アクアマリンふくしま(2/2)

2010-12-06 00:00:26 | 美術館・博物館・工芸品
「アクアマリンふくしま」のもう一つの顔が、シーラカンスの研究。

どうも展示しているとの話は知っていたのだが、まさか遊泳しているはずはないし、と興味を持っていたのだが、なかなか登場しない。あきらめていたのだが、出口の直前にシーラカンスの特設コーナーがあった。



標本というのかな。思っていた大きさの十倍位の大きさ。人間と同じぐらいのサイズだ。よく長い期間人間の目から隠れていたものだ。資料を読んでみると、普段のすみかは、ただの深海ではなく、深海にある岩場に、都合よくひび割れがあるような場所で、そのひび割れの中などに棲むそうだ。だからめったなことでは人間の仕掛けた網にはかからない。

そうはいっても、最近の研究ではインド洋の東側のインドネシアから西側のアフリカ沿岸までかなり広範囲に生息することがわかったようだ。

彼らが進化して人間まで辿りつくと言うのなら面白いのだが、どうもそうではないようだ。進化の枝別れの一本。

本当は、高知では「くえ」、博多では「あら」と呼ばれる冬の鍋の女王に似ているようだが、思い過ごしだろうか。



イワシの大群とか、普通の魚が沢山見られる上に、熱帯魚のコーナーは、カラフルだ。

ただ、このあたりの海は暖流と寒流が入り交じる場所で、様々な食用の魚が揚がるようだが、地元のこども達は、この水族館で何を考えるのだろうか。生命の起源?海の科学?自然保護?、それとも今夜のおかずなのだろうか。



あるいは、将来の職業。さて、・・