そもそもは糸魚川地元の谷村建設の社長が、澤田正廣の木彫のコレクションを持っていたことから、話が始まる。
1983年にそのコレクションを展示する谷村美術館が開館した。
設計は村野藤吾。
この時代、NHKによりシルクロードのロケが行われ、日本の中でシルクロードへの憧れが強く引き起こされた時代であった。
美術館の本館は中国の石岩窟を意識して建てられ、一体の仏像に一つのドームが割り当てられている。
本館へ至る回廊は、大陸的な凸のカーブを持つ屋根で覆われ、回廊の廊下から壁へは曲線で立ち上がる。
実にシルクロードの文明を意識した感覚を感じる。
村野藤吾は、この建物の設計で風の動きを実によく把握していた。
最後のコマの位置に立つと、さわやかな風が吹き抜ける。90歳を超えた建築家が、驚くほどに細かい感性を鮮やかに表現した貴重な作品だと思う。
1983年にそのコレクションを展示する谷村美術館が開館した。
設計は村野藤吾。
この時代、NHKによりシルクロードのロケが行われ、日本の中でシルクロードへの憧れが強く引き起こされた時代であった。
美術館の本館は中国の石岩窟を意識して建てられ、一体の仏像に一つのドームが割り当てられている。
本館へ至る回廊は、大陸的な凸のカーブを持つ屋根で覆われ、回廊の廊下から壁へは曲線で立ち上がる。
実にシルクロードの文明を意識した感覚を感じる。
村野藤吾は、この建物の設計で風の動きを実によく把握していた。
最後のコマの位置に立つと、さわやかな風が吹き抜ける。90歳を超えた建築家が、驚くほどに細かい感性を鮮やかに表現した貴重な作品だと思う。
庭園にしか反応していなかったので、
この美術館はスルーしてしまいました。
次回は、
ちゃんと観てきたいです。
建物も含めて。
当時のj-gardenさんがいかに、庭に向かって”ひたむき”であったかを物語るエピソードですね。
この美術館、村野藤吾の建築を見るだけでも大いに価値があります。
ドームに開けられた窓と白い壁を使うだけで、空の色の移り変わりを巧みに表現していて驚きました。撮影ができなかったのが、残念でした。