蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

冨美家鍋  京都市錦市場

2018-11-14 21:58:15 | 日本料理
錦市場の中を、昼前に歩いてみた。中はごった返していて、築地市場の場外のようである。
食べ物といえば、外人観光客を目当ての歩き食べの串物が主流のように見える。


しかし、その一画に京都の人々からもしっかりと支持されるお店がある。
お店に入ったのは11時少し過ぎで、その日の入店第一号。他に人が入らないので、不人気になってしまったかと心配していたら、11時半頃から大変な勢いで入客があり、12時前に私がお店を出た時には、行列が出来ていた。


グツグツ煮えるお鍋の出汁は本当に丁寧に取られている。天婦羅の海老はお世辞にも大きとは言えないが、それよりは出汁の味わいが大事。この鍋焼きうどんの出汁は本当にただ者ではない。深みが凄い。万人を喜ばせるように、やや甘めの味付けにしているが、出汁の味わい深さはしばらく忘れられないように思う。


ご馳走様でした。

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圓徳院北庭  京都市東山区

2018-11-12 23:00:56 | 古民家、庭園
この庭に置かれている石は特別である。


なにしろ伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したものだという。






寺院の庭では考えられない迫力ある巨石大石が、線の細い寺院の庭先にあるのも、その説明を知れば納得である。
桃山の迫力ある造形美が大好きなkikouchiには、智積院に続く大ヒット。これは凄いの連発でした。




これだけの力のある石を集める事も、その価値を相応に評価する事も桃山の大名でなければできなかったのではと、思わせる。
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千ひろ  祇園

2018-11-06 21:21:57 | 日本料理
四条通からとても細い路地に入る。


ぼんやりと明かりが見えれば、それがお店の入り口。


前菜七種。まずはビールから始めたが、すぐに冷酒へと移行した。


一番上から時計回りに、鯛の身の干物。


黒豆の枝豆。


鯛のキモのゼリー寄せ。


銀杏。


百合根。


バイ貝。これが実に旨い。


ジャコと松茸の軸。


秋刀魚の煮物。魚の香りも、器も素晴らしい。




お造りに塩昆布。このお店の伝統のようだ。鯛の後ろは鰆。


貝柱しんじょと松茸。今年は豊作のようである。


穴子寿司。ふっくらとした味わい。


鯛の脂蒸し。
骨に付いた身を出すのもこの店の伝統のようだ。まるで蟹の身をほじるように時間がかかるが、それだけのことはある。香りも素晴らしい。
この後に口直しのマスカットが出たのだが、それは撮影を怠ってしまった。


焼き茄子にに豆腐、玉蜀黍の唐揚げ。


エビ芋もネギの白味噌仕立て。芋のつなぎ目に見事な味のアクセントが。


ご飯に味噌汁、香の物。


仕上げのオレンジとリンゴのジュース。こちらも、このお店の伝統の一品だという。



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智積院  京都市東山区

2018-11-05 18:37:21 | 古民家、庭園
拝観料を払うと直ぐに、長谷川等伯の国宝障壁画を見るコースになっている。桃山の絵画の迫力は圧倒的だが、当然ながら写真は撮れない。




庭園は利休好みの庭と伝えられるが、少しイメージが違うような感じもする。




確かに、石組に迫力は感じられる。ただ、利休というともっとミニマムな世界に凝集した好みに思われるのだが。




小雨が降った直後で、石の表面がしっとりと濡れた状態であった。
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極意  戸隠 長野県

2018-10-24 22:55:05 | 蕎麦
古くは蕎麦は寺の中で発達したという説もある。食べ物の洗練には誠に具合の良い環境であるので、もっともな事だと思われる。


戸隠の中社のすぐ奥、繁盛している蕎麦屋さんがあるが其処とは別のお店。開店直前までガラガラの駐車場がある。しかし、歴史のあるお店であり、蕎麦の味自体も決して劣っているとは思われない。




この日はぶっかけスタイルの天婦羅蕎麦を注文した。
近年の物流システムがあまりに素晴らしく、こんな山奥でこのサイズの海老天婦羅とはと、たじろいでしまう所もあるが、切れ味の良い蕎麦の味わい、そして行列しないで味わえる気楽さ、お薦めである。

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といちや  上越市黒井

2018-10-16 23:18:11 | 寿司
新潟の海まで数百メートルという、最高のロケーションでで営業されている寿司屋さんである。


この日、ふと思いついてシャリ少なめでと注文をつけたら、寿司の姿がぐっとしまる。




特に、白身がすっと喉に飛び込んでくるような姿は粋である。






包丁使いが実に丁寧なご主人の技により、バイ貝も味わい深く食べやすかった。


締めは鉄火巻き。


ご馳走様でした。
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荻ノ島  高柳町 新潟県

2018-10-15 22:50:29 | 古民家、庭園
荻ノ島には、状態の良い茅葺屋根の古民家が多数残されている。


現役の田圃の脇に、綺麗に屋根を葺き直された民家がある。
どう見ても、現役の農家と思われる。
そして、古民家を残すサイクルを計算に入れているような印象がある。


稲刈り直後の時期に訪れ、この集落にも動きが見られる。
収穫した稲を天日干し。その少し先では稲刈りで汗をかいた洗濯物か、それも天日干し。


この集落が未だに現役である姿を、しっかりと見る事ができ、意義深かった。
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一二三  越後湯沢

2018-10-10 23:32:28 | 日本料理
冬場は予約がないととても入れない湯沢町でも指折りのお店なのだが、夏場は気楽にカウンターの席を占める事も可能だ。


まずは、お通しに鶴齢を冷やで合わせる。これは、相当に嬉しい瞬間である。


普段は刺身の盛り合わせへと続く事が多いのだが、この日はあえて天婦羅定食を試してみた。
コストパーフォーマンス抜群の定食である。
天婦羅には汁だけでなく、塩も用意されている。


揚げ姿がとても美しい。
カリカリした衣が食欲をそそる。


セットのお味噌汁を、カニ汁に変更していただいたが、実に味わいの深い一杯であった。


ご馳走様でした。
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清津峡とトリエンナーレ  新潟県

2018-10-02 23:06:30 | 蕎麦屋さん一覧 山形から東京
新潟県は湯沢の町が面する魚沼平野から、信濃川沿いの平野に至るには一山超える必要がある。
その山沿いの中に隠れ里のようにして存在するのが清津峡である。


清津峡の入り口にはそれなりの平地も存在するのだが、本当に厳しい渓谷には川沿いのトンネルからしか様子が伺えない世界が続く。


水はあくまでも澄んでいるのだが、流れの勢いが激しく、我々のような単なる見物客に対しては存在を閉ざしている感じがする。


20年よりも遥かに前に、清津峡で崩れの死亡事故があって、見学はトンネルルートに変更になったと聞いている。
もしかすると、川の左手を越えていく廃道のような小道がみえるが、それがその当時の見学ルートだったのかもしれない。


今年のトリエンナーレの一つの目玉作品となりそうな、清津峡奥地のトンネルに水を配した図である。
整った山、池の配置から南画の分厚い伝統を意識する事になる。
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鮨 登喜和  新発田市

2018-09-27 20:19:06 | 寿司
新発田の街の路地裏にあるが、新潟では名の知れたお店である。


まずはアマダイ。
改装して木札を止めてしまったので、お好みで注文するにも値段が分からない。
しかし、お店の雰囲気は誠実そのもので信頼できるとふんだ。


ガリの盛り方一つとっても、手をかけているのが明白。


続いてスズキ。
もっと淡白な魚という印象があったのだが、甘みが凄い。


白身2カンの存在感が圧倒的だったので、方向性を変えてバイ貝。
包丁の目が、細かく食べやすい。


夏場に多いらしい、佐渡沖のクロマグロ。トロにするか赤身にするか迷ったが、赤身を注文。
非常に淡白な上品な味わいであった。


タラバエビ。それなりの大きさがあり、甘みが凄い。


コハダ。〆具合が実に丁度良い。


締めはかんぴょう巻き。見事に満腹になった。
これだけお好みで注文して、お値段は驚くほどリーゾナブル。


ご馳走様でした。

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