ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

次回のお楽しみか?…樽水ダム

2022-10-26 06:52:03 | 宮城(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は宮城県名取市高館川上(たかだてかわかみ)にある名取川水系の樽水(たるみず)ダムを訪れます。アクセスは国道4号「名取市田高」交差点を秋保(あきう)方面へ曲がり、東北本線の陸橋を越えた最初の信号を右折。そのまま県道118号(名取村田線)を道なりに進んでいくと左岸側へ到着します。

到着したはいいんですが、ダムへの入口は閉じられていました。

崩壊斜面の復旧工事を今年いっぱい行なっているため、立入禁止のようです。

でも、工事が終わればダム上に行くことはできるんでしょうか。「きけん!!立入禁止」の看板はこの工事のためだけなのか、それとも元々ここへは立ち入ってはいけないのか、これだけから判断することは難しいですね。


門の隙間からダムを見るも、確かに工事中のようです。


それでも、どこかダムが見えるところはないかなとダム下へ行ったり、右岸側へも向かったのですが、いずれも進入禁止で行けず。そこで、左岸側の県道118号を上流方面へ少し行くと、ちょっとだけダムを見渡せる場所がありました。そこからの眺めがこんな感じ。向こうの白い建物が管理棟のようですが右岸側にあるのでもちろん行けず。


目的地に来たものの、近くには案内板もないので樽水ダムについて上のリンクを参考に要約してみます。当該ダムは増田川を堰き止めて築造されたのですが、この増田川、地形の関係で蛇行している上に河岸の堤防が未整備だったため増水するたびにあちこちで氾濫を繰り返し、周辺住民に多大な被害を与えていたそうです。

一方、名取市は仙台市に隣接していて、昭和38年に新産業都市に指定されたのに伴い、人口増加が予想されることから上水道の急速な拡大整備が必要になっていました。増田川総合開発事業はこうした経緯で始まり、その一環としてこの地に洪水調節、灌漑および上水道の供給を行なう多目的ダムの築造が決定されます。そして昭和40年から国庫補助事業となり工事が進められ、昭和52年(1977年)3月に中央コア型ロックフィルダムが完成。ちなみにダム名はダムの上流の地名に由来します。

…と、まあ、つらつら書いて来ましたが、肝心の樽水ダムを見ないことには話になりません。今回は残念ながら見ることができませんでしたが、いずれ機会を見つけて(立てるものなら)ダム上に立ちたいと思います。
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