地方新聞社はその守備範囲の地域の文化を伝えることに、頭が下がるほどの情熱を燃やしている。その功績はそれなりに大きいと常々思っていた。
新潟日報事業社が刊行するキャレルという月刊誌がある。その、別冊として「新潟のオープンガーデン案内」が刊行された。
そこで見つけたお庭である。普段は公開されない一般家庭の庭である。
お庭の公開は6月一杯まで。ギリギリのタイミングで、なんとか拝見させていただくことができた。
上越市のこの周辺は一面の豊な平地が広がる。一軒の敷地がそれぞれ広大である。
その中で、一つ一つの庭石、庭木を丁寧に植えていった歴史を持つ庭である。
それ程に規模の大きい庭ではないのだが、一人の人間が管理するとなると、随分大きく立派な庭に思える。
石も、灯篭などもお好きなご主人から少しだけ、庭造りの話をお聞きする事ができた。
苔と石燈籠の調和がみごと。
この石の隣に植えられているのは萩。素晴らしい花を咲かせるという。残念なのは、この石の背後にしだれ紅葉があり、その姿とこの石の取り合わせが実によかったのだそうだ。今年(2012年)の大雪で紅葉の樹は折られて枯れてしまった。
諏訪家は茶の師匠を務めるそうだ。茶会となれば、懐石料理までを自家製で供するという。
その時に生けられるのは全て、この庭で育てられた茶花だそうだ。
実に大変な事だと思うのだが、それを楽しみとしてしまうタフな姿勢に、驚きとともに尊敬の念を強く覚えた。
新潟日報事業社が刊行するキャレルという月刊誌がある。その、別冊として「新潟のオープンガーデン案内」が刊行された。
そこで見つけたお庭である。普段は公開されない一般家庭の庭である。
お庭の公開は6月一杯まで。ギリギリのタイミングで、なんとか拝見させていただくことができた。
上越市のこの周辺は一面の豊な平地が広がる。一軒の敷地がそれぞれ広大である。
その中で、一つ一つの庭石、庭木を丁寧に植えていった歴史を持つ庭である。
それ程に規模の大きい庭ではないのだが、一人の人間が管理するとなると、随分大きく立派な庭に思える。
石も、灯篭などもお好きなご主人から少しだけ、庭造りの話をお聞きする事ができた。
苔と石燈籠の調和がみごと。
この石の隣に植えられているのは萩。素晴らしい花を咲かせるという。残念なのは、この石の背後にしだれ紅葉があり、その姿とこの石の取り合わせが実によかったのだそうだ。今年(2012年)の大雪で紅葉の樹は折られて枯れてしまった。
諏訪家は茶の師匠を務めるそうだ。茶会となれば、懐石料理までを自家製で供するという。
その時に生けられるのは全て、この庭で育てられた茶花だそうだ。
実に大変な事だと思うのだが、それを楽しみとしてしまうタフな姿勢に、驚きとともに尊敬の念を強く覚えた。