湘南オンラインフレネ日誌

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2/11 母の体調の周期/茅ヶ崎市障害福祉課に炭谷氏講演の紹介を

2011-02-16 06:28:01 | 引きこもり
2011/02/11 記
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母のダンピングが再開。しかし前のようにひどくはならない。本人は薬の効果が出てきたと喜んでいたところなので、気持ちが萎えているのがわかる。午前2時。我が家にとっては寝入りばな、私にとっては待機中である。

ひどいときには、トイレで連夜嘔吐。隣人宅のシャッターが閉まるという状態が続いた。ところがここ数日は、突然逆流がおきて、ベッド上で上半身を起こして座った状態でいれば、咳き込むことはあってもトイレに駆け込むことはなくなった。めまいは、相変わらずだ。地元眼科医が母にリフトアップ手術を勧め始めた。母は胃切除後15kg痩せた。全体にふたまわり縮んだ。身長も3cm以上縮んだという。このため、顔の皺が深くなり。瞼が下がって視界を維持するために疲れが出てそれがストレスにつながっていくという。これは以前ボトックス手術をやった理由なのだが、結果瞼が閉じなくなり、両眼の瞼が痛んで寝込んでしまった。それを今度は瞼のリフトアップ手術で繰返そうとしているように思えてならない。ボツリヌス菌毒素の注入のような悪いものがはいらないから大丈夫と信じきっている。手がなくなってきた証拠のように思えてならない。

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相模大野巡回のあと、伊勢丹で食事中、北里東病院の母が手術中入院していた病棟の看護師さんが、隣の席に入ってきたのに気がついた。視線が合ったとき、先方から声がかかった。2年前なのに覚えていた。ひとりは全く知らない方。ダンピングの話をすると、全摘の方の多くは通院して薬をもらっているという。母は3分の2を摘出している。そのほうが良好なのだという。通院を勧められてしまった。その消化器外科から後遺症ではないと断られ、結局、神経内科から移ることが出来ないでいることを言い出せなかった。

この話を母にすると意外な顔をした。気持ちの通じない看護師さんだったのにという。職場の勤務環境はある程度知っている者でないと、わからないものだと母にいう。この件で母にとって北里東病院の株(印象)はだいぶあがったようだ。

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巡回後、急いで茅ヶ崎に戻った。行政関係は窓口業務17時までという縛りがあるが、企画紹介の話などは多少のクッションがある。しかし、午前中が昼夜逆転できつい私にとっては、慌しい。

今回は障害福祉課に行き、公私両方の用件を足してきた。私を担当した若手の**さんは私と話すのは初めてだった。面食らったらしい。用件は視覚障害の手帳取得申請用紙をもらったことと、終了後、炭谷氏講演会への課の取り組み依頼だ。市の後援については、NPOサポートちがさきから別ルートで申請していた。

今回の企画は、企業就労を目指すいわゆる一般就労へ近づこうという方法、法定雇用率を盾に障がい者雇用を進めるという、手帳取得者の本道の流れ。一般の職場への雇用と同時に、特例子会社などへの就労を行う道。もうひとつは従来の授産施設や小規模作業所への就労。福祉的就労の道。就労継続支援A型(雇用契約を結び賃金を支払う形)最低賃金を越えることが難しいどころか、労働時間も短いが月1万円台という場合が多く、むしろ通勤し日中活動として仕事をするという居場所的性格が強い。炭谷氏が提唱するのは、「仕事作り」の道。「一般的就労と福祉的就労の狭間」に位置する就労の形だ。ここには篤志家の原資と助成金という資金縛りがあってなかなか実現が難しく、製造業・販売店舗・清掃派遣業が多い。それを社会的企業と健常者との協働の形で出発させたり、従来の枠を越えて行こうとする特徴がある。

市民活動にも、解決力の強化と公共部門への進出によるコミュニティ形成という方向で企業的手法を導入する動きがある。「コミュニティビジネス」とか「ソーシャルカンパニー」という社会的企業の志向だ。これは市民自治の発想につながっていくが、企業の公共部門進出、行政の外注獲得と区別が曖昧という問題がある。そこは利益分配のところが違っているのだが、基本的には職種は問わす純益をあげることが目的になっている。

