蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

松むら  埼玉県東所沢

2014-07-30 21:37:25 | 蕎麦
お店に着いたのは金曜日の夜8時頃だったが、テーブル席はすべて一杯で、なかなか繁盛していた。ラストオーダーは9時なので、まさか夕食を食べそびれる事も無いだろうと想い、天ざるそばを注文して、座敷でゆっくりとしていた。


待つ事しばし。先に天婦羅が出て来た。この順番は実に好ましい。
天婦羅の茄子に細かく手が入っているのも実に好みである。また、海老の揚げきりの良さ、身の香りが凝縮されるところなど、見事な腕を感じた。
当然、天汁は蕎麦汁とは別に出される。




わずかの間を置いて、蕎麦登場。
細めに切られているが、力強い。こうなると、頭の中は蕎麦で一杯で、たまにしか箸は天婦羅へ戻らなくなる。
天ざる一杯で、これほど満足できるお店は決して多くないと思う。


御馳走様でした。

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谷厳寺 紫陽花の頃  中野市

2014-07-29 21:32:43 | 古民家、庭園
谷厳寺は、桜の寺として有名なようだが、和尚さんは境内に桜とともに紫陽花の木もたくさん植えて、育てた。


訪れた時期は少し遅すぎたようだったが、山門の手前のお地蔵さんの両脇の紫陽花が満開であった。


平成になってから掘り当てた井戸であるが、今では北信でも有数の名水とされている。




本堂右手の庭は、植え込みがちょっと伸びすぎてごちゃごちゃした印象を受けた。綺麗に手入れしてやれば、ずいぶんすっきりと落ち着いた雰囲気になりそうなのだが。


本堂南側の塀沿いの花の姿。




山門手前、右側の井戸の周りに少し開けた平らな空間があり、このお寺のイベント広場のようにして使われているようだ。
そこへ、山からの水が勢いよく流れ込み、派手な仏像が安置されている。
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あさば  仙台駅構内

2014-07-28 22:21:45 | 蕎麦
灼熱の日に仙台を訪れた。夕刻を過ぎても、蒸し暑さは引かない。
駅からなるべく近い蕎麦屋さんを捜したら、最も近いお店があさばさんであった。


仙台だけではなく、新幹線の駅にはなかなかのお店が出店することがある。しかし、多くの場合、駅のお店は何かの「ついで」のように出店されている印象を否めない。
ところが仙台駅の場合は、夜遅くまで開いている牛タン街や寿司屋街もあり、お店として本気で出店されている気配がよく感じられる。




お品書きを見ると、会社帰りに生ビールで一杯というお客を大事にするお店のようだ。
それはそれで魅力的な提案だが、ちょっとした事情で「つきだし」さえも注文するモードになかった。これは、確実に旨いと確信できる生ビールに手打ちせいろを注文した。


せいろは冷たい水で締めてあり、出て来たすぐに汁無しで食べても、蕎麦の香りは開かない。
それを少なめについだ汁に浸ければ、蕎麦自体の味がわっと口中に広まる。
特別な技を偉そうに披露する店ではないが、こういうお店が行きつけの範囲にあるかどうかで、幸せな妄想を抱ける時間をどれだけ取れるか、大きく違ってくると思う。


このお店、実は昨日をもって閉店した。駅改修工事(東口方面の大規模開発に関係すると思われる)によるものである。
お店の方に伺ったら、仙台中心で再びお店を開きたいが、未だにその手配ができていないとの事であった。
本当の一夜だけの邂逅である。特別なものはないけれど、印象深かった。

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神楽坂 阿波おどり

2014-07-25 22:59:29 | お散歩
東京の町で阿波踊りを踊る習慣は、高円寺から始まったと記憶している。


丁度良い規模の小道がある事が、阿波おどりを演出するのに適しているのかもしれない。

阿波おどりは、神楽坂で年に2日だけ開催される。
今日、7月25日はその初日。よく晴れて、夕立もなかったが、夕刻になっても厳しい暑さは収まらない。
その中を、元気のもとのような踊り手たちが踊りまくっていた。
今回は、最新の写真を提供する。
神楽坂 阿波おどりは、明日26日も19-21時の間、開催される。見物するのは無料である。











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はしば食道  富倉地区

2014-07-24 22:17:33 | 蕎麦
富倉の蕎麦はオヤマボクチのつなぎで、有名だが2011年3月12日の大変な地震で大きな被害を受け、未だにそれが復興していない感じである。


はしば食道さんは、国道292号線からずいぶん細い小道を入り、急坂を登った奥にある。
蕎麦打ちを仕切っている、大分ご高齢なおばあちゃんも元気で、このお店には活気が満ちていた。






