蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

松浦家  小幡

2012-07-31 21:03:28 | 古民家、庭園
松浦家は中小路から100メートル程離れた所にあるが、250年から300年前に建てられた武家屋敷である。


茅葺屋根の上に金属製の屋根がかぶせられたり、雨樋も設置されたり、近年まで人が居住した痕跡がみえるが、今は無人のようである。


書院(雨戸が立てられて中は見る事ができなかった)の前から眺める庭。保存状態は家に比べると良好のようだ。
庭木の刈り込みも、きちんと行われている。


池も済んだ水が流れ、泥がたまったりはしていない。


近くの里山を借景とする庭であるが、里山も手つかずの状態で、見事に残されている。


池に水を供給する三段の滝。おそらく、雄川堰から引いてきたのだろうと思うのだが、高低差が取れず一段は10センチあまり。
意外なほどに響く水音が、心地よい。

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高橋家  小幡

2012-07-30 21:16:07 | 古民家、庭園
高橋家は中小路に面した堂々とした屋敷である。


石垣の中に残された庭園は、小幡の中で最も江戸時代の姿を忠実にとどめるものだそうだ。


高橋家は、今に至るまで住み継がれ、居住者が居るにも関わらず庭だけが公開されている。
庭を見学しようと門をくぐれば、センサーが感知してブザーが鳴る。しかし、その程度の警戒で庭を公開して下さるとは実に心が広いと感じた。
自分の敷地に観光客がどんどん入ってきたら、いい気持ちはしないと思う。
それを思うと、滞在時間は最小に、極力音を立てずに見学するのが礼儀だと感じた。


剪定の技術とかあるのだろうが、松は見事な歴史物に見える。それを、広がり過ぎないように手厚く管理しているように思われる。


手の込んだ樹木の刈り込みが見られる。
この位置からの写真を撮りに、池の向かって左側まで回ると座敷の前に立ちはだかる事になる。この日、家の方の姿は見られなかったが、そういう位置に長居する訳にはいかない。
かろうじて写真は撮ったが。


池の周辺以外の手入れも素晴らしかった。

こういうボランティア精神で公開されている庭は、少人数の庭好きだけで訪れるのが相応しい。

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小幡  群馬県甘楽町

2012-07-29 18:29:40 | 古民家、庭園
小幡は現在の国道254号線に近い城下町である。下仁田から内山峠を越える北国街道の脇往還の街道沿いの町である。
城下町を造ったのは、織田信長の二男の信雄。17世紀初頭の事だった。


雄川堰が街道沿いの町を流れ、堰から分流した用水が街の中を巡っている。
写真は雄川堰。


城郭の手前に主だった家臣たちが屋敷を構えた大手町がある。
屋敷そのものは残されていないようだが、道筋や石垣、そして屋敷の中の木立がその昔の雰囲気を十分に感じさせる。


大手町の中心に位置する中小路。
都市の規模に比較して、実にゆったりと道幅広く造られている。


中小路に面した「食い違い郭」。
立派な石垣であるが、何の目的で造られたのか、実ははっきりしないようだ。

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里山  小川町

2012-07-28 23:36:09 | 蕎麦
埼玉の中部は、街道沿いであっても中小河川の影響が地形に、そのまま姿をみせているような感じである。
北国街道を江戸かを後にする方向で述べれば、右手は川が流れ、右手は里山が迫る位置にある。


自宅を改装した、蕎麦屋さん。
この辺りの収穫の事情も、風の通り方も、体に覚えている感じのご主人である。


このお店は粗挽き蕎麦しか出さない。その結果、一日20食限定のお店である。


蕎麦を大事に扱っているお店だと思う。
汁は、田舎風のどっぷりつけるスタイルかと思ったら、非常に出汁の濃い、旨みの勝ったものだった。


箸休めのようにして出てきた豆腐。
蕎麦をおおむね食べ終えると、常温に近くなり豆の味がありがたかった。

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貞観園(4)  午前の光

2012-07-25 22:53:16 | 古民家、庭園
貞観園は柏崎市の山深い場所に、18世紀後半に作庭された庭である。
本ブログでも何度か取り上げたが、訪れる時刻が午後になり池の奥の石組を見ようとしても、逆光で分かりにくい状態だった。


先日、やっと午前の光で庭を見る機会にめぐまれた。


よく晴れた暑い日で、シダの葉などハレーション気味ではあるが、逆光の状態よりは石の配置がはるかに分かりやすく見てとれる。




雁行する木橋を挟んで、池の両側の飛び石は連続した意識で造られている。




この日は他に客もなく、上段の間の前の廊下を独占する事が出来た。

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想いの木  神楽坂

2012-07-24 20:59:17 | エスニック料理
インド人がやっているカレー屋さんは、最近沢山あるが、このお店の特徴はオーナー(日本人)の細かい気配りプラス4人のインド人シェフの組み合わせだろう。


