湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

9/11 高校生向けシリーズ06 東日本大震災以降の地域災害放送の話

2024-09-12 13:08:00 | 地震津波災害ボランティア
⚫︎「にほん防災(福祉)むかし話06〜

阪神淡路大震災・有珠山噴火災害後FM-MCやってた高校生〜その2」
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☆東日本大震災と災害FM☆
続編です。

当時、障害フォーラムいわてが、知的障害と身体障害の青年たちのおしゃべりFMをたちあげ、大船渡市のある市会議員が、こどもFMをたちあげていた。それぞれNHKや、書籍にとりあげられた。被災という過酷な経験のなかのたまり場を構想し、おしゃべりを楽しんでもらうつもりでいた。ここは大事な教訓なのだが、放送の基本の過ちがあって、いずれも短命に終わった。話題がなくなってしまう、思うほどにリスナーは応答してくれないし、すぐに飽きてしまうのだ。地獄の沈黙をあじわうことになったのだ。

石巻・釜石には、SNSのようなインターネット媒体の個人放送局が現れ、現在のyoutubeのたまごのような趣味性の高い語りが、雨後の筍のように、現れては消えていた。

いずれも想像力・企画力という作る側の壁と、聴くが飽きるという消費者の使い捨て癖から語り出しへのハードルを超える力がわかないという連携の壁がある。

ここまで読んでいて、何が欠けているか気がついた君は、ジャーナリストの芽を持っている。それは「取材」という放送の基本活動だ。(気づいたかな?)放送は対話。話題を見つけ、話しかけ、まとめ上げていく活動だ。内輪話の傍観者はつながらない。これからも災害私設放送局は生まれていくだろうが、これが生き残るか否かの指標なのだ。

ああ、何か大事なことを書き忘れているなぁ。まあ、思い出したら、書かせてもらいます。うんざりしないでください。

めでたくない
めでたくない



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9/10 内閣官房国土強靭化推進室の災害ボラ講演会から

2024-09-12 03:34:00 | 地震津波災害ボランティア
2024/09/10 記
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ハッカーさん、おはようございます。虎ノ門の内閣官房国土強靭化推進室主催の講演会に行ってきました。各地の災害対策実践紹介の会。知人の報告が多く、だから官製の会でも参加したのです。新橋から銀座線でひとつ目、虎ノ門。さて困ったことに、案内に電話番号や連絡先が公開されていない。住所から番地にたどりついても、⚫︎⚫︎ビルがわからない。看板もないから、通行人にきいてもわからない。なんと30分がすぎていた。処方薬局に飛び込んできいたら裏のビルとわかり、まにあった。⚫︎⚫︎ビルっていうのは、だめですね。連絡先は不可欠です。
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官民共創HUBって何?連絡先がない?!用心して1時間半前にでかけてよかったのだ。今回の官製講演会といい、成瀬の「オレンジランプ」上映会にしても、最低限の予定情報がいい加減になるのは、内輪の会の意識があるから、ルーズになるのだ。

会は80名定員半数以下。オンラインはどの程度かわからないが、発表者への質問は逸脱することがない無難なものばかり。官製の特徴だ。会のテーマやプログラムは、以下の通り。

テーマ:「災害大国日本における、防災・減災の最前線!!!」
主催:内閣官房国土強靭化推進室
プログラム:
(第一部 事例紹介)
1)せたがや防災NPOアクション
2)川辺復興プロジェクトあるく
3)静岡県ホテル旅館生活衛生同業者組合「あけぼの会」

(第二部)
4)ぶどうの家
5)株式会社Resilire
6)WOTA株式会社

司会 鍵屋一氏(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部まちづくり学科教授)
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面白いチョイスだと感じ申し込んだ。1)の世田谷の報告は、いわばNPO連絡会の防災の取り組みであり、企業化を含んだ活動というより、自然発生的なさまざまな分野の市民活動が交流している中に、防災活動が提案され、有志が動いており、学生さんが多いとのこと。事務所は豪徳寺にあり、おやと思った。余談だが、ビッグイシュー会員の姪御さんの摂食障害相談を受けたが住処が豪徳寺だった。もしやと思い質問すると、関連団体があるから、つながっているかもとの応答。脱線だが、おやおやだったのだ。

地域の若手と要配慮者支援活動を結びつけたいという問題意識に共感。近々、お邪魔することに。

気になった報告に、世田谷では、発災時外部ボランティアはボランティア協会がナショナルセンターを担い、区社協のボラセンは、地元活動をとりまとめるという分業をしているという。活動期間の差が大きく、テーマがちがっている。実際発災数ヶ月後味わう落差だ。茅ヶ崎なら社協ボラセンが外部ボランティアを仕切り、新たにサポセンが災害時に地元ボランティアを集めるという形がありうる。世田谷の経験をきいてみようと思う。
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2)と4)は、倉敷市真備の皆さんだ。川辺は、川辺町の意味。リアルでは、お初。ぶどうの家の津田さんにご挨拶。ぶどうの家は、障害者グループホーム。評価は西日本豪雨災害の堤防決壊洪水からの復興の連携と力強さ。レジリエンス事例として、紹介されていた。
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3)も私が通っている土木系防災の代表も関係している活動で、主体は宿泊業女将中心の防災活動で、主に利用客の安全を守ることだが、急性期避難所や、地元被災者の仮設設置までの避難所、地域の大人数被災者の食堂機能が検討されている。
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他にも、発災時の生活水の循環利用の企業などの話があり、添付の事例集も価値があった。こちらは追ってぶろぐに書く。
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16時に終わったので、銀座線で浅草まで出て、薬研堀七味を仕込み、上野から帰宅。浜見平@@はさん、見守りありがとう。ぴりりと辛いおみやげです。

(校正1回目済み)

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