豚丼の王様

2010-12-17 00:00:27 | あじ
確か2年ほど前にピロリ菌退治をしてから、3キロほど太ってしまった。原因と結果という観点で考えれば、胃の動きが活発になり、食物の消化が良くなってその分、栄養が過剰になり体脂肪が増えたということ。

個人的には、若干の体重オーバーであっても、仮にフェイタルな病気で一カ月以上入院を余儀なくされた場合、一挙に5キロほど痩せるはずだから、その時の備蓄と考えればいいと思っていたのだが、既に備蓄を蓄えた上に、さらに体重増加は少しまずい。

ということで、手頃なところで昼飯のカロリーを抑えるために努力中なのだが、毎日、コンビニサンドとかキツネソバでは味気ない。毎週一回は、豚骨ラーメンとか丼物とかに行くことにしている。といっても、ビジネスランチになったり、不規則な出張で1日4回食事をとったりと、全然減食効果は現れないのだが(というか減食してないから)。





それで、数ヶ月ぶりにダイエットの天敵みたいな店に入る。虎ノ門の某所。

『豚丼』である。650円。

ごはんの上に刻みキャベツをのせ、マヨネーズで味付けする。その上に、目の前で炭火で網焼きで焦がした豚バラ肉を並べ、上に半熟の温泉卵。紅ショウガは各自トッピング。

狂牛病騒ぎの時に、某牛丼チェーンの店頭にみじめっぽく登場したブタ丼とは大違いだ。

もともとは、同様の焼鳥丼が看板だったのだが、実は近くに正統派焼鳥丼の美味な店がある。そのため、焼鳥屋のはずが自然に焼豚屋になったわけだ。遠赤外線でバラ肉を炙るから、備長炭の上にしたたる獣脂が燃え上がり、炎と煙が巧まずしてワイルドなわけだ。(とはいえ、肉の焦げ目はガン細胞の活性化の誘因物質とも言われるので、こっそり箸でよける方がいい)

そして、この店は、結構、女性客が多い。草食系人間は、男女ともに、入店禁止だ。