炭谷氏の提唱する「ソーシャルファーム」の動きは、心身にハンデを持っていたり、社会的不利な立場に置かれた者の生活と社会参加を就労の道から実現しようという目的があり、「ソーシャルカンパニー」の一部分を成している。運営資金を単純に個人出資や助成金に依存するのではなく、社会的ニーズに応えることに主眼を置くことによってエンジンを得る、市場参加一般ではなく社会の側の必要性を引き込んでいく傾向が強い。それによって行政や企業との第三セクタを作っていったり委託を受ける法人を作っていく動きもある。もうひとつは健常者との協働のこと。障がい者企業を作るのではなく、協働の企業を作っていく志向がある。協業の形、職種、労働形態の吟味によって、事情を持った方の働きやすい形を作っていくために、健常者との協働によって運営を安定させていく。勿論、本来の就労の形に近づくという意味合いである。収益性は市場という大博打に賭けるという発想ではなく、公共のニーズという市場によってガードをつけていくという下地を意識している。行政や社会にとっては、事情のある結果的無業者の半公的企業作りによる就労の場の提供という面がある。就労当事者にとっての自己有用感を高める基礎となっていく。

この辺をざっと説明し、「仕事作り」なんですよと、危険覚悟でまとめた。儲かる仕事を探して自主的に頑張るという、健常者との協働を無視した解釈が復活しかねないまとめだったからだ。確かに**さんは面食らっていた。しかし、企業的手法が求められていることは確かであるし、肩書きがすごいしと思っているでしょうと私が意地悪な質問をして、**さん、動じなかったので、通じたか通じなかったか両極端なのだなと思いつつ、お願い倒してきた。

市議関連はアポをとっていなかったことと、時間切れで今回はここまで。生協関連に飛んだ。鶴が台の入口に生活クラブ生協がある。ここに依頼を出して快諾を得た。かながわ生協も店舗から依頼を仲介してもらっていたが、応答は来ていなかった。今日(11日)からの三連休が依頼巡回を邪魔していた。応答が無かったら、来週湘南台(円行)まで行かなくてはならなかった。土日や休日がそこが確実な休みになっていない私にとって、足枷になってしまう。

時間のアクロバットだったが、平塚に飛び、サンシティにお邪魔。閉じる間際に飛び込んでお願い。その足で平塚市民活動センターに行く。すでに遅番の方と交代していて、話が通じないので、メモをつけて資料を置いてきた。

茅ヶ崎に戻って香川に。下宿屋さんにお邪魔。資料を渡して、職員さんにお願いしてきた。スペアちがさき関連の方にも手渡し。こちらは別途来週に代表の++さんにお願いする。香川優先は単純に、この後、橋本に出る必要があったからだ。

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橋本3君(仮名)と会う。学習を済ませて行きつけのラーメン屋に入る。外食が多くなって糖尿病の私にとってはまずいのだが、彼は長時間同じ場所にいることには向いていなかった。講師の**が勧めたという「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を持ち出して、本を読んでいると言い出し、私に感想を求めた。いまさらなんでこんな本をと思ったが、講師の**のセンスを疑ったものの、面白いかと聞きなおした。ドラッガーのことは飛田に聞けと言ったらしい。**はろくなものではない。しかしびっくりした。

帰りは北茅ヶ崎で降りて、ジャスコで深夜の買物を済ませ、北口側から終バスに乗る。一本前に乗り遅れたが南口に回る気にはなれなかった。その時間調整にも買物が役立つのだ。母に孤食の小言を言われることを封じるために、一応食事に不足はないかを聞く。どうやら浜見平の友人親子と外食したらしく、機嫌が良かった。父の老健から三連休に訪ねるという父の宗教の信者さんから連絡があったという電話が来たのだと母が話す。携帯の長電話は趣味ではないが、寒空バス停で待つことを思えばと思うと、母の話にうなづきながら、帰りに中央公園をチェックして帰ろうと、別のことを考え、菓子パンを手に取っていた。

公園を巡回。どうしたのか##さんは不在。別のところで寝ているらしい。菓子パンを別のひとに渡して、駅前に買物袋を下げて戻った。しかし01系統の終バスが遅いのは助かっている。冷え込んだ身体にはバスの中も暖かい。買い込んだ使い捨てカイロを早く撒かなくてはと思いつつ、帰宅した。

玄関入るなり、私の衣類が綺麗にたたまれて山積みされていた。ぞっとした。案の上、小言である。急いで風呂場に逃げ込んだ。

こういう気後れしたときは、夜間傾聴もどうもうまくかみ合わない。気持ちの柔軟さが保持できないのだ。今回はレギュラー非公開ひとり。


夜間傾聴:なし


(校正1回目済み)

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