蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

福井市  養浩館

2007-02-19 18:58:26 | 古民家、庭園
「だいこん舎」さんで、かなりゆっくりとしてしまったのですが、その後は福井市の「養浩館(御泉水屋敷)」、すなわち福井藩主松平家の別邸を見に行きました。江戸中期の回遊式大名庭園です。戦災で建造物が消失してしまったり、いろいろあったのですが、昭和五十年代後半に復興されたものです。

中心の大きな園池の周りには様々な石組みが配してあり、ところどころの見所を形作っている様子です。石組みは、江戸当時のものと思われ、なかなかの味わいです。

邸の対岸に「清廉」と呼ばれる小亭があり、池のひとつのアクセントになっています。

「清廉」は四畳半の狭さですが、書院造の窓があります。昔のお殿様は、ここで独り気楽に読書などしたのでしょうか。

邸の座敷部分は、二棟の建物が雁行しています。手前右が御月見の間、左奥が御座の間です。軒が深いのは、雪を考えてのことなのでしょうか。

御月見の間から「清廉」をみたところです。

この日は、何か特別の行事があったのか、庭の各所にろうそくを燈す灯篭を配置していました。閉園時間ころに火をいれており、ほんの少しだけ、見ることができました。


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