茶番劇さまざま

2010-12-14 00:00:20 | 市民A
ノーベル平和賞に対抗して、中国(中華人民共和国)が慌てて作った賞が「孔子平和賞」。中華民国の連戦氏を受賞者に選んだが、受賞拒否されたようだ。中台の融和のために働いたということらしいが、本人が事実を否定しているようだ。

それよりも理解不能なのが、「孔子」の名前。彼が主宰したのが「儒教」。バイブルになるのが『論語』なのだが、それは共産主義とは180度まではいかなくても150度程度方向が違う。封建制度維持のための宗教と考えれば、現在の中国共産党も封建制度を指向しているのだろうか。

現代中国のモラルなき守銭奴ぶりの直接的原因は文化大革命なのだろうが、その道徳的面での反省もなく、中心人物を通貨の顔にしたまま孔子様まで利用するというのでは、ちょっとねえ・・


あの朝日新聞さえ、孔子平和賞のことを、「イグノーベル平和賞」とからかっている。

イグノーベル賞とは、ノーベル賞のパロディとされ、ありえない研究などに賞を与えている。

ところが、・・・


あろうことか、今回のノーベル賞受賞者の中に、過去にイグノーベル賞を受賞した学者がいるわけだ。

ノーベル物理学賞受賞の英国のアンドレ・ゲイム教授(51)。ノーベル賞は「グラフェンの分離」で本年に受賞だが、2000年に「カエルと力士を浮揚させるための磁石の使用」に対してイグノーベル賞を受賞している。

イグノーベル賞の価値が一気に高まったわけだ。


ところで、2010年の医学生理学賞だが、ロバートエドワーズ教授が受賞。「体外受精の技術」。なんとなく、人間が神の領域に侵入したことが評価され始めたような気がする。

どうも割切れないことが多い。