ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

発電用取水堰堤…一ノ沢堰堤

2024-06-13 06:58:59 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。前回の「一の沢砂防ダム」からさらに一の沢川に沿って上流へ向かいます。そして、1.5kmほど進んだところで、こんな堰堤が出現。なんでしょうね。


オレンジ色の管理橋のようなものに貼られている銘板。「一ノ沢堰堤巡視路橋」とあるので堰堤名は「一ノ沢堰堤」で、中部電力が管理する施設のようです。橋の竣工は1985年10月。

水利使用標識。使用目的が発電なので、この堰堤はどうやら発電所へ送水するための取水堰堤らしい。

左岸の堰堤横から見た様子。

そして、右岸側には取水口が見えます。なるほど、ここから取水するようです。


でも、ここから取水されるとして水はどこへ送られるのでしょうか。国土地理院の地図を見ると、ここから山を越えた南側の二ノ沢でも取水し、さらに南側を流れる本沢で取水、そして本沢に流れ込む崩沢でも取水したのち、山の中を通って以前訪れた須砂渡(すさど)砂防ダムのすぐ上流にある中部電力株式会社 烏川(からすがわ)第三発電所(長野県安曇野市堀金烏川)へ流れ込み、発電のために使用されます。リンク先のデータによれば、同発電所の運用開始は1985年10月とあるので、上に記した一ノ沢堰堤の巡視路橋の竣工年と一致することからこれらの施設体系は同時期に建設されたことがわかります。
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