このお店は純粋な蕎麦屋さんで、できますものは蕎麦に天婦羅のみ。
よって、席に着けば蕎麦猪口と山菜の突き出しが自動的に出される。




蕎麦はオヤマボクチつなぎの持ち味を活かした、透明感のあるもの。
これを、塩分や甘みが強すぎない田舎汁にどっぷりと浸けて食べるのが富倉蕎麦の神髄だろう。
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飯嶋商店  上田駅前

2014-07-23 22:55:51 | 古民家、庭園
飯嶋商店は江戸時代からの上田の米屋であったようだ。


創業当時の森永製菓へ、キャラメルの原料となる水あめを納めたのが明治の時代の成功の元となったようだ。
大正後期には、駅前に店舗棟を建てた。


モルタルの外壁に、玉砂利を貼付け石造りに貼付けた建築である。
建築自体は、木造だそうだ。
日本以外に類例は多く無さそうな造りではあるが、確かな技術を感じさせる格の高い建物である。




室内を見れば、漆喰細工の天井周囲の回り縁や、垂直部材に豊富に使われている木材パネルから、相当に凝った造りである事が見て取れる。


こちらは、みすず飴の本舗として名が通っている。
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蕎麦処 そばよし  佐久市

2014-07-18 21:41:52 | 蕎麦
お店の造りを見る限り、夜間の蕎麦居酒屋としての営業が中心のお店と思われる。


それでも昼間にきっちりとお店を開く見識には、頭が下がる。


蕎麦は、外二の香り高いものを出す。


胡桃だれ蕎麦も魅力的に思われたが、たれは少し甘みが入るという。
それではと、きのこおろし蕎麦を注文した。


きのこも、大根おろしも実に豊富にある。
蕎麦汁の量が足りないかと思われるくらい大盛りなのだが、おろしの絞り汁と蕎麦は実によく合う。蕎麦汁を少しだけ足せば、理想的な付け汁となる。


それに、香りの濃い外二の蕎麦を合わせれば、なかなかのものである。
この近くには、なかなかの強豪店があるのだが、それを意識しすぎないで外二八の味を自然に続けていただければと思う。
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島崎藤村旧宅  貞祥寺境内

2014-07-17 23:54:26 | 古民家、庭園
島崎藤村は明治30年代を小諸の義塾で、英語と国語の教師として過ごした。
藤村の文学活動の殆どは、東京を根拠地として行われたが、信州の人々は不思議な程に彼に愛着を感じるようだ。


藤村が小諸市時代に過ごした旧宅が貞祥寺の惣門の外側に移築されて保存されている。




苔がこれ程に勢いよく生える地では、保存は大変なのではないかと想像したが、1974年に移築されて、それ程問題なく過ごして来たようだ。


このお寺のもう一つの見所である。
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貞祥寺  佐久市

2014-07-16 22:52:48 | 古民家、庭園
山寺らしく、広大な敷地に経つお寺である。


建立は16世紀前半の戦国の世。
駐車場からの小道を歩くと、それなりの上り道の後にいきなり本堂の前に出る。
そこで目を引くのは回り廊下を従える山門なのだが、まずは本堂の脇をさらに登る。


本堂の左手置きに、取ってつけたような感じで三重塔が姿を現す。
なにしろ、19世紀前半に小海町のお寺に建てられた塔を、明治維新以降にこの寺に移築したそうで、建物としての座りも今ひとつである。


丁度、花時の紫陽花に足下を覆われた姿を撮る事ができ、個人的にはこの塔への評価が非常に高くなった。


三重塔から本堂前に戻る。茅葺きの山門は、屋根のカーブが見事に柔らかく、興味深いたてものである。




山門と惣門の間には、見事な苔の庭が広がる。




しばらく雨が続いた後の、晴れ間だったためか、苔の状態は非常によい。
京都の苔寺よりも苔の質は上という観光客もいるそうだ。


惣門の前から山門を振り返れば、山門は繊細で周囲の風景によく溶け込んでいる事が分かる。




惣門(17世紀半ばの建築)の前には、洞源水の流れが池を満たす。

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そば処 鬼無里  長野市鬼無里

2014-07-15 22:01:04 | 蕎麦
鬼無里の集落に着く少し前に、凄まじい雨に合った。
裾花川沿いの曲がりくねった国道では、ワイパーの速度を最高にしても、ほとんど前が見えなかった。


運がよいことに、鬼無里の集落に着いたら、雨があがった。




こちらは十割の蕎麦を出す。蕎麦は田舎風に少し太めで柔らかめ。汁は蕎麦をどっぷりと浸けるために、塩味、甘みともに控えめだが出汁がよく効いている。
十割で、滑らかな蕎麦の食感は、山一つ南に越えた信州新町の道の駅の蕎麦屋さんに通じるものがある。




十割天もりそばを注文したら、付いて来た野菜のかき揚げは、かなり巨大だった。
午前中に軽作業をした効果もあってか、なんとか完食したが、それなりに手強いと感じた。


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