ある手続きをするというので、郵政公社の職員が自宅へ訪ねてきた。玄関のドアを開けるとそこにはほとんど丸刈りで小柄な高校球児のような男が立っていた。たぶんまだ入社してあまり時間が経っていない若造なのだろう。華奢で愛想は良かった。
簡単な手続きを終えて、そのニイちゃんがワシの書き込んだ書類をカバンにしまおうとした時、ワシは見てしまった。そのカバンの中身を。
それは紛れもない100万円の束。瞬間的に見えただけだが、たぶん6つはあった。ということは言うまでもなく600万円がそこにある。預金を扱う担当ならばそれぐらいのカネを持ち歩いていても不思議ではない。たぶんこのあと、彼はどこかの家へそれを届けにいくのだろう。
とはいえ、他人事ながら心配になった。見るからに弱そうなニイちゃんだったから。もし強盗にでも襲われたらどうするんだろう。どう考えてもニイちゃん、負けるよな。
せめて現金を袋にいれるとかして見えないようにしないとキケンだな。だってワシが思わず強盗しそうになったから。もちろんそれはワシの脳みその中での話。
おっと危ない。うっかり人生をフイにするところだった。
簡単な手続きを終えて、そのニイちゃんがワシの書き込んだ書類をカバンにしまおうとした時、ワシは見てしまった。そのカバンの中身を。
それは紛れもない100万円の束。瞬間的に見えただけだが、たぶん6つはあった。ということは言うまでもなく600万円がそこにある。預金を扱う担当ならばそれぐらいのカネを持ち歩いていても不思議ではない。たぶんこのあと、彼はどこかの家へそれを届けにいくのだろう。
とはいえ、他人事ながら心配になった。見るからに弱そうなニイちゃんだったから。もし強盗にでも襲われたらどうするんだろう。どう考えてもニイちゃん、負けるよな。
せめて現金を袋にいれるとかして見えないようにしないとキケンだな。だってワシが思わず強盗しそうになったから。もちろんそれはワシの脳みその中での話。
おっと危ない。うっかり人生をフイにするところだった。
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