アクアマリンふくしま(1/2)

2010-12-05 00:00:10 | 美術館・博物館・工芸品
福島県の太平洋岸、いわき市にある「アクアマリンふくしま」に行ってみた。かなりの大規模水族館ということは知っていた。ただ、水族館のネーミングが、「アクア」と「マリン」と同類語がつながって、ちょっとくどいか。ふくしまがひらがな書きならアクアもひらがなにした方がよかったかな。(最近の大学生の中には九九ができないだけではなく、ひらがなが読めない場合もあるそうだから、読みが長いのも問題かも)



ただ、東京からは遠い。上野からの1時間に1本の常磐線特急で2時間。さらにいわき駅からの公共交通機関はバスで30分。水族館の名前ではない普通の停留所で降りて、徒歩15分。600円だ。

閉館時間の関係で、タクシーで行ったら、5000円位かかった。帰りはバスにしたが、目印もなく、夜道を不安にかられながら葬儀場の前のバス停に到着。地元密着とは言え、もう少しなんとかならないかな・・

水族館好きなので、結構詳しいのでタクシードライバーと話をしているうちに、水族館関係者と勘違いされ、一般の入り口ではなく、関係者入り口で降ろされたのだが、無料で入館するのは気が引けるので正規料金を払う。

ところで、最近の水族館に求められるポイントは実に多岐にわたっている。

観客を多数動員し、エンターテインメントとして市民を楽しませること。そして、なるべく多くの収入を上げ続け、その他の目的に充てることが必要だ。そして、水生生物の研究が必要だ。進化の研究、環境保護の研究など。さらに、地域によっては、水産資源の研究も求められる。

で、それらのバランスが、水族館の個性になる。

で、まずは、水産資源。平たくいえば、和食割烹のネタ。



まず、日本人の大好きな海老。ずいぶんまとめて見せているものだ。若い親子が、これを見て、「海老まつりだねえ」とか興奮している。たぶん、夕食のおかずは海老フライだろう。あるいは回転寿司?生きたまま鍋に入れて踊り食い?



そして、ビックリは、ご当地魚とでもいうべき「メヒカリ」。深海に棲み、目が光ると言われる。一夜干しが特に美味だが、水族館にはいないとされていたのだが、さすが本場である。本当に眼が光っている。遺伝子組み換えでこの眼が光る遺伝子を組み込むと凄い動物ができそうだ。スーパー警備員。

こういう体に特徴を持った動物って、実は進化の先端にいるのだろうか、あるいは迷い道なのだろうか。では、人間の先にある生物がいないとするなら、それは先端なのか、あるいは迷い道。