アメリカのミュージカル(キャバレー他)の監督で振付師でもあるボブ・フォッシーが自らの死期が近づいていることを知り(勘違い?)、時間に追われ、何もかもギリギリ状態の映画監督を主役とする自伝的ミュージカル風映画にした作品だ。実際には映画完成から実際にサヨナラするまで8年もかかった。
![jazz](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/75/2d581242f7b215a3164b103382c4091c.png)
自伝的作品といえばフェリーニで生涯何作も自伝的映画(仕事に行き詰った監督が主役)を撮っている(「8 1/2」とか「アマルコルド」とか)。フェリーニの場合は病気とは何の関係もない。
主役の監督役(ギデオン)を演じるのは、ロイ・シャイダー。女優陣はたくさん登場し、監督を愛しているのか、単に自分勝手なのかよくわからない。たぶん両方なのだろう。また制作会社の役員は、芸術性より商業性に重きをおく人間たちとして描かれ、監督が過労で入院すると、そのまま死んでくれた方が保険で儲かると算盤をはじいたりする。
いずれにしろ、四六時中、酒とタバコと精神安定剤を飲み続ければ、ボロボロになるわけで、わかっていても止められずに病院超特急になるわけだ。世界の禁煙率向上に貢献した映画なのかもしれない。
なお、監督のそばには、いつも死神がまとわりついているのだが、これが美女のわけだ。美女が死神になって、「こっちへおいでよ」というのを断るのは難しいような気がする。
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自伝的作品といえばフェリーニで生涯何作も自伝的映画(仕事に行き詰った監督が主役)を撮っている(「8 1/2」とか「アマルコルド」とか)。フェリーニの場合は病気とは何の関係もない。
主役の監督役(ギデオン)を演じるのは、ロイ・シャイダー。女優陣はたくさん登場し、監督を愛しているのか、単に自分勝手なのかよくわからない。たぶん両方なのだろう。また制作会社の役員は、芸術性より商業性に重きをおく人間たちとして描かれ、監督が過労で入院すると、そのまま死んでくれた方が保険で儲かると算盤をはじいたりする。
いずれにしろ、四六時中、酒とタバコと精神安定剤を飲み続ければ、ボロボロになるわけで、わかっていても止められずに病院超特急になるわけだ。世界の禁煙率向上に貢献した映画なのかもしれない。
なお、監督のそばには、いつも死神がまとわりついているのだが、これが美女のわけだ。美女が死神になって、「こっちへおいでよ」というのを断るのは難しいような気がする。