ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

三人衆のひとり!…小田股ダム

2023-06-15 07:00:23 | 鳥取(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。さて、今回は鳥取県東伯郡琴浦町福永(とうはくぐん ことうらちょう ふくなが)にある洗川(あらいがわ)水系の小田股(こだまた)ダムを目指します。アクセスは国道9号の琴浦東インターチェンジを降りて県道44号を南下。そして県道204号を福永方面へ。道なりに進んで、赤松倉坂トンネルを抜けて道なりに登って行き、最初のT字路を入って行くと目的地の左岸に到着します。

まずはダム下へ行って「ご尊顔」を仰ぎます。なかなか立派なダムです。写真右に見えるのが洪水吐からの水路。

左岸にやってきました。ここは広いスペースがあり、まず目を引くのが「小田股ダム」と刻まれた石碑。平成19年(2007年)3月完成だそうです。

近くには水利使用標識があります。倉坂川を堰き止めて築造した灌漑用のダム。

「国営東伯農業水利事業計画概要」の案内板。東伯郡琴浦町と北栄町は鳥取県の中心部の農業地域で、昔から畑作物中心に農業が行なわれていました。その水源は勝田川(かったがわ)と加勢蛇川(かせちがわ/かせいちがわ)に依存していたため、絶えず旱魃の脅威にさらされていたそうな。そこで、こうした不安に対応すべく立ち上げられたのが国営東伯農業水利事業計画でした。同計画ではこの地域を流れる3つの川それぞれにダム、すなわち勝田川に船上山ダム、西高尾川に西高尾ダム、そして倉坂川に小田股ダムを築造することで農地への用水の安定供給を図り、生産の向上を目指しています。特筆すべきはそれぞれのダムで用水不足が生じても各ダムで用水を補給し合うシステムが構築されていること。それにより地域全体の用水の安定供給に繋がるのだそうです(参考)。ふむふむ、なるほど。



これが左岸から見たダム上。歩いてみましょう。

左岸側にある洪水吐。越流式ですね。増水すると水はここから溢れ出て、

この水路を通って下流へ向かいます。

ダム上、中央から見た貯水側の景色。おー、ビューリホー。

一方、下流側の遠景。リンク先の諸元によれば高さは50.0mなので、まるで空撮しているかのように見えます。

対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。

右岸、貯水側から見たダムの様子。

同、下流側から見るとこんな感じです。


いや〜、なかなかスケールがデカいなあ。あ、そういえば、左岸側上流に管理事務所があったようですが、うっかり行くのを忘れました。次に鳥取に行った際に訪れてみようと思います。ところでダム名の由来はなんだろうなあ。地名かな?
コメント