ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

シンボルだけど…中の沢砂防堰堤

2022-10-23 06:53:15 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県上伊那郡箕輪町東箕輪にある天竜川水系の中の沢砂防堰堤を訪れます。アクセスは県道19号の「東西線入口」交差点から山へ向かっていくと到着します。堰堤名の「中の沢」は箕輪町(みのわまち)の北部に位置する北小河内区(きたおごうちく)を流れる沢の名称。

まずは「ご尊顔」をご覧ください。これ、山の中腹にあるので遠くからでも見ることができます。


堰堤は竹の腰公園の上方にあり、城山林道沿いには神社や史跡などがあるようです。


堰堤の高さは13.5mと表示されていますが、見た感じはもっと大きく見えます。2008年9月竣工。



堰堤の流水部には鋼製スリットが設置されており、流木などの大きいものはここで食い止めるようになっています。


右岸の堰堤横に来ました。正面からはわからなかったのですが、思いのほか横長のフォルムです。そういえば上の看板に149.0mって書いてありましたね。


自己責任で堰堤の上を歩きます。


堰堤の中央に来ました。流水部を見下ろします。


上流側の様子。もちろん川はありません。2006年7月、この斜面から土石流が発生し、下流の住宅と畑地を覆ったそうな。(参考


下流側の景色。空から撮っているように見えるでしょ? それだけ見晴らしは最高。


堰堤中央から右岸を見た様子。


上にも書いた通り、遠くからでも見える中の沢砂防堰堤。まるで箕輪町北部のシンボルのようです。でも土石流災害が起こったからこそ築造されたわけで、罹災された人たちのことを思うと能天気に喜ぶわけにはいきませんね。
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