ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ゆらぁり、ゆらぁり

2005-08-16 18:26:44 | 脳みその日常
本日昼頃、東北から関東にかけて地震が発生。みなさまのところはいかがだったでしょうか。怪我などなければよいのですが。

それにしても今回の地震は穏やかな水面に浮かぶ小舟に乗っている感じだった。ドカン!と揺れるのでなく、長い時間をかけてゆっくり、ゆっくりと横に揺れていたからねえ。

たとえば「低周波震動」による不快感というのはよく知られている。人間の耳では感知できない低い周波数の発生により日常生活に悪影響を与えるというものである。今回の地震のイメージはまさにそんな感じだった。もっとも、低周波がすべて悪いというのではないらしい。「低周波音楽が不眠に利く」なんてことを唱えているサイトもあるからね。実際のところはどうなのか知らないが。

いずれにしても、そうした穏やかな揺れの地震だと、幸いなことにワシの家に被害は出ない。ドカン!と揺れると部屋にある様々な資料はドサン!と崩れるけれど。

でも、どのような揺れ方であれ、揺れないと思っている地面が揺れるのはやはり気持ちのよいものではない。地震学の発達していなかった昔の人々がこうした現象を「神の祟り」とか「不幸の前触れ」のように感じたのも無理はない。

実際1782年に起こった「天明地震」に続き、翌年には「浅間山が大噴火」している。その大量の降灰と日照不足の影響で1782年から86年にかけて歴史に名を留める「天明の大飢饉」が起きたのは周知の事実。そんな状況を目の当たりにすれば人々が地震を不吉なものとみなしたのも当然である。おそらく現代の我々の想像を超えた恐怖に怯えていたのではなかろうか。
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