湘南オンラインフレネ日誌

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茅ケ崎市協働まちづくり研全体会フィニッシュ?

2006-01-31 05:14:24 | 引きこもり
 昨日は茅ケ崎市協働まちづくり研の全体会があった。協働まち研は茅ケ崎市の協働事業推進条例に基づいて、市民活動が行政と協働するしくみを検討する会として1年間活動をしてきた。あと全体会が1回、そして4月後半に最終の公開発表会で一区切りとなる。

 私たちが提案してきた「湘南版(民間版)ジョブカフェ」は、他の4ケースと同様、具体例を通じて協働事業を実現するモデルケースとして検討されてきた。

 4月末には、その過渡的なステップを含んで紹介することになる。そのとき、「厚労省+市産業振興課のキャリアナビとの連携(ハンデキャップを抱えた方の就労相談・ピアカウンセリングの勧め・セミナー参加など)」と、「就労支援湘南実務者ネット」が公開される。

 新年度は、これらに踏まえて茅ケ崎市の行政の側から、協働事業の提案がなされ、今年の年末、お互いの合流が試みられる。そして2007年度から実行に踏み出すのだが、この長いスパンの企画にNPOとして耐えられるのかということも問われる時期に入った。正直言って行政のテンポ1年先送りは強烈なパンチだった。

 全体会は、これらを見通し、検討3グループが「しくみ」と「実践例」の2グループに統合されることになった。これは効率化という点では確かにそのとおりだが、「実践例」が逆に尻尾きりになる可能性があるのではないかと危惧する。

 会が終わった後、いくつかの会の代表と話し合ったが、行政の力に頼ってことを成す傾向が強く感じられ違和感を感じた。行政はぶらさがる相手ではないと思うのだ。私たちの自力の活動の延長で、壁を超える手助けと考えているから、協働事業といいつつそれほど期待していない。過渡的な方針とは、目的を貫くために生き抜くために設定した行動指針であって、行政がしらんぷりしても生きていくしぶとさを根付かせるものだ。

 今回は「静岡市」「北九州市」「福井市」そして「仙台市」「我孫子市」のしくみが比較対照され、特に「共同プラットホーム」の話が検討されたのだが、「入れ物」に流れ込む市民活動のエネルギーや協働する行政のパワーが見逃されているようで、私は形式論議ではないといいきる気にはなれない。いつもそこがぼっこり抜け落ち、行政好みの活動がそれを利用し、あとは関係なく自分の活動を展開していくだけだからだ。その場合、行政は少なくとも「邪魔しないで下さいな」という範囲に収まってしまう。

 しらけと可能性を尽くす義務感のようなものが、この1年間払拭し切れなかった。ここで大事なことは、提案されたことから、類似の活動がなぜ生まれてこないのだろうかという懐疑がある。私は状況がそんなに甘くはないのだと思っている。しくみが出来ても私が取り組む世界は、極めて保守的だし、新たに提案されていることは、接木のような提案であって、いまここの抱える困難を解きほぐしていく内容になっていないように思っている。こういう状況では、受け皿が出来ても資金は欲しいが何かを一緒にやろうということにはならないと思うのだ。

 質的に見通しのきく活動が出て来てこそ、協働事業は膨らむ。焼き直しではない元気の出る新たな形が求められていると思っている。

 次回の協働まち研全体会は、3月13日(月)18時から、茅ケ崎市市民活動サポートセンター(通称:サポセン)で行われる。

 今年度最終の4月発表会は、市長と行政との懇談会となるという。市長はあちこちの市民団体と対話している。その意味で、だからどうなのという気分。特別のご褒美ではないし、期待もしていない。

p.s. 懇談会通信ピックアップNo.013が出来上がった。「実務者ネットが出来た」これがトップ。ML勧誘をした。裏がストリングラフィの呼びかけ。明日から配達を始める。
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