ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

一石二鳥?

2011-08-18 04:15:22 | 回想する脳みそ
以前、旧友に会った話をしましたね。そのうちのひとりとは中学時代からの付き合いで、甲子園に出場したこともあるナイスガイ。おっさんになった今でも野球への情熱は衰えていません。もっとも、現在は選手ではなく指導者として活躍していますが。

奴には今でも感謝していることがあります。それは基礎体力を作るきっかけを与えてくれたこと。あれは確か中学1年の秋頃。夕方、奴がワシの家にやってきました。

「突然どうした?」
「いや、体力作りをしようと思って家から走ってきたんだよ」
「ほぅ」

奴とワシの家の距離は約5km。決して近い距離じゃありません。そして、

「よかったら一緒に走らないか?」
「おお、いいね。やろう、やろう!」

てなわけで、その日から1年ほど天候に関係なく毎晩2人で走り続けました。基本は奴がワシの家に来て、今度は奴の家まで一緒に走るというもの。要するに毎日約10kmを走っていたわけです。

慣れれば意外にラクなんですよね。だから毎晩走れたのかもしれません。

その甲斐あって、それまでは年に一度は風邪を引いていたのが、そのランニングをしてからは健康そのもの。おっさんになった今でも医者にかかったことはありません。たぶん、あの時の「貯金」が現在も残っているのでしょう。

と、まあここまではカッコイイお話のように思えますが、実は走る「動機」は別のところにありました。もちろん基本のコースは走るのですが、いつも寄り道をしていたのです。

当時、我々は想いを寄せている女の子がいて、毎晩ランニングのついでにその子たちの家の前まで行くというコースを走っていたのでした。となると10km+αの距離になります。無論、家を見るだけで満足。呼び鈴を押してピンポン・ダッシュなんてしません。あぁ、純な少年時代でした。

それはさておき、今にして思えばあの時に体力作りをしていて良かったとつくづく思います。体力がなければ気力も続きませんし、思うような仕事もできないからです。動機は多少不純だったかもしれません。でもあのランニングがなければ今のワシはなかったといっても過言ではありません。
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