湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

4/10~17 の抄録 茅ヶ崎市生活支援課との懇談会 IPSリカバリーキャラバン隊と当事者懇談

2010-04-19 07:17:00 | 引きこもり
仕事と父の夜間介護が重なり、部分書きしてある日録を仕上げていくことが困難になりました。2010/04/10~17 の間の経過は、大事な部分を抄録の形で記録させてもらいます。18日以降から書いていきます。

2010/04/10~17 記
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茅ヶ崎市の新設課、生活支援課ができたことを契機に、官民の関係者の地域懇談会を開くことを準備している。湘南ライフサポートきずなのTさん・Mさん、ちがさきHL支援の会のUさんの了解を得て、湘南あすなろ会の3団体で、15日午後、懇談会開催の招待状を生活支援課に持ち込んだ。

野宿者担当不在のまま、F課長に閲覧していただいた。しかし、判断は「担当者不在なので日程は」という形で、空転。課の今年度の方針の中に、「民間団体との協働で行いうる部分について懇談し、ネットワークの芽を作る」ことを考えて欲しいことを要望し、出来ることなら課長じきじきの参加をお願いできないかとをプッシュをして帰ってきた。戸惑いというより、野宿者支援関係者をご存じない対応。これにはびっくりした。

翌16日(金)、課の日程を含んだご都合を伺いに、私と当事者Eさんの二人連れでお邪魔した。前日のことがあったので、判断材料にと、湘南あすなろ会の便りとビッグイシュー140号(E君へのインタビューが記載されている号)を添えて、資料提供を同時にしておこうと同課を訪ねた。しかし、今回も担当者不在だった。週明けの19日(月)に、再度お邪魔する予定でいる。

懇談会は5月中に行いたいと思っている。それ以降だと課の新設の鮮度がにぶってしまうからだ。新設課雇用労働課についても同様の懇談会をおきたかったが、担当領域が一般就労であることから、障がい者支援団体からの支援が受けにくいという問題があった。また路上生活者支援の立場からは、住環境と生活の基礎再建という優先課題を踏まえなくては就労に結びつかない事情がある関係から、NPOから提案する内容が、雇用労働課との接点に結びつきにくかった。

まずは生活支援関係の生活支援課とのネットワーキングが必要だった。お互いをつなぐ行動提案は、あすなろ会からは、緊急連絡先カード作りとその配布を提案しようと思っている。これならNPO側、行政も極端な無理をせずに実現しうるだろう。このカード作りは、お互いをつなぐ当座の接着剤のようなものだ。ここから次の可能性をまさぐっていけばいい。

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「輝く未来へ Step up」(都教委)と、サンシティ平塚(進和学園)所長の勝田俊一氏の解説と懇談の会が実現に踏み出している。チラシ原案を作っているが、平塚の関係団体への働きかけをしてみたらという提案を、平塚の市民活動センターからいただいていた。茅ヶ崎に会場を置くが、隣接市町にも呼びかける予定。スペアちがさきの総会に整理して報告したいと思っている。週明けには主催側の関係者との準備会の詰めに入るつもりだ。

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今年は、「わーく」編集部としては、昨年夏、若松町たい焼き屋さんの「ゆめたい」から、事務所と企画開催可能なフリースペースの両方の機能確保の見通しが消えたことで、参加の意味がなくなり、会から降りた関係で、実際上、知的・発達・精神の領域の交流の場を失ってしまっていた。一方、市自立支援協からは、障がい当事者団体ではないということからシャットアウトされている関係から、地域潜在化する引きこもり者、就労挫折組、軽度発達障がい・中途発症精神の未登録境界線の方々をインクルーシブな障がい者の地域起業活動と、横断させた支援の構想がますます通りにくくなった。このような状況下から、領域横断的地域起業に何がなしうるかだろうかと考えていた。

「わーく」の紙メディアと画像放送も技術的な障害と、父の介護という不安定要素から再刊1号出して中止というわけにもいかず、父の転倒の頻度次第で鎮まるのを待っている状態がある。この鬱屈した状況を突破するために、何が可能かを考えた。

その線から「定員制当事者就労懇談実施」を基礎においた今年の方針を出発させることにした。

「わーく」からは、「輝く未来へ Stepup」を企業就労の懇談として共催提案することになった。しかしその時期が、スペアちがさきの6月総会後の遅い7月となった関係上、併行して準備を進めていたIPSリカバリーの当事者さんと支援者の方2名を、5月末頃に招待をかけていた。

精神障がい領域から提案された、ストレングスモデルに乗った優れた活動の息吹を湘南に招きいれようと動き出している。懇談という以上、少人数10名程度を限度とした質を重視の会を考えている。

ところが、まずIPSリカバリーやストレングスモデルのことが、知的または発達障がい関係者に理解が広がっていないことから、参加は慎重にとか、会場利用は無理というような話で提案は難航している。ひとに依頼して間接提案することの困難を感じている。昨年秋、湘南東部医療圏域の研修会に、桜ヶ丘病院の実践を基礎にしたIPSリカバリーキャラバン隊の講演研修が開かれていた。同じ団体に今回お願いしたのは、一方通行的な講演ではなく当事者懇談で、再度交流しようという案なのだ。私の地元当事者は2名しかいない。他の、特に精神の領域からの協力者をどう得るか、個別相談にアタックする時間をどう捻出するかが問われている。

地域の活動に意味のある提案と信じる。しかし現在の関係活動は、地域潜在している方々を意識して立てるのではなく、既存組織からの活動で企画する関係で、未組織関係者の取り込みは二の次となり、横断の意識は無い。それでも私抜きで進めるというなら、内容が通ればいい。私個人は主催は降りてもいいのだ。誰かがやらなければ、地域は変わらない。障がい者就労にインクルージョンの波を入れていくこと、一般就労のセクション協業の形に就労支援活動を育てていくことを考えたい。

こんな状況だからこそ、「わーく」画像放送の機材を眠らせて置くのではなく、始めたいのだ。とにかく風化との時間勝負なのである。動いてなんぼ、墓穴でも掘りぬく必要がある。


夜間傾聴:中央林間君(仮名・4/18)


(校正2回目済み)

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