蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

二宮家  聖籠町(3)

2014-06-11 22:12:20 | 古民家、庭園
二宮家はバラの盛りに合わせて、毎年5月下旬から6月中旬にかけて和風庭園と、バラ園を公開する。


今年も、その時期にこの庭を訪れた。今年は、日差しがきつすぎると感じられる程の晴天であった。


庭の向こうに見える弁天潟は、かつてはこの家の庭の一部であった。
その借景があまりに見事なためか、家の周りの庭には、それ程凝った造りは見られない。




二宮家は茶事をよく行ったのであろう。母屋つづきの離れやの茶室は網代を外装に使った、なかなか凝った造りである。
弁天潟に突き出した茶室は、見事なロケーションに置かれている。


屋敷の内部は公開されていないが、縁側から奥座敷を見回すだけでも、いかにも凝った造りであることが見て取れる。






季節限定で公開されるにしては、訪れる人で中がごった返すような事もない。ゆっくりと、この時期の庭園を楽しむ事ができた。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (j-garden-hirasato)
2014-06-12 06:58:50
この池(?)を含めて、
二宮家のものだったのですか。
こんな雄大な風景が、
自宅で楽しめたなんて…。
人間が造るものは、
それほど凝る必要はありませんね。
Unknown (雪だるま)
2014-06-13 05:59:47
広大な景色と庭園
こういう取り合わせは
見たことがないですね
さすが、新潟
農耕地帯ならではの風景です

京都の小じんまりした
箱庭的な感覚とは違う風景
ぜひとも見てみたいものです
Unknown (kikouchi)
2014-06-13 23:04:15
>雪だるまさん
新潟の新田開発は明治の初頭がピークとなり、それにより巨万の富を得た豪農がいたようです。
それを再配分しない状態で農地改革を迎えたようで、それが却って広々とした庭園を残す一因になったのでしょうか。
新潟に限らず、石川から山形にかけて広大な庭を持つ豪農の館が多数残されています。その多くが未だに個人の資産により保持されているようで、いささか心配です。
Unknown (kikouchi)
2014-06-19 00:22:24
>j-garden-hirasatoさん
大雑把に言えば、江戸は末期まで新規新田開発は御法度に近い状態だったようです。
それが明治の世になり新田開発が許されると、湿地を灌漑して田圃が開発されました。
推察ですが弁天潟は二ノ宮家による新田開発のシンボルだったのだと思われます。

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