![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/8b/655222b5bf0f30f8fb35952c1eb5777a.jpg)
富山市の北西部に、呉羽山と呼ばれる丘陵がある。富山市の中心部から、車で20分くらいで行けるのだが、緑豊かな一画に富山市民俗民芸村が造られている。
富山の旅は日帰りであわただしかったのだが、その最後の30分を使って、陶芸館を訪れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/8b/655222b5bf0f30f8fb35952c1eb5777a.jpg)
建物は明治27年建築の切妻、「アズマダチ」と呼ばれる富山平野の民家の典型だ。昭和55年に、陶芸館として移築された。
館内に展示されていた陶器は、日本全国の民芸からマヤ遺跡の陶器まで幅広い。中でも、この屋敷には浜田庄司や河井寛二郎などの作品が良く似合う。富山県が、なかなかの名品を収集しているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/67/1235ad601edb0c49e82e8b1240678c19.jpg)
訪れた時には、「灰」を民芸村全体のテーマとして、展示が行われていた。陶芸館では、庭先にこんな建物が、置かれていた。これは、富山に伝統的に伝わる「灰蔵」だそうだ。囲炉裏や竈で、薪を焚くと真っ白なきれいな灰が残る。それを、灰汁ヌキ用や、肥料のために貯めていたのが、灰蔵だそうだ。
灰は正面の開き戸から入れ、積み重なった下の方からかき出す。燃え残りの炭などで、火事になりそうな構造だが、富山市周辺でも、相当な数の蔵が残されている、という。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/0c/2339f6811a1fcf1b00459c490660ee30.jpg)
地味だが、それなりに見ごたえのあるテーマを選ぶところが、実に地方の展示館らしい、と感じた。
富山の旅は日帰りであわただしかったのだが、その最後の30分を使って、陶芸館を訪れた。
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建物は明治27年建築の切妻、「アズマダチ」と呼ばれる富山平野の民家の典型だ。昭和55年に、陶芸館として移築された。
館内に展示されていた陶器は、日本全国の民芸からマヤ遺跡の陶器まで幅広い。中でも、この屋敷には浜田庄司や河井寛二郎などの作品が良く似合う。富山県が、なかなかの名品を収集しているようだ。
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訪れた時には、「灰」を民芸村全体のテーマとして、展示が行われていた。陶芸館では、庭先にこんな建物が、置かれていた。これは、富山に伝統的に伝わる「灰蔵」だそうだ。囲炉裏や竈で、薪を焚くと真っ白なきれいな灰が残る。それを、灰汁ヌキ用や、肥料のために貯めていたのが、灰蔵だそうだ。
灰は正面の開き戸から入れ、積み重なった下の方からかき出す。燃え残りの炭などで、火事になりそうな構造だが、富山市周辺でも、相当な数の蔵が残されている、という。
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地味だが、それなりに見ごたえのあるテーマを選ぶところが、実に地方の展示館らしい、と感じた。
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