ハマウィング(横浜市風力発電所)へ

2017-02-06 00:00:00 | おさんぽ
1月の終わりごろ、南風の強い日に横浜市の瑞穂埠頭にある発電用の風車(ハマウィング)を見学した。

どうしたことか1年に1回位、トラブルで止まることがあるそうで、その日が特別トラブルデーだった。高さが118メートル。1980Kwの定格出力ということで2006年度に運転開始になっている。

fuusha0


国産ではなくデンマークの会社製で、タワー(煙突状)は韓国製、ブレード(羽根)は中国製で、ナセル(発電機)がデンマーク製だそうだ。

10年間運用した結果、収支はあまりよろしくないそうだ。風力が北海道と比べ半分ということで赤字だそうだ。無人で運転している。

fuusha


最近の風車は内部にエレベーターが付いているそうだが、本タワーは、上に登るには階段でもなく内側に取り付けられた「はしご」。最も見たいのは100m上にあるバスのような形をした発電機なのだが、あきらめた方がいいだろう。

タワーの下には水素発生装置が建設中だが、実は上水道が引かれていないので、原料の水がなく、タンクローリーで水道水を運ぶそうだ。無理に無理を重ねているように見えるが、内実は想像できる。


それよりも、この瑞穂埠頭だが、別名は横浜ノース・ドックという。埠頭の大部分はれっきとした米軍基地である。戦後接収されたまま、返してもらえないわけだ。基地の部分は米軍管理下にある。そして当日は、上陸用舟艇が何隻も停泊していた。尖閣列島上陸作戦用なのか韓国消滅時の竹島奪還作戦用なのだろうか。

そして米軍基地内を撮影してはいけないために、下から空を撮影するアングルだけが撮影可能なのだ。(ただし、基地の向こうにはベイブリッジがあるので、橋の方向からは隠すところなく丸見えなのである)