湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

2/10 生活時間の再編/炭谷氏講演会の下準備を

2011-02-15 08:37:34 | 引きこもり
2011/02/10 記
--------------
母のダンピングが寝る前の薬を変えることで改善してきた。母はこの夜間のダンピングを警戒して、夕食の固形物を噛んで出してしまう。そのため比重は昼食に移るのだが、ここに時間をかけると、一日の仕事に影響してしまう。夜間帰宅後、作り置きして昼に暖める形で補償したとしても、その11時から少なくとも13時は確実に家にいなければならない状態になる。私の夜間作業と傾聴待機後の睡眠時間を確保すると、起床10時で4~5時間なので、そのくらいは欲しい。ところが母はダンピング後、睡眠導入剤を飲んでしまう。すると目覚めが11時台にずれこんでしまうために、昼は微妙な戦いが演じられることになる。比重を夕食に分散したい私と、できるなら夕食を食べたくない母との緩やかな時間管理の問題が生じている。父の在宅介護が中心だった頃は、もっぱらずたずたにされた時間を飛び石をこけずに渡ることに力点が置かれていたために、生活と栄養管理のような問題は吹き飛ばされていたと言っていい。親子二人とも老いていく。そのための生活サイクルを形作ることが浮上してきているということなのだ。

私の相模大野の外勤、つまり通学困難な子たちの巡回が3月で定年を迎える。以後は教室の相談役や授業講師になるのだが、訪問指導が60才か65才かという論拠は希薄で、むしろ経営上の都合という側面が強い。JR相模原の私塾の方の外勤巡回指導は定年制がないのでもっぱらこちらの巡回となるが、もともと経営規模が小さいので拡張できず、結果として訪問指導は半減状態になる。後継者の若手が引き継ぐ形なら納得もいくが、縮小部門となっているので、私の代で絶えてしまうことが寂しい。引きこもりの方たちの現状は変わらないというか、社会的要因が深化してきている関係で陣を引く時代ではないと思うのだ。

じりじりと老後生活に足を取られていく感じがある。湘南あすなろ会の資源ゴミ契約回収事業の立ち上げや、夜間傾聴のてこ入れを加えていくが収入も若干落ちる上、短時間出勤率が上るので、私のなしうることが出勤時間と食事に支配されていくことに対策が必要になっている。毎日通勤されている方には、贅沢な話と映るかもしれない。しかしそれは仕事の質の違い。短時間仕事でむしろバックグラウンドの準備時間が長い仕事の場合は、授業時間のたて積みのような配慮がないと出勤してすぐに帰るという感じが否めないのだ。

炭谷氏の講演は、就労支援の第三の道、地域の仕事作りに焦点がある。ここを通じて原資を当てにせずに立ち上げられる仕事作りが出来ないか、それが私の個人的な理由も背景にして考えるところだが、幸い片目はここしばらくは持ちそうな話なので、その限られた時間の中で、何を実現できるのかを考えている。父の入所が残した宿題である。不登校・引きこもりそして軽度発達障がいの方のサポートという私の中心課題がある。そしていじめ・差別・貧困という中心課題に重なりつつはみ出している失業・無業者の課題がある。今はこのはみ出し部分に属する(半端・余分という意味は無い。)ホームレスの課題を手がけている。もう一歩就労支援の束ねの中で、地域の活動に形を与えたいのだが。

------

炭谷氏の講演会の打ち合わせを受けて、タイトルの修正と企画会議招請状の文書手直しを行った。2年前、調整に使っていた就労支援PJのMLを復活させて年に一度の感じだが、お久しぶりですという感じで、講演会の概要をメールした。昨年は若松町ショップ作りで休止していたので、ML参加者には唐突だっただろうと思う。早速**養護の**さんから応答があった。本当に2年ぶり、嬉しかった。就労担当からはずれたとのお話は、他の方から伺っていたが、是非口コミバックアップをお願いしたいと思っている。

今年は見学を再開させようと思っている。企業見学もいいが、今年は連携を構想できる職場を重点にしていこうと思っている。同質の仕事を立ち上げるためのモデルとして見学を立てるのではなく、特別支援校や親の会の就労先探しのように先方に預ける形ではない、立ち上げる仕事との関連を考えるいわば先方迷惑型見学である。勿論仕事が立ち上がっていない段階で先方にお願いすることはないが、下心付き見学というところだ。今のところ1社だが。

HL関連も、地元の金属回収業者のところに行きたいと考えている。まだ会の確認がとれていないが。

手直しした文書を持って、明日から企画会議参加要請巡回を始める。

------

海老名で橋本2君(仮名)と合流。遠いと注文が着く。茅ヶ崎と橋本の中央が厚木で、それよりもひと駅橋本寄りだからいいじゃないかと変な理屈で説得したが、このレトリックの胡散臭さは見え見えである。橋本の駅前周辺で出会えるところは限定的なので、御宅にお邪魔することが多くなる。彼には町田の方がリアリティがある。彼も意地があるので八王子などと私を挑発したりもする。まあ、頻繁には海老名を使わないからと説得して授業。

はやぶさが長年の宇宙飛行を終えて地球に戻ってきた。回収した衛星は満身創痍の状態。しかしそのダメージは、飛行中の宇宙塵や放射線などの影響とともに地球の大気圏突入のストレスも大きい。この話から橋本2君は、大気圏突入まで見込まなければならないって嫌だねという。ひとの関係では、いわゆる癒しがある。ところが引きこもり者には、そのようなことを意識できないという。孤立無援の復帰は大気圏突入だという。突入後は焼け焦げの残骸かいと私が切り返す。うっせいなと彼の言葉に突っ返される。いつものことなり。

私は、水菜を茹でた芯の透明感が好きだ。赤カブを切ったときの実の白さが好きだ。彼を買物に付きあわせさせ、珍妙な買物となる。彼の好むものが私は避けているものばかりだし、私の買うものは彼の興味を引くものがなかったからだ。

水菜や赤カブなどは、うまくない。むしろ嫌いだと彼はいう。アボガドは腐っているという。そうなのかと応答してアボガドを買う。まさにダブルバインド(違うか)。彼の加工食品とマヨネーズ好きは世代的なものだろう。マヨネーズや食べるラー油は、味音痴になるからやめとけと私がいうので、好みが全くかみ合わない。「しょうがないから付き合った。あの爺ぃ何やってんだか」という眼差しをうけて別れた。

夜間傾聴:橋本2君(仮名・説教されてしまった)
     中央林間君(仮名)


(校正1回目済み)


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2/9 買物難民ML第1報/巡... | トップ | 2/11 母の体調の周期/茅ヶ崎... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

引きこもり」カテゴリの最新記事