。

見えてきました。あれですね。



おっと、近くに「青土ダム ウォーキングマップ」の案内板があります。それを見ると、どうやらこのダムの洪水吐は独特らしい。楽しみです。





左岸側にある取水塔の管理橋近くには「水利使用許可標識」。管理用水力発電が目的とあります。



その近くには青土ダムの概要を記した案内板。これによれば、当該ダムは滋賀県初の多目的ダムで、洪水調節、流水の正常な機能維持、上水道用水の確保、工業用水の補給を目的として1963年に調査を開始し、1981年からダム本体の建設に着工、そして1988年3月に完成したとあります。







これが左岸側にある独特な形状の洪水吐。写真右側の2つが常用洪水吐で、左側の高い位置にあるのが非常用洪水吐です。常用洪水吐はまるで蟻地獄のよう。ちょっと不気味でもあります。



左岸のダム横にあるこの建物が「青土ダム管理事務所」。





「定礎」の石碑。通常、この類のものは何の個性もなく作られるのですが、ちょっとオシャレなデザイン。1984年11月と記されています。



では、左岸から右岸に向かって歩いていきます。ダム上から見た非常用洪水吐。その向こうに常用洪水吐があります。いずれにしても増水時になると水はここから溢れ出て、



あちらへ流れてゆきます。



ダム上は2つの道が並行しています。ひとつは上流側にある歩道、もうひとつは県道9号です。歩道には3体のキジの絵が嵌め込まれています。一体これは何を意味するのでしょうか。

左岸側のキジ


中央のキジ


右岸側のキジ


調べてみました。ダム建設当時、ここの地名は滋賀県甲賀郡土山町(こうかぐんつちやまちょう)でした。同町は1916年4月1日に発足し、2004年9月30日まで存続。翌10月1日からは水口町、甲賀町、甲南町、信楽町と合併し甲賀市となって現在に至ります。で、ダム上の歩道にキジがあるのは当時の甲賀郡土山町の町の鳥がキジだったのでそれに由来すると思われます。

ダム上、中央から見た貯水湖の様子。



一方、下流側の景色です。



対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じです。左側の茶色の道が歩道、右側が県道です。



右岸、貯水側からダムを見るとこんな感じ。



この近くにあるのが別の案内板。



そして、どっしりとした巨岩に刻まれた「青土ダム」の文字。



その横には建立の趣旨がよくわからない碑。



ついでにダム下へ行ってみました。中央から左岸方面を見るとこんな感じ。



洪水吐の水路を下から見るとこんな感じです。なかなかの迫力!



先にも書きましたが、青土ダムの見所は何と言っても独特な形状の洪水吐。一見の価値ありです! 実際に見ると不思議な感覚になりますよ。
コメント    この記事についてブログを書く
« 生徒たちの「気づき」 | トップ | 透過型かな?…猪谷(安楽谷)... »

コメントを投稿

滋賀(ダム/堰堤)」カテゴリの最新記事