蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

長谷川邸(2)  長岡市

2012-07-20 22:33:15 | 古民家、庭園
新潟の道は変化に富むというか、少し前まで実に快調な2車線の道だったものが、いきなりすれ違いも難しい山道に直ぐに変化してしまう。それは、海にかなり近いところまで山がそびえる地形という条件があり、なかなか道路拡張工事が追いつかない、という状況なのだろう。
この豪農の館に西方向から県道11号線を使ってアプローチし、塚山峠越えをしてみると、その感を強くするだろう。たいした標高の峠ではないにもかかわらず、あまりにも通過台数が少なく、かなり寂しい思いをするのは請け合いである。


この屋敷は国道404号線(昔からの街道だったようだ)に面し、何度もの災害に合いながらも、広い屋敷のほとんどが茅葺の姿を残している。
表門も、このとおりである。


母屋は18世紀前半の造りのようだ。
新潟中部地震で相当な被害を受けたようだが、見事に修復された。




母屋はかなり複雑な屋根の構造となっている。大雑把にいえば「コの字」型の造りになっている。裏手から見る母屋の屋根には、表側とはまた別の棟が通る。


裏手から表庭を見通すこともできるが、相当の距離というか深さ(表から裏までの)があることが見て取れる。


位の高い客専用の玄関。




母屋の座敷の前に、わずかに庭の痕跡が見られる。



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2 コメント

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Unknown (j-garden)
2012-07-22 23:14:40
立派な庭園があったかもしれませんね。
それにしても敷地が広い。
長野では、
豪農という言葉自体、
あまり聞きませんね。
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Unknown (kikouchi)
2012-07-23 22:22:03
>j-gardenさん
長野でも豪の字の付く商家、農家はあったようですが、江戸末明治初期の騒動で、上物はたいがい燃やされてしまったようです。
庭としては、須坂の田中本家が昔の姿をとどめているようにも思います。

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