圓福寺の由来は奈良時代まで遡るというが、国道17号線の裏手にひっそりとたたずむ、緑豊かなお寺である。
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境内には樹齢何百年という杉が立ち並び、その足元は緑の苔が素晴らしい。
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片隅には、キリシタン地蔵菩薩の姿もある。
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本堂裏手には、琵琶湖を模した池を中心とした苔庭が作られている。18世紀初頭に、京都より庭師を招いての作庭だそうだ。
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池はL字型に渡り廊下まで廻り込み、茶室からはまた別な眺めが展開する。
それにしても、苔庭に面した窓は全てきっちりと鍵がされていて、写真を撮ろうにもガラス越しでしか撮れない。
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程なくしてそうする理由が判明した。渡り廊下の壁が大型のハチの巣になっているのだ。
しょうがないですね。
お寺だから、
不要な殺生もできません。
いつか訪れたいですね。
こちらのお寺は、これこそがというスペシャルなポイントがある訳ではないのですが、全体として不思議に奥深い、越後らしい深さのある雰囲気を醸しています。
あまり期待しないで行って、思ったよりよい所だった、というパターンが最もハッピーなのでは、と思います。