生命の星・地球博物館(小田原市)

2017-02-12 00:00:50 | 美術館・博物館・工芸品
生命の星・地球博物館は神奈川県の県立博物館である。今まで行ってなかったのは場所が小田原市というだけではなく、町名としての入生田(いりうだ)の場所を誤認していて山の中に徒歩60分というイメージだったのだが、調べ直すと小田急の入生田駅の前にあるということで、箱根に行くついでに寄ることにした。

国道1号線を小田原から箱根湯本方面に鉄道は進み、ちょうど蒲鉾店が並ぶ当たりにあるのが入生田駅だ。駅の中に踏切があるローカル駅だ。

しかし、建物は大きく立派だ。要するに上野の科学博物館の小型版ではあるがある意味解説のわかりやすさは上野以上に優れている。地球の起源とか、地球という天体の構造や地震のメカニズムだけじゃなく火山についても細かい。ハワイの火山も日本の火山も同じようなものではにかと思っていたが、大きな違いがあった。

ハワイの場合、8つの島があるが、これがすべて火山で、もっとも東側のハワイ島は、いま火山が爆発中で成長過程にある。地下深くから、一本のマグマの通り道があって、それは全地球的には同じ場所にそろばんの玉のように断続的に溶岩の塊が上ってくるのだが、地表の方がプレートごと東から西へ(日本海溝に向かって)移動しているので、西側のオアフ島の方から順に東に向かって火山島が生成されていく。

日本の方は、プレートが沈んでいく過程で地震が多発し、その結果、地下の温度が上がって水分が地球内部で膨張して地面にひび割れをつくり、そこにマグマの圧力がかかり、ところ狭しと溶岩が流れ出すということだそうだ。

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そして、この博物館のもう一つの方向としては地球生命の進化の歴史がある。三葉虫やアンモナイトのことは詳しく書かれていて、最初の人類として780万年前のサヘラントロブスがあった。

magamo


また鳥類代表としてはマガモというつまらない鳥が紹介されている。首が緑の鴨と、首が茶色の鴨がある。たまたま読んでいた本にクビの色の差が書かれていた。要するに、首が青い方が旨い!ということだそうだ。

nihono


あと、日本では消滅したとされるオオカミだが、日本オオカミの方が厳しい表情だが、大陸オオカミは巨大だ。虎やライオンとも同じぐらいの規模だ。

tairikuo


どうも話がまとまらない。