蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

瀧本邸  上越市頸城区百間町

2012-11-20 23:28:06 | 古民家、庭園
平地が続く上越市頸城区の県道を走ると、こんもりとした緑が塀の中に見えることがある。
それは殆どの場合、歴史ある豪農の舘である。




瀧本邸も県道を走りながら、ただならぬ姿を感じ取ることのできる規模の大きい屋敷である。
この屋敷は所有者が居住していて、年に2日、春と秋にしか公開されない。




くの字型に折れ曲がった池に面して、母屋と別棟の懐徳亭が建てられていたが、母屋は今は失われている。
母屋の前庭にあたる地点から、眺めた池の姿である。


離れの懐徳亭。




懐徳亭から眺める池の姿。
この日は雨だったので、縁側に傘をつるす人が多く、それがちょっと不思議な姿になっている。


この庭の苔は驚くほど生き生きとしている。


庭内の紅葉はなかなかの色付きであった。




凝った茶室も、華やいで見えた。



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4 コメント

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Unknown (雪だるま)
2012-11-21 06:21:46
これはまた
庭の池の配置が
まるで浄土式庭園のようで
なんともいい感じですね

灯篭
面白い形です
雪国ならではなんでしょうかね
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Unknown (kikouchi)
2012-11-22 22:49:36
>雪だるまさん
こ庭には宗教色はなく、豪農の館らしい世俗的な格式を求めるところは多く、それがきちんと保存されている価値の高い庭だと思いました。
精神性の高い石組みなどとは、無縁なのですが。

灯篭は、日本海に面した北陸の庭らしい造りではないかと思うのですが、一見してそう思うだけで裏づけはありません。
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Unknown (j-garden)
2012-11-24 20:20:50
変に造り込むこともせず、
シンプルなところがいいんでしょう。
味わいのあるお庭です。
上越に、
こんなお庭があったんですね。
もう雪の季節、
新潟の庭巡り、
来年から、本格的に検討です。
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Unknown (kikouchi)
2012-11-27 23:21:37
>j-gardenさん
本文にも書いたので耳タコかもしれませんが、こちらの庭は1年に2日だけ、春と秋に公開されます。それ以外は、立ち入ることはできません。
例外も体験してはおりますが、私有の場合、もとの庭の姿をほのかに留める程度のメンテナンスが多く、それが未だに私有として成り立つ格の高さを感じさせます。
新潟の庭巡り、大いに期待しております。
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