蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

鳥半  神楽坂

2014-05-28 23:40:23 | 日本料理
夜は焼き鳥屋さんになるようだが、昼には親子丼も食べられる。


ビルの一階にあるお店だが、入り口はそれらしい雰囲気が漂う。


つき出しはポテトサラダ。良い味を出している。
これでビールを一杯やったら、それは幸せな気分になりそうだ。


親子丼の登場。なかなか充実した内容である。


鶏肉は備長炭で柔らかく仕上げられて、結構なボリューム感がある。


鳥のスープは、少しクセがある。


御馳走様でした。


宇木の千歳桜  山ノ内町

2014-05-26 19:33:17 | 自然
樹齢、推定850年と、この辺りの桜の中でも一番古いエドヒガンザクラ。


しかし、それだけの古木であっても花に勢いがあり、衰えを感じさせない。


幹の太さは大変なもの。これだけの樹になると、神の力を感じさせるのか、幹にしめ縄が巻かれている。


遠くに見える志賀高原のゲレンデにも、まだ少し雪が残っていた季節の事であった。

菊亭  千代田区

2014-05-23 23:12:47 | 日本料理
丸の内界隈に根を張った、名前も歴史もあるお店だが、今は気楽に入れる場所にある。


夕方6時前後に入店。中居さんにお席にしますか、それともカウンターにと聞かれた。どちらでも良いと答えたが、こちらの腹は決まっていた。
まずは、つき出しに冷酒で一杯。


お腹が空いていたので(天婦羅を食べるにはこれが肝心)、穴子から始めた。
箸でサクッと切った穴子の断面から、ふんわり蒸されたような香りが立ち上る。


続いてクマエビ。海老は味が濃いので、小振りなのがありがたい。
これは、塩を少しだけ効かせて食べるのが丁度良い。


三品目は実はズワイガニを狙っていたのだが、いかんせん時期が遅すぎた。
中居さんと相談の上、きすとした。


締めはかき揚げを使った天茶。
天婦羅の味が十分に効いているので、出汁を合わせるとぶつかってしまう。その計算が見事。
会計の時に天茶を入れたコースもありますよと、ご案内いただいた記憶もあるが、私としては天婦羅はこの三品が丁度良い。


御馳走様でした。


隆谷寺のしだれ桜  山ノ内町

2014-05-21 21:11:12 | 古民家、庭園
信州中野方面から国道403号線の急坂を登り、長野電鉄の夜間瀬駅を越して直に左に折れる。
その道筋が県道434号線で、宇木の古代桜と呼ばれる桜街道になる。


隆谷寺には樹齢400年のしだれ桜がある。
大変な樹齢を誇る桜であるが、不思議にも境内には人は全く見られない。




しだれ桜は少しだけ盛りを過ぎ、わずかに葉桜となりかけていたが、周りののどかな風景が実に貴重な雰囲気を醸し出していた。




本堂や、境内の小さなお堂を背景にすると、桜の花は俄然冴えた姿に見えてくる。


この寺は古代桜一本を鑑賞すれば、それで事足りるというものでもないだろう。
まわりの、本当にのどかな世界が実に静かで、緩やかな時間が流れている事が、よくわかる場所であろう。


手打ちそば処 峯本  高山村長野県

2014-05-20 21:32:36 | 蕎麦
麓からの急な上り坂を登りきったところに、山田温泉の温泉街がある。


バス乗り場の前が駅前広場のようになっていて、比較的安く温泉に浸かれる大湯の建物もそこに面している。


操業180年の老舗「峯本」さんはバス乗り場の正面にある。


こちらの蕎麦は地元高山村産のそば粉を7割で配合する。
蕎麦の特徴は、柔らかさ。蕎麦の姿はモダンな細打ちだが、この柔らかな蕎麦の口触りはその昔の加水率の高い、太打ちの田舎蕎麦の伝統を伝えるものではないだろう。


御馳走様でした。

坪井のしだれ桜  高山村 長野県

2014-05-19 19:25:05 | 自然
高山村は山田温泉へと続く西斜面に開けており、なだらかな坂が土地のほとんどを締めている。


坪井の桜の手前には、見事な菜の花畑がある。
近くの里山が、よい借景となる。


しだれ桜は、畑の脇の一画にあり、ぞろぞろ花見客が畑の中の小道を歩いていく。
駐車場の案内など、すべて地元のボランティアが頑張っていて、鑑賞料など全く請求されない。それどころか、臨時に整備された駐車場も無料である。


坪井のしだれ桜。樹齢は600年と推定される。
この日は、見事な花を付けていた。

菊寿し  牟礼

2014-05-14 08:37:09 | 寿司
菊寿しさんは、山の中といってもいい牟礼の駅前にあるが、今日の流通を上手に利用していて、ネタの質はなかなか良好である。


このお店、雑誌の「dancyu」によく取り上げられた。


特選寿司。1900円とお値打ち。


画面上のマグロも、下の金目鯛も、いずれもおっと思う味を出していた。


南蛮エビの鮮度も良好。


御馳走様でした。

観音寺  中野市田上

2014-05-12 19:28:00 | 古民家、庭園
谷厳寺の桜も見事だったが、人出が多すぎた。観音寺は、知る人ぞ知るという感じで、野中にある満開の桜を訪れる人も無いようだった。


道ばたに細い参道のような小道を見つけた。参道は高社山に向けて上ってゆく。




参道を上っていくと、山門の前に今を盛りの桜の樹が立ち並んでいた。




山門に近づくと、山門の先は桜のトンネルになっている事が見て取れた。




桜のトンネルをくぐる。この世のものと思われない、見事な姿。
しかも、全く人気がない。


石段を登りきったところに、本道があった。この本道の前で、月夜に桜を見たらさぞ素晴らしい光景になるだろう。


山門を本堂の側から見れば、背景に飯山のなだらかな丘や街並が見られる。


大井平 そば工房  新潟県津南市

2014-05-11 23:10:13 | 蕎麦
国道117号線を南方向に、脇道に入ると隠れ里のような大井の集落に至る。


桜の咲く穏やかな畑から、松之山方面の雪をかぶった山並みを望む。




こちらのお店の品書きには、蕎麦と天婦羅と飲み物しかない。
しかし、蕎麦の脇には本物の沢庵、竹の子の煮物が付いてくる。
その味の深い事。期待は高まる。


地物の野菜の味は濃い。また、山菜天婦羅にはぴったりな季節であった。




蕎麦はいかにもの、平打ちをボッチにしたもの。
腰は柔らかいが、香り、味は濃い。
それをドップリと汁につけるところに、田舎の蕎麦の神髄がある。

谷厳寺  信州中野

2014-05-08 21:28:00 | 古民家、庭園
境内には千本を超える桜が咲きそろう、北信でも名の知られた寺である。


この日はまさに花の盛りであり、驚く程の人が集まっていた。
お寺の駐車スペースは、かなり広く取られているのだがこの日のピークの人出には若干不足気味となった。


北信の樹齢数百年の一本桜も素晴らしいが、曹洞宗のお寺の歴史ある石組みを背景にすると、花の姿が更に映えるような印象がある。




この日は、見事なまでの満開を見る事ができ、お寺全体が極楽浄土のように感じられた。




庫裡の奥の庭園も、普段ならば池や石に目がいくところを、この日ばかりは桜の姿を追う事となった。


山門の奥、ちょうど幹は見えない位置にあるのが揺厳枝垂桜。樹齢500年と言われる。