一二三 越後湯沢 2019-07-29 23:47:09 | 日本料理 雪も全く解けた季節にこの和料理屋さんを訪れた。 刺身の盛り合わせをお願いした。 季節が進んで、左手前の雲丹が存在感を見せている。 貝に貝柱。 味わいが深い。 バイ貝に南蛮エビ。 これは日本酒が進む。 タイに、イカに、生わさび。 これは日本酒に合わせるのにもってこい。 締めはお茶漬け。 ご馳走様でした。
橋のいろいろ 江戸大名屋敷橋比べ(3) 2019-07-24 21:34:57 | 古民家、庭園 今回も江戸より伝わる大名庭園の、駒込六義園と小石川後楽園の橋比べと参りましょう。 六義園の右奥手、池に架かる橋として珍しいのは石造りの橋。 その昔は、この入江の奥に小屋がありそこからの眺めを意識して架けられた橋のように感じられる。 橋の向こう側には広々とした池の水面が見える。 木組みで架けられた橋とは違って手すりは似合わない。それ程滑りやすい石でもないので、まずは不要だろう。 一方、後楽園の橋としては、円月橋がある。 明の儒学者である朱舜水が設計したという文字どおり円形の月が望める石橋である。
幸楽園 南浦和 2019-07-16 20:56:47 | 日本料理 基礎知識が不足していた。 南浦和辺りは崖が走りその中を実に細い道がクネクネと曲がって走っている。ナビで近くまで行けば、なんとかなると思っていたのが甘かったようだ。 お店までの道は非常に細いところもあるのだが、お店の周りは広々としており、結構な規模な駐車場も完備している。 お店の前の庭もいい感じである。 鰻の値段は大きさで決まり、味はそれほど変わらないという。これまで何軒ものお店で聞いたが、そういう話であった。 それで鰻重としては最もお安いものを注文した。当然、手抜きは無しで出てくるのに時間がかかる。 これは実に美味出会った。 昭和の初めに創業されたお店だそうである。
橋のいろいろ 江戸大名屋敷橋比べ(2) 2019-07-11 20:37:17 | 古民家、庭園 今回も江戸より伝わる大名庭園の、駒込六義園と小石川後楽園の橋比べと参りましょう。 滝見の茶屋の奥の池には今日でも気持ちのよい流れが注いできます。 そこから後ろを振り返れば、千鳥橋の姿が優雅に見られます。 橋の向こうにはせいせいとした水面が広がる。 一方、年代的には六義園よりもずっと前に作られた小石川後楽園である。 中国趣味により、西湖の堤がごく小規模でありながら、作り込まれている。 振り返れば、場所と時間を超越したように大堰川の眺めが見える。
新雅 江戸川橋 文京区 2019-07-08 21:20:03 | 中華料理 中華料理は日本の中で独自の発展を遂げたと思う。昨今は本場の味が手軽に食べられるようになったと思うのだが、街中に根付いた中華料理の文化もしっかりと形成されてきたように思う。江戸初期から、グルメスポットであったと想像される江戸川橋にある伝統の味を食べに行ってみた。 昼の営業終了間近な時刻に訪れれば、驚くほどのお客さんが店の前に行列を作っている。ランチ難民にはなりたくないが、回転の速さを計算に入れて列に付く事にした。 心配したほどには待たされないで、無事にカウンター席に陣取る事が出来た。冷えたビールにメンマが旨い。 入店する前から決めていたオロチョン(辛味の効いたニララーメン)を注文した。 なんだか、全身に効く味付け。凄く好みであった。 ご馳走様でした。
橋のいろいろ 江戸大名屋敷橋比べ(1) 2019-07-04 21:00:50 | 古民家、庭園 今に残る江戸伝来の大名屋敷といえば、小石川後楽園、そして駒込六義園となるのではないでしょうか。 どちらも水の使い方が見事です。 そして、同じように回遊式庭園なので、橋が見どころとなってきます。それで、橋比べを思いつきました。とんだ酔狂にお付き合いいただければと。 駒込六義園の、藤代峠から下を眺めてもこの日はラッキーなことに人出が少ない。 池の島と島を繋ぐ橋なので、渡って確かめる事は出来なかったが、姿が素晴らしい。 小石川後楽園の園内に入って左手、大泉水を避けるように下ると、渡月橋そして大堰川の飛び石から仰ぐ通天橋。 翠の濃い中の姿を見られたのは、ありがたかった。
菊亭 丸の内 2019-07-02 00:48:23 | 日本料理 都内を散歩して、少し空腹を覚えたら立ち寄りたいお店のナンバーワンである。 なにしろ端正な天重の姿が素晴らしい。その昔は限られたお客の為にしか店を開かなかった歴史がありながら、今ではどの時刻、どのような人数でも入店出る。 結構な食べ応えのある海老までお重の中に入っていて、お値段は実に親しみやすい。 これは、驚くほどと感じている。 時々、コスパの良さを感じた外国のお客が脇で煩いこともあるが、本質的には我々もそれに類する客なのだと考えている。 ご馳走様でした。