蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

高風居  国際基督教大学内 泰山荘

2009-10-31 22:51:55 | 古民家、庭園
高風居には、松浦田武四郎が作った「一畳敷」(もともとは神田に建てられた)も組み込まれているが、全体の形は徳川頼倫が定めたようである。


若くして英国に留学した徳川頼倫は、英国留学以降、史跡保存に熱心で南葵文庫の建設なども行ったという。




茶庭は、やや異例に茶室前から枯山水の後ろは、どんどん急傾斜に下がってしまう。おそらく、茶室が造られた時代には、この林はよく整備されて、その先の見通しが借景として使われたのだろう。


こちらが、北海道の草分けとして有名な松浦田武四郎が作った一畳敷。作られたのは明治19年、徳川頼倫が注目する20年も前のことだ。日本中の有名な木材を集めている。写真に見える板敷の先に畳一畳があり、それだけで構成されるが本物だけを集めた贅沢な一畳なのだ。




高風居を含む泰山荘は、その後日産財閥の手に渡り、さらに中島飛行機の中島知久平の手に渡る。取ってつけたような細長い廊下が付け足されたのも、その頃のことであったのではないだろうか。




もともとの玄関から庭を見渡すと、とても落ち着きが良いように感じられる。おそらく、茶室自体はこの範囲までで想定されていたのだろう。


急傾斜の小道を登ると、せいせいとした高台に書院がある。

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近所の中華屋さん

2009-10-30 23:09:51 | 中華料理
東京だけの現象なのだろうか。最近、町場のごくありふれた中華料理屋さんでも、スタッフ全員中国人と思われるお店が増えている感じがする。昔は本場コックによる本格中華を売りにして結構な御値段のするお店もあったのだが。
こういうお店では、こちらが一品だけ注文した場合でも、おそらく「お次は四川麺。一人前。四川麺だから麻羅利かせてね。」「さっきの二人前とは別口だね。」「そうそう、新規です。」くらいのやり取りが、端正な中国語で行われている感じだ。味のレベルは、お店によって非常に違うのだが、やり取りの雰囲気はどのお店でも似たように感じられる(こちらが会話の内容を理解できないからなのだろう)。


雨風の厳しい日に、そういうお店に入った。メニューを見れば、坦々麺とは別に四川麺がある。これは辛いもの好きとしては見逃せないので、注文した。
出てきた麺の具には、丁寧な細工がなされ、片栗粉でトロミを付けたスープである。どうやら、このお店の基本は広東料理ではないかと推察した。基本の広東麺に辛みを足せば四川麺という安直な発想に思える。
しかし、スープ自体は悪くなかったので、次回は広東麺を注文して検証してみたい。
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高田の雁木

2009-10-28 21:04:29 | 古民家、庭園
最近ではたいして雪も降らなくなったが、昭和の半ばくらいまでは豪雪が来ることもあり、高田の町には雁木がめぐらされている。


ちょっと横町に入れば、実にゆっくりしたペースの町が生活の場として生きている感じだ。雁木も、雪おろしのために屋根までかけられている梯子も、未だに現役という感じだ。




この辺りが、高田でもっとも古い雁木が残されているそうだ。
雁木自体も見ていて飽きないが、画一的ではない敷石の足触りも、味わい深い。
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ミネストローネ アラ ミラネーゼ

2009-10-27 21:13:45 | 男の料理
イタリアの野菜スープ、ミネストローネは通常は野菜だけを炒めて、煮込んでいく。そうすると、肉が入っていないので日持ちがするのだが、ミラノ風となるとベーコンから出た脂で野菜を炒めるのだ。


野菜も豆もたっぷり入れるのだが、短時間でスープの味が決まるのは、ベーコンの力が大きいのかも知れない。


アルデンテに茹でたお米と、たっぷりのパルミジアーノ チーズをかけて、熱いうちにどうぞ。
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マッシュルーム・ベーコン

2009-10-26 21:32:57 | おつまみ
自分で作ったベーコン(今回は漬け込みから、全部やりました)が豊富にあるので、いろいろなものと合わせてみたくなります。


ベーコンは、マッシュルームの大きさに合わせて、小さめの薄切りにします。


マッシュルームは半分に切って、塩と香辛料をまぶします。


まず、ベーコンを炒め、出てきた薫り高い油でマッシュルームを炒めます。
前菜としては、ちょっと硬派かな・・
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サイノ  テイクアウト・カレー

2009-10-24 18:19:24 | エスニック料理
大久保通り沿い、牛込北町近くのカレー屋さんは、なかなか繁盛しています。


今日はキーマカレー(スペシャル・ホット)に、カブとチキンのカレー(ホット)にナンです。写真にはありませんが、ナンは一人1枚(つまり二人分だから2枚ですね)つきます。


スペシャル・ホットは流石に凄い辛さ。最初は甘く感じるのですが、その後が爆発です。




こちらはカブの香りが結構して、珍しかった。どれでもちゃんとインド式カレーです。
これで一人分550円はお得だと思います。

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喜多家  石川県宝達志水町

2009-10-23 20:59:57 | 古民家、庭園
喜多家は江戸後期には大地主となり、加賀藩独特の制度の十村役を三代にわたって務めた。


能登半島を三分の一位北上し、また戻ってきたので、喜多家に到着した時には日は西に傾きかけていた。




母屋は陣屋の機能も兼ねていたそうだが、あまり目立たないように地味に作られている。ただ、入口は、身分に応じて4か所もある。
随分、ややこしい時代だったのだろう。




御座の間の奥には庭があるが、今ではこれぞという程のものは残されていない。


母屋の手前の表門は茅葺で、それらしい姿を残している。
 
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天竹  築地

2009-10-22 21:38:10 | 日本料理
築地の地の利を最大限生かした庶民派のお店で、広く親しまれている。


勝鬨橋のたもとに店を構えて、60年以上になるという。その前は門前仲町というから、江戸っ子のお店だ。


こいう華やいだお店では、昼からビールでも目立たない。突き出しの小鉢が非常に出汁がが効いていて、印象深い。


天丼も良い材料を惜しげなく使っている。左手の白身魚(めごちかな?)の下には、烏賊のかき揚げが隠れている。
海老の歯ごたえも、素晴らしい。こういう気張らないお店は、居心地がいい。


築地の市場は大変なにぎわいだが、一本外れるとこういう路地があり、これはこれで探索したくなる。
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荒磯に面したお店  静岡県

2009-10-21 20:42:49 | 日本料理
伊豆半島の東側の、南北でいえば真ん中あたり。リアス式海岸の一画にあるお店です。




背後にゴツゴツとした岩を背負いながら、直ぐ目の前が太平洋です。


伊勢エビに、ヒラメに、アワビ。こちらの定食は最高に贅沢です。
魚は固すぎる場合に、仕入れてから寝かす技法がありますが、こちらは本当に採れたてなので寝かす必要もありません。とんでもなく、新鮮です。


確かに上魚も良いのですが、この辺りでは当たり前のイカの鮮度にも驚きました。
まったく固い所がなく、味わいはまろやか。ちょっとでも鮮度が落ちると感じるくさみなどミジンもなし。


サザエもお造りになってしまいます。




甘だいの煮物に、焼き魚。
これまた(おそらく)、他では食べられない鮮度です。
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平家  石川県志賀町

2009-10-19 23:01:52 | 古民家、庭園
平家はそもそもは平家の出だというのだが、屋敷の規模はとても落人どころのものではない。


画面左手の垣(ずっと奥まで続く)の中が全て平家の地所なのだ。6000坪ほどあるという。


門もなかなかだし、その後ろの玄関前にある松にも、長年の手入れが感じられる。


書院の間。江戸以来、ほとんど姿が変わらないという。御簾が涼しげに吊るされ、京都の町に居るような錯覚にとらわれる。欄間の雲形模様も非常に珍しいもののようだ。




枯山水に数歩近づく。柱、縁側の材、手水鉢どれもなかなかのもの。本当に目を楽しませてくれる。


枯山水でありながら、緑豊か。清水が滴るような満ち足りた姿。


山水から落ちる澄んだ流れを受ける池には、庭と同化したしたような、それでいて非常に存在感のある石橋が渡る。


庭の奥には、六角形の石幢が、隠れるようにして立つ。これは室町時代の作と言われる。


奥座敷の脇には、茶室がある。この茶室が面する側にも立派な庭があるのだが、光の加減が難しく、写真は撮れなかった。

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