蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

たかさご  神楽坂

2010-12-31 21:33:48 | 蕎麦
年の終わりは、やはり蕎麦と洒落込みましょう。


お馴染み、たかさごさんです。


飛び込みだったが、亀膳ならば予約なしでも問題なし。
たまたま入った大間のマグロから始まります。お酒は常きげん。お酒には蕎麦味噌が付きます。


たたき海苔。蕎麦屋の出汁で深い味が付いています。とろろ芋の切り方も繊細。


タタミイワシに銀杏。ここまでが突き出し3品。




そばがきは丸々蕎麦の味。何も付けないで食べだすと、そのまま止まらない。


西京漬けがちょこっと出てきて。


天麩羅も見事な揚げ切り。実に軽いころもで、油も上質。




蕎麦はオーソドックスで、気負いも無い。ただただ、美味しく気持ちよくいただいた。
お願いして、一切砂糖を使っていない汁を出していただいた。辛味大根がよく合った。

今年も、趣味に走ったささやかなブログにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
お出でいただき、厚く御礼申し上げます。
どうぞ、来年もよろしくお願い申し上げます。

妙高杉の原

2010-12-30 21:21:46 | 自然
午後から降雪の予報でしたが、なんとか夕方までもってくれました。


杉の原はゲレンデの規模が大きく、ワンピッチを長く取れるのですが初滑りの身にはちょっとこたえます。
リフトの右には妙高山。半分雲に隠れています。

天仙(2) 江戸川橋

2010-12-29 21:31:46 | 日本料理
このお店の天麩羅は旨みが凝縮して、無性に食べたくなることがある。


まずは江戸らしい、小ぶりな海老から。レモン塩でかりっと食べると、海老の甘みが凄い。尻尾までカリカリと食べられる。


イカの紫蘇巻きに、カボチャ登場。イカは塩で、カボチャは汁でいただいた。


シシトウにキスにアスパラ。キスの尻尾もカリカリ。どれも、レモン塩ピッタリである。


締めは小エビ入り掻揚げ。これは、半分塩で、半分は汁でご飯をいただいた。
毎回、感激新たなお店である。

中村屋  お江戸の田舎蕎麦

2010-12-28 22:02:14 | 蕎麦
都心に在りながら、実に立派な田舎です。


神楽坂の目立たない横丁を入った先の中村屋さん、こちらは大久保通り沿いにあった頃から田舎が一つの呼び物だった。


平打ちの色黒の蕎麦が、つやつやと光る。都会の蕎麦らしく口当たりは滑らか。本当の田舎蕎麦のようにゴツくざらざらなどしない。
それでも、もっちり噛みしめる蕎麦の味は、田舎らしさを十分に堪能できた。
残念ながら汁はせいろと共通なので、煮干し出汁の柔らかい味わいではない。田舎蕎麦を使って辛みおろし蕎麦を注文し、おろしにまぶすように田舎を食べたらいいかもしれない。


このお店、実に気負いがないところがよい。

東山慈照寺(銀閣寺) 修復直後

2010-12-27 21:57:57 | 京都の建物、庭園
晩秋の京都庭園紀行、特別編です。私の旅は光雲寺で終了したのですが、その日の昼近くには銀閣寺を訪ねました。


前回の訪問では、一階はまさしく工事中だったのだが綺麗に障子が入った姿である。
やはり、この観音殿は池、そして石組と切り離せない存在だと思う。








同じ位置から、細部をアップにした。
細部の微妙な濃淡や陰影が出てきたように思う。


この日も、たまたま東求堂は特別拝顔の日であった。


本堂と東求堂の間の坪庭。


東求堂の裏手の石。存在感は大きい。


本堂裏の渡り廊下から見る東求堂。屋根の反りが実に華やか。
東求堂や本堂内部の撮影は許されないが、廊下から外を向いたものは問題ないという。特別拝顔の最中もチャンスをずっと狙っていたが、時間的にも空間的にも限られる。

てんぷら 黒川  築地

2010-12-26 21:47:28 | 日本料理
師走の市場もなかなかの姿なのだが、わざわざ築地まで繰り出したのには、もうひとつ別の意図があった。


こちらのお店の味を試してみたかったのだ。この日は北風が強く、縮みあがるような寒さ。生憎、市場同様に非常に混み合っており、お店の前で何分か待つ羽目になった。なにしろ、大きなお店では無いのだ。しかし、回転は速い。


お店に入る前から渡されているお品書きにより、入るや否や上天丼にビールを注文。お漬物でビールをやりながら、天丼の登場を待つ。


ともかく天ぷらの揚がった感じが軽い。揚げもののしつこい感じがまるで無く、汁は少し甘めだが、実に爽快感がある。新しい油を使い高温で揚げているのだろう。海老も、キスも尻尾までカリカリと食べられる。
種は、海老、キス、ハマグリにインゲン。ハマグリの味はとても奥深い。


お味噌汁は白味噌仕立てで、海老の出汁がよく効いていた。

師走の市場  築地

2010-12-25 20:11:02 | お散歩
築地も場外ならば、素人がいろいろ買い物ができるので土曜日などは大分混み合うようだ。この日は一番の寒風が吹く中、市場の中は人でごった返していた。


場外市場には太めの通り(と言ってもせいぜいこの程度)と、細めの路地があるのだが、太めの通りは人で一杯でまともに歩けない状態だった。


漬物でも何でも、どんどん売れて行く。


市場の建物の中の路地に入れば、それ程は混雑していない。


誰が何のために使用しているのかも、よくわからない空間もある。


携帯一本で、それなりの商談をまとめている風だった。


通りを2本位隔てると、大分静かな環境になる。ということは、あの大賑わいは、実に限定された場所で起こっていることなのだ。

光雲寺  左京区

2010-12-24 21:31:21 | 京都の建物、庭園
霊芝山光雲寺は、少し場所は離れているが南禅寺の塔頭である。


背景に霊芝山を抱き、もともと名園であったようだが、昭和2年に小川治兵衛(第七代)が大々的に手を加えた現在の庭が有名である。背後の琵琶湖疎水を池に取り入れ、この池からの流れが白川へと注ぐ。




小川治兵衛の庭らしく、水の流れが大きなテーマになる。それは、ここから数百メートルしか離れていない、治平衛の最初の作、無隣庵と見事に共通する。ただし、この庭は彼の最後の作のようだ。


かろうじて、庭に紅葉が残っていた。


夕暮れの最後の光が紅葉を照らしだす。




この庭は昨年から今年にかけて大幅な修理が行われ、とてもよい状態にあった。お寺に置かれているパンフレットを読むと、その修理の苦労が偲ばれる。


私の駆け足の京都旅行も、この寺が最後となった。

高はし  信濃町

2010-12-23 23:08:12 | 蕎麦
信濃町の東部、それも新潟県との国境までごく近い所に比較的新しく開店されたお店のような。


天ぷらせいろを、注文したがその姿を一目見れば実に良質な蕎麦であることが分る。


天ぷらの、水抜き作業をきっちりとした天ぷらの姿が素晴らしい。こちらは、専用の塩が付いてくる。


蕎麦自体も本当に素晴らしいと感じた。それに、甘みを抑えた汁は、実に実にピッタリとくるもの。出汁が見事に効いている。


たまたま雪の日に訪れたのだが、ログハウスの造りの建物の蕎麦屋さんはとても居心地が良かった。

安楽寺 鹿ケ谷

2010-12-22 23:36:27 | 京都の建物、庭園
法然上人の弟子の安楽上人ゆかりの安楽寺が、法然院から数百メートルの距離にある。このエリアは、色濃い宗教色を感じさせる。


山門の紅葉は散り果ててはいなくて、なんとか姿を残してくれていた。


本堂前の石塔周辺の刈り込みが印象的である。




本堂側から眺めても、つくづく見事な刈り込みだと思う。




坪庭と呼ばれるが、それどころではない広さの中庭。その中にも、いくつもの見どころが設定されている気がする。


渡り廊下も優美な姿。




やはり、本堂前の庭を借景にした姿に奥行きを感じる。


山門を出ようとすれば、夕映えの紅葉が迎えてくれる。