暑い日に訪れたのだが、氷の浮く水はレモンの香りがただよう。器も、実に日本的な感覚が濃厚。


カレー2種類に、サフランライス、さらにナンを味わえるコース。カレーは数種類の中から選択できる。
マトンカレー(右手)があったので、まず1種類目はそれで決まり。


本日のカレーが、南インドはケラーラ州スタイルのフィッシュカレーだったので、2種類目はそれを選択。
なかなか、満足度が高かった。




なかなか繊細な味わいもあり、ご馳走様でした。

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吉田家  小川町

2012-07-23 21:43:04 | 古民家、庭園
国道254号線は、いわゆる北国街道である国道17,18号線の南側を通る。おそらく江戸時代からの街道で、大名行列を避けて庶民が通る道だったのだろう。


そういう道をたどると、高速道路を走っては決して出合えない文化財に出会う事がある。
吉田家は1721年の建造で、埼玉県の中で建築年代がはっきりしている古民家としては、最古のものだそうだ。


それ程に歴史のある古民家であるが、現代においても死蔵されていない。
囲炉裏では勢いよく火が燃え上がり、蕎麦やうどん、団子などを食す事が出来る。


埼玉や群馬の里山にある古民家では、規模の大きい屋敷までは造れたようだが、斜面にある敷地の条件で庭にまでは手が回らなかったものが大半のようだ。最初に見た時はちょっと違和感を覚えたが、この地域はそういうもののようだ。


地元の方々の手造りの味がある古民家である。
冬場も火を絶やさないとすれば、これくらいの薪のストックは当然必要になるのだろう。

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ふじ井  小国町

2012-07-22 11:07:33 | 蕎麦
ひどい暑さでへろへろになって、小国町に到着。手元にこの辺りの蕎麦屋さんのガイドブックはないが、確か小国町には女性がやっているお店が有ったような記憶がある。観光案内所で蕎麦屋さんの有無だけを聞いて走っていくと、ありました。


記憶にあった書体の看板が出ていた。
お店はほぼ席が埋まっていたが、対応が機敏なのでそれほど待たされることはなさそう。それにしても、暑さでやられて自分が空腹なのかどうかも分からない。


天ざるを注文した。別にへぎそばスタイルで、ボッチもりにした蕎麦もあるが、これは普通のスタイル出てきた。蕎麦はごく普通というところだろうか。
しかし、一口食べたら猛烈な空腹感が襲ってきて、手が震えるよう。ともかく、止まらない。


天麩羅は、わりと種類が多い。田舎風の薄めのそば汁につけてどんどん食べ進む。


ご馳走様でした。
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長谷川邸(2)  長岡市

2012-07-20 22:33:15 | 古民家、庭園
新潟の道は変化に富むというか、少し前まで実に快調な2車線の道だったものが、いきなりすれ違いも難しい山道に直ぐに変化してしまう。それは、海にかなり近いところまで山がそびえる地形という条件があり、なかなか道路拡張工事が追いつかない、という状況なのだろう。
この豪農の館に西方向から県道11号線を使ってアプローチし、塚山峠越えをしてみると、その感を強くするだろう。たいした標高の峠ではないにもかかわらず、あまりにも通過台数が少なく、かなり寂しい思いをするのは請け合いである。


この屋敷は国道404号線(昔からの街道だったようだ)に面し、何度もの災害に合いながらも、広い屋敷のほとんどが茅葺の姿を残している。
表門も、このとおりである。


母屋は18世紀前半の造りのようだ。
新潟中部地震で相当な被害を受けたようだが、見事に修復された。




母屋はかなり複雑な屋根の構造となっている。大雑把にいえば「コの字」型の造りになっている。裏手から見る母屋の屋根には、表側とはまた別の棟が通る。


裏手から表庭を見通すこともできるが、相当の距離というか深さ(表から裏までの)があることが見て取れる。


位の高い客専用の玄関。




母屋の座敷の前に、わずかに庭の痕跡が見られる。

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山笑  旧戸隠村

2012-07-18 19:03:16 | 蕎麦
こちらのお店では三種類の十割蕎麦を打っている。
粗挽き、細挽き、更科。どれも十割で二八の蕎麦はないようである。


三種類を味わう蕎麦三昧もお品書きには載っているが、少し軽めが望ましかったので二種合わせを注文した。それに辛み大根おろしを追加。
まずは粗挽き。


蕎麦自体の鯵が濃くて、汁など要らないくらいである。


続いて細挽き。ここで、汁に辛み大根をどんと投入。
これはまた、素晴らしい辛み。どんどん蕎麦が進む。食べ終わったときの方が、空腹感が増したような気までした。


自家製粉のお店(そもそもは製粉が主だった)である。その分、粉へのこだわりは強いようだ。

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