「わーく」の第二回編集会議をひらいた。参加予定のIさんは現れなかった。Oさんと再びふたりで話し合った。帰宅後Iさんに電話。理由は「雨が降ったから」だった。確かに理由にならないとは言わない。しかしOさんは雨の中、原付でサポセンに来ていたのだ。こういうずれがなかなか活動が立ち上がらないことにつながってしまう。しかし、Iさんも、いつも母親同伴で動いているので、母親に「雨でも行こう」とは言えなかったという。
机に45リットルのゴミ袋を裂いてシートにしたものを軽く張り付け、その上に模造紙を敷く。模造紙もまた四隅を留めておく。ここに太いマジックインキで相談する紙面や物事を書き込んでいく。この方式は、ホワイトボードを水平にしたようなものだが、誌面構成などのヴィジュアルなものの相談をするときは、視野を共有できていい。開放感もある。ただ立席議論となるので、長時間は疲れる。私達は古新聞紙を貼って書き込みを行っていた。しかし、学習困難児の特に自閉傾向のある子たちとの話し合いには、古新聞の広告が邪魔者となった。勿体無くても模造紙を使う。白黒のコントラストが強すぎる子には、色模造紙(青など)と同系色のマジックインキを使う。
必要な画像などはコピーして、貼りこんでしまう。次々に吹き出しを書き込んで、意見を書き込んでいく。記憶に頼らず、議論を視覚化して蓄積していく。この模造紙を教室の場合は最後に壁に掲示するのだが、さすがにサポセンはそうもいかない。民宿で話し合ったときなどは、模造紙を持たせ、デジカメで撮って、解像力からは一見無駄に見える画像を参加者に配ってしまう。私などの記憶力が弱まったものと違い、自閉傾向の子達は、紙面の文字がその画像から再現されていく。
念のために最後に紙面を読みながら、私と当番の子とでまとめの読みあわせをし、皆がそれを了承するプロセスをおく。複眼で再現された会話は録音し、文字起こしなどせずに保存し、「紙面・プリントアウト画像・録音CD」をセットにして、閲覧可能な状態でストックしていく。大事な話の時は必要に応じてダビング(コピー)していけばいい。
このシステムは文字媒体の重みを極力軽くするために考案したものだ。設計事務所のような筒のなかに模造紙が入っている。筒には日付と大雑把なシンボルが描かれ、柔らかなB5シートに挟み込まれた解説文書メモとプリント画像、100円ショップで売っている45MB・CD-R2枚が窮屈だが入れてある。薄い箱に垂直保存するのもいいかもしれない。
ICメモリが安くなったとはいえまだ高い。だからCD-RW程度の贅沢をと思いつつも、小型のものがないため別保存の厄介がある。それで小型のCD-R(105-/枚)となったのだが、これはドライブが垂直に立てられた機種にはつかえない難がある。
実際の例は、次に類似のことが議論されたり、継続議論で前回の確認があるとき、模造紙を引っ張り出すと効果は、てきめん。記憶が発言となって湧き上がってくる。続きの話がし易くなるのだ。
このシステムを昨日は試しに準備していた。しかしまあ、ふたりの話では必要がなく、虚しさがじんわり背筋を這い上がってくる感じだった。益永・森のお二人さんが隣のテーブルで作業している。その横で白髪のおっさんが若い子とノートパソコンを抱えてなにやらやっている様は、なかなか重たいものがあった。私はこの手には慣れているが、若い子にはきついかなと、サポセンを出るその子の背にぱんぱんとかしわ手を打ったのだった。30日、私は横浜の本人の会にお邪魔する。そのとき、もうひとりの遠方の協力者と合流するので、皆に見本を見てもらおうと思う。
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22日、講演会に年配の相談者の方が参加される。講演会後、面談を行うが参加したい方は、直接会場へどうぞ。講演会は¥500-かかります。
机に45リットルのゴミ袋を裂いてシートにしたものを軽く張り付け、その上に模造紙を敷く。模造紙もまた四隅を留めておく。ここに太いマジックインキで相談する紙面や物事を書き込んでいく。この方式は、ホワイトボードを水平にしたようなものだが、誌面構成などのヴィジュアルなものの相談をするときは、視野を共有できていい。開放感もある。ただ立席議論となるので、長時間は疲れる。私達は古新聞紙を貼って書き込みを行っていた。しかし、学習困難児の特に自閉傾向のある子たちとの話し合いには、古新聞の広告が邪魔者となった。勿体無くても模造紙を使う。白黒のコントラストが強すぎる子には、色模造紙(青など)と同系色のマジックインキを使う。
必要な画像などはコピーして、貼りこんでしまう。次々に吹き出しを書き込んで、意見を書き込んでいく。記憶に頼らず、議論を視覚化して蓄積していく。この模造紙を教室の場合は最後に壁に掲示するのだが、さすがにサポセンはそうもいかない。民宿で話し合ったときなどは、模造紙を持たせ、デジカメで撮って、解像力からは一見無駄に見える画像を参加者に配ってしまう。私などの記憶力が弱まったものと違い、自閉傾向の子達は、紙面の文字がその画像から再現されていく。
念のために最後に紙面を読みながら、私と当番の子とでまとめの読みあわせをし、皆がそれを了承するプロセスをおく。複眼で再現された会話は録音し、文字起こしなどせずに保存し、「紙面・プリントアウト画像・録音CD」をセットにして、閲覧可能な状態でストックしていく。大事な話の時は必要に応じてダビング(コピー)していけばいい。
このシステムは文字媒体の重みを極力軽くするために考案したものだ。設計事務所のような筒のなかに模造紙が入っている。筒には日付と大雑把なシンボルが描かれ、柔らかなB5シートに挟み込まれた解説文書メモとプリント画像、100円ショップで売っている45MB・CD-R2枚が窮屈だが入れてある。薄い箱に垂直保存するのもいいかもしれない。
ICメモリが安くなったとはいえまだ高い。だからCD-RW程度の贅沢をと思いつつも、小型のものがないため別保存の厄介がある。それで小型のCD-R(105-/枚)となったのだが、これはドライブが垂直に立てられた機種にはつかえない難がある。
実際の例は、次に類似のことが議論されたり、継続議論で前回の確認があるとき、模造紙を引っ張り出すと効果は、てきめん。記憶が発言となって湧き上がってくる。続きの話がし易くなるのだ。
このシステムを昨日は試しに準備していた。しかしまあ、ふたりの話では必要がなく、虚しさがじんわり背筋を這い上がってくる感じだった。益永・森のお二人さんが隣のテーブルで作業している。その横で白髪のおっさんが若い子とノートパソコンを抱えてなにやらやっている様は、なかなか重たいものがあった。私はこの手には慣れているが、若い子にはきついかなと、サポセンを出るその子の背にぱんぱんとかしわ手を打ったのだった。30日、私は横浜の本人の会にお邪魔する。そのとき、もうひとりの遠方の協力者と合流するので、皆に見本を見てもらおうと思う。
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22日、講演会に年配の相談者の方が参加される。講演会後、面談を行うが参加したい方は、直接会場へどうぞ。講演会は¥500-かかります。