ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

宇原川の堰堤たち(1)…曲り屋敷砂防堰堤

2024-06-22 06:52:05 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回から長野県須坂市仁礼(すざかし にれい)を流れる宇原川(うばらがわ)に築造されている堰堤を探していきます。アクセスは国道406号と宇原川が交差する右岸側の道を進んでいきます。グーグル先生の地図ならば有限会社 河東工業を目安に、その南側の宇原川と並行して走る道を行けば良いと思います。

最初のS字カーブを過ぎてから少し行ったところの右側が目的地ですが、道路から堰堤らしきものは見えません。なので、クルマはそのあたりに停め、雑木林を入っていきます。耳を澄まして水が落ちる音のするほうへ向かっていくと、堰堤の下近くに表示板を発見。「曲り屋敷砂防堰堤」。堰堤名の「曲り屋敷」とはこの地区の名称のようです。昭和58年(1983年)3月竣工。

藪を掻き分けて堰堤近くまできました。

副堰堤の様子。水が限りなく澄んでいます。

右岸の堰堤横に来ました。危険という表示はありますが、自己責任で堰堤の中央へ行ってみます。

堰堤中央の落水部の様子。

そこから見た上流方向の様子。

堰堤下の副堰堤を覗き込み、


下流方向を眺めます。

堰堤中央から見た右岸側の様子。


現場には築造の経緯を示す案内板はありません。そこで調べてみると昭和56年8月23日、台風15号による土石流が宇原川上流で発生し、そのまま下流の民家4棟を押し流し、10人が死亡、20人が重軽傷を負ったそうな(参考)。その日付から推測するとこの曲り屋敷砂防堰堤はその甚大な災害を受けて築造されたものと思われます。

続きます。
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