2002年10月14日朝から23日夜まで、紀州鉱山の真実を明らかにする会は、韓国挺身隊研究所と共同で、海南島における日本の侵略犯罪の「現地調査」をおこないました。
これは、紀州鉱山の真実を明らかにする会の5回目の「現地調査」の後半でした。
2002年12月に、韓国の政府機関である女性部権益企画課が、『2002年 国外居住 日本軍‘慰安婦’被害者 実態調査』(研究機関:韓国挺身隊研究所)を発行しました。同書の第3部「海南島調査報告」の第Ⅲ章は、金靜美と佐藤正人が共同執筆した「海南島에 있어서의 日本軍隊性奴隷制度와 強制連行・強制労働 2002年10月海南島「現地調査」報告」でした。
以下に、この報告の日本語原稿を9回に分けて連載します。写真は、キャプションだけを掲載します。写真集『日本の海南島侵略と抗日反日闘争』(紀州鉱山の真実を明らかにする会制作。2007年2月10日発行)77頁~85頁の「日本軍隊性奴隷制」を参照してください。
■目次
はじめに
一、日本軍の海南島侵略と抗日闘争
二、海南島における日本の国家犯罪
軍事基地化、資源略奪、民衆虐殺、労働強制、軍隊性奴隷化、強制連行
三、海南島における日本軍隊性奴隷制度と強制連行・強制労働
①、日本軍隊性奴隷制度
1、「戦地后勤服務隊」
2、朝鮮人女性が犠牲者とされた場合
3、台湾の女性が犠牲者とされた場合
4、日本人女性が犠牲者とされた場合
②、強制連行・強制労働
四、「朝鮮村」虐殺(「海南島派遣朝鮮報国隊」)
五、今後の課題
①、「朝鮮村」発掘
②、「海南島戦時性暴力被害裁判」:名誉回復・損害賠償
③、朴来順氏ら海南島で日本軍隊性奴隷とされた女性すべての名誉回復
④、さらなる事実調査。海南島における日本の国家犯罪を明るみに!
⑤、民衆史としての海南島における抗日反日闘争史
■はじめに
2002年10月、紀州鉱山の真実を明らかにする会は、韓国挺身隊研究所と共同で、海南島における日本の侵略犯罪の「現地調査」をおこなった。紀州鉱山の真実を明らかにする会は、1998年6月に石原産業が海南島で経営していた田独鉱山における強制労働の「現地調査」を始め、それ以後、日本の海南島侵略の実体をできるだけ具体的に、全体的に知ろうとしてきた。
今回、韓国挺身隊研究所は、海南島における日本軍隊性奴隷制度の解明を主目的とし、とくに「日軍朝鮮人慰安婦」との出会いを願っていた。
10日間の共同調査の過程で、参加者全員は、日本軍隊性奴隷制度もまた、日本の侵略史総体の中で追求しなければならないことを再確認することができた。
今回の共同の「現地調査」で主としておこなったことは、①体験者・関係者・研究者からの聞きとり、②「日軍朝鮮人慰安婦幸存者」と出会う可能性の追求、③侵略犯罪現場確認、④侵略遺跡確認、⑤文献探索であった。
以下で、前提的に、日本軍の海南島侵略と抗日闘争、海南島における日本の国家犯罪(軍事基地化、資源略奪、民衆虐殺、労働強制、軍隊性奴隷化、強制連行)について簡潔に述べたあと、今回の調査内容を概括的に報告する(詳細な聞きとり内容の報告は、韓国挺身隊研究所にまかせたい)。
突然訪問して通訳を介しておこなった一回限りの数時間の聞きとり内容が、そのまますべて事実であると判断できないのは、当然である。証言者との信頼関係を深めつつさらに話しを継続的に聞かせてもらうことによって、証言内容の客観性を高めていくのは、これからの課題である。
これは、紀州鉱山の真実を明らかにする会の5回目の「現地調査」の後半でした。
2002年12月に、韓国の政府機関である女性部権益企画課が、『2002年 国外居住 日本軍‘慰安婦’被害者 実態調査』(研究機関:韓国挺身隊研究所)を発行しました。同書の第3部「海南島調査報告」の第Ⅲ章は、金靜美と佐藤正人が共同執筆した「海南島에 있어서의 日本軍隊性奴隷制度와 強制連行・強制労働 2002年10月海南島「現地調査」報告」でした。
以下に、この報告の日本語原稿を9回に分けて連載します。写真は、キャプションだけを掲載します。写真集『日本の海南島侵略と抗日反日闘争』(紀州鉱山の真実を明らかにする会制作。2007年2月10日発行)77頁~85頁の「日本軍隊性奴隷制」を参照してください。
■目次
はじめに
一、日本軍の海南島侵略と抗日闘争
二、海南島における日本の国家犯罪
軍事基地化、資源略奪、民衆虐殺、労働強制、軍隊性奴隷化、強制連行
三、海南島における日本軍隊性奴隷制度と強制連行・強制労働
①、日本軍隊性奴隷制度
1、「戦地后勤服務隊」
2、朝鮮人女性が犠牲者とされた場合
3、台湾の女性が犠牲者とされた場合
4、日本人女性が犠牲者とされた場合
②、強制連行・強制労働
四、「朝鮮村」虐殺(「海南島派遣朝鮮報国隊」)
五、今後の課題
①、「朝鮮村」発掘
②、「海南島戦時性暴力被害裁判」:名誉回復・損害賠償
③、朴来順氏ら海南島で日本軍隊性奴隷とされた女性すべての名誉回復
④、さらなる事実調査。海南島における日本の国家犯罪を明るみに!
⑤、民衆史としての海南島における抗日反日闘争史
■はじめに
2002年10月、紀州鉱山の真実を明らかにする会は、韓国挺身隊研究所と共同で、海南島における日本の侵略犯罪の「現地調査」をおこなった。紀州鉱山の真実を明らかにする会は、1998年6月に石原産業が海南島で経営していた田独鉱山における強制労働の「現地調査」を始め、それ以後、日本の海南島侵略の実体をできるだけ具体的に、全体的に知ろうとしてきた。
今回、韓国挺身隊研究所は、海南島における日本軍隊性奴隷制度の解明を主目的とし、とくに「日軍朝鮮人慰安婦」との出会いを願っていた。
10日間の共同調査の過程で、参加者全員は、日本軍隊性奴隷制度もまた、日本の侵略史総体の中で追求しなければならないことを再確認することができた。
今回の共同の「現地調査」で主としておこなったことは、①体験者・関係者・研究者からの聞きとり、②「日軍朝鮮人慰安婦幸存者」と出会う可能性の追求、③侵略犯罪現場確認、④侵略遺跡確認、⑤文献探索であった。
以下で、前提的に、日本軍の海南島侵略と抗日闘争、海南島における日本の国家犯罪(軍事基地化、資源略奪、民衆虐殺、労働強制、軍隊性奴隷化、強制連行)について簡潔に述べたあと、今回の調査内容を概括的に報告する(詳細な聞きとり内容の報告は、韓国挺身隊研究所にまかせたい)。
突然訪問して通訳を介しておこなった一回限りの数時間の聞きとり内容が、そのまますべて事実であると判断できないのは、当然である。証言者との信頼関係を深めつつさらに話しを継続的に聞かせてもらうことによって、証言内容の客観性を高めていくのは、これからの課題である。