ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

偶然目にした門野池(堰堤)

2023-06-12 06:57:02 | 鳥取(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は偶然見つけた水関連施設を紹介します。鳥取県西伯郡大山町赤松(さいはくぐん だいせんちょう あかまつ)を通る県道36号を走っていた時のこと。何気なく風景を見ていたらこんなものが目に飛び込んできました。

いや、なに?あれは…。

吸い寄せられるように近づいていきます。うん、洪水吐のようですね。

洪水吐の下流には副ダムがあります。

右岸の、いわゆるダム横に来ました。これがダム上のようです。歩いてみましょう。

ダム上、中央から見た貯水側の景色。

一方、下流側はこんな感じ。向こうに見えている道路は県道36号。

洪水吐の上には橋が架かっていて、それを渡ると対岸(左岸)になります。そこから貯水側を見るとこんな感じ。

それにしても、この施設はなんという名称なんでしょうね。地図を見ても何の表示もないし。

ところがその謎を解く鍵がありました。洪水吐に架かる橋です。ふとその親柱を見ると「門野橋」と刻まれています。しかも昭和32年(1957年)3月竣工の文字も。


これと住所をヒントに鳥取県の農業用ため池データベースで確認してみます。すると条件に合致するのは門野池(かどのいけ)のみ。おおっ、これに違いない!さらにデータを見ると、門野池の高さは9.8mで、ダム上の長さは110mであることが判明。(参考

うーん、高さからするとこれはダムではなく堰堤に定義されるもの。遠くから見たら「おおっ、これはダムでは?」と思うほど立派な洪水吐だったので堰堤とわかった時、ちょっとガッカリ。でも偶然目にしたのでそのワクワク感は半端なかったです